憂鬱でなければ、仕事じゃない/見城 徹

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カンブリア宮殿で書籍『憂鬱でなければ仕事じゃない』の著者である
「幻冬社」の見城社長と「サイバーエージェント」の藤田晋社長の
対談を見ました。

藤田晋社長は、25歳の青年をスマートフォン事業の子会社の
社長に抜擢するという【極端】な人事を行いました。

■豊かさを創る質問■
・あなたの、ビジネスは最高ですか?
それとも最速ですか?
・あなたは、経営者を育てるために
実際に経営をさせていますか?
・あなたは、ナイスガイもしくは、ナイスレディーですか? 
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<卓越のレシピ>
「最高か最速」
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◆大学を卒業したばかりの25歳の青年を子会社の社長に抜擢する
【極端】な人事について、藤田晋社長はいいます。
『自分自身も24歳で会社を起こして。26歳で上場しました。
自分にできるなら、他の人にもできると思います。』
『経営者を育てることは会社にとって大きな財産となる。
経営者を育てるには、実際に経営をさせることです!』
『彼に任せたのは、スマートフォンの事業です。
まだ、誰も未来がわからない分野で、スピーディーに
情熱をもってやらなければならないことです。
どこの会社でも誰もやっていない事業なら若い柔軟な人
がやったほうがいい。』

◆藤田晋社長ご自身は、このように合理的な判断をし続けて
いるのですが、周りから見るとその判断が結果として『極端』に
見えていると言う事なのです。
藤田晋社長はいいます。
「これは決して英断ではないです。」
「日本の企業社会のなかで、経営者は一定の年齢にいかないと
いけないという常識がある。
常識の逆を行けば、チャンスがある!というのは
逆説的には正しいと思う。」
「タブーなんて世の中には無いんだ!」と肝に銘じて
判断をすることです。
ベストではないかもしれないがよりベターなことを考えた結果が
『極端』になっただけなのです。
つまり考え抜いてやっていることが、結果的に『極端』に
見えているだけです。
ただ『極端』を目指して判断しているのではない!
という事は理解しておかないといけない!

◆藤田晋社長が勝利を掴むために意識していることは
「最高か最速」です。
これが藤田社長の判断の要。
変化が激しいネットビジネスの世界で
世の中に出すには「最高の品質」か「最速」のモノでなければ
存在意義はない。
1.検索エンジンだったらグーグルを超えないと意味がない
2.誰もやってないことであれば、最速でだして、改良改善
していけばいい。
『中途半端』なものは意味がない!
2番手、3番手戦略などと言うモノは淘汰されてしまう。
ネット業界は特に動きが早いのでこの判断は必須だ。

村上龍さんがゲストの二人に
「どうやってサバイバルを生き抜いてきたのか?」
と言う質問を投げかけました。
見城社長はいいます。
「5年先は、真っ暗闇だ!と常に思っている。
出版業では、5年後は赤字だと思っている。
だから暗闇のなかで、針の穴に糸をとおすということですね。
「最悪をイメージ」して、それと同時に「最高をイメージ」して
「最高のイメージ、その為には何をすべきなのか?」
と言う事を問い続けている。」

◆藤田社長は言います。
「サイバーエージェント」は、上場企業として
立て付けを設計してきたので
『中長期的なビジョンもしっかりやって』
『短期的にも収益を上げて』
『自分がいなくてもやっていかなければならない』
「幻冬社」とは比べられないと思います。
「サイバーエージェント」は、止まっているとどんどん後退していく
ようなIT業界なので『中長期的なビジョン』目標もありますし、
足下でも利益をだしていかなければいけない。」
『短期的にも長期的にも、また自分が仮にいなくなった
としても利益は出せるシステムを設立以前から考えて作りあげて来た。
だからサバイバルを切り抜けたと言う感覚はない
『サバイバルを生き抜く秘訣なんてない!』ということです。
見城社長はいいます。
「秘訣やコツなんて! そんな小手先なことではないです。
そんな小手先のことでやっていけるような
ことではなく日々の圧倒的な努力こそ大切なのです。」

◆村上龍さんのまとめ
『見城徹は、35年来の親友であり、同志でもある。
お互いの表と裏を知り尽くしているので収録はやりづらいだろう
と心配したが杞憂だった。
同時に、公正かつ挑戦的な会社経営というのは
人間を成長させるのだと実感した。
見城徹は幾多の無謀とも思える挑戦によってサバイバルを果たし
藤田晋さんの様な、若い優れた経営者の知遇と信頼を得ている。
二人は歳も違うし、経営戦略も微妙に違う。
だが、共通点は多い。
最大の共通点は二人とも『ナイスガイ』だということだ。
■お薦めの書籍 『憂鬱でなければ仕事じゃない』はこちら!
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<魔法のレシピ>
■ サバイバルに秘訣やコツはない!
■ 経営者を育てるには、実際に経営させること
 
■ 公正かつ挑戦的な会社経営というのは人間を成長させる
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<さくらのB級グルメ>★★★★

吉野屋の『新味 牛鍋丼」280円と追っかけ小鉢の
「ネギ卵」90円をいただきました。
吉野家の牛鍋丼は、すき焼きに似ていますがそこに
ネギ卵の黄身をいれていただきます。
大量のネギと卵の黄身を加えただけなのに
牛鍋丼の味が、すき焼き丼にグレードUPして、
とても美味しくなります。✾“ヽ(。◠‿◠。)ノ”✾

幸せなひとときです。
吉野家の牛丼の起源ともいえる「牛鍋丼」、
当時の牛鍋には、お豆腐やシラタキなど
さまざまな具材が入っていたのですね。
嬉しい工夫をありがとうございます。

※吉野屋はこちら

http://www.yoshinoya.com/
有難うございます。