慈善
Aカーネギーの自伝『富の福音』を読みました。
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<魔法のレシピ>
慈善は責任を伴う行為である
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◆マイクロソフト社の創業者で会長であるビル・ゲイツ氏は、「Aカーネギー」を研究しており、書籍『富の福音』も読んでいるという記事が雑誌プレジデントに紹介されたことがありました。

◆ビル・ゲイツ氏が最も尊敬している、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーは今から約100年前に、築いた富の大部分を、カーネギーホールや、カーネギーメロン大学、2811ヶ所以上の図書館の寄付にあてていたのです。

◆Aカーネギーの自伝『富の福音』を読むと、なぜ、ビル・ゲイツ氏が「ビルアンドメリンダ・ゲイツ財団」を設立してエイズやマラリアなどの難病撲滅や教育に、約11兆円もの寄付を決めたのか?

◆そして2006年06月、著名な投資家であるウォーレン・バフェット氏が374億ドルの資産のうち、85%にあたる約3兆円(310億ドル)を「ビルアンドメリンダ・ゲイツ財団」に寄付をおこなうと発表したのか?がわかるような氣がしました。

◆世界一の富豪ランキングの常連であるビル・ゲイツ氏やウォーレン・バフェット氏のこれらの行為は、100年前のAカーネギーの考え方と行動を受け継いでいるのですね。

◆またビル・ゲイツ夫妻は、2006年12月1日に夫妻の死後50年以内に「ビルアンドメリンダ・ゲイツ財団」の資産を使い切って活動を終えると発表しまた。
この財団の存続期間を限定したその理由をビル・ゲイツ氏は、「我々が取り組んでいる問題を、今世紀中にめざましく進展させるため」と説明しています。

■Aカーネギーの足跡■
・1835年、スコットランドに生まれる。
・1848年に移民として、一家でアメリカに渡るが、父親が事業に失敗。
・13歳のときからペンシルベニア州にある木綿工場で、週給1ドル20セントの糸巻き少年として働きはじめる。
・将来を見通し、戦後、鉄橋をつくる会社を創設。この事業は大いに成功。
・1899年にはアメリカの鉄鋼生産の約25%を支配する。
・1901年に66歳で引退。

■Aカーネギーの慈善事業■
『金持ちのまま死ぬのは恥である』という言葉を残し、さまざまな分野で巨額の寄付を行う。
カーネギー・メロン大学、カーネギー・ホール。世界に2811箇所の図書館も作る。
・Aカーネギーは1919年、83年間に及ぶ生涯に幕を閉じた。
「遺族には庶民並の遺産しか残さなかった。」
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<魔法のレシピ>
■富豪が助けるべき人たちは、熱心に自分自身を助ける努力をしている人である
■裕福な人はその富を浪費するよりも、社会がより豊かになる為に使うべきだ
■富をもって死ぬのは、真に不名誉である
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