財政再建

元金融庁長官の五味廣文さんは、日本の財政再建は、どのようにお考えなのでしょうか?
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<魔法のレシピ>
『今日より明日をよくするために、我慢しなければならないこともある』ことを理解しよう
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◆日本ではリーマンショック以降に、実体経済の痛み方が激しいのが問題です。ですから・・・
・「短期で足元を廻すもの」と
・「長期で成長していくために、今しなければいけないこと」
を、きちんとすることです。

◆大切なのは・・・
『今日より、明日をよくするために、我慢しなければならないこともある。』ということを、正直に国民に訴えて、やっていくことです。

◆5年先、10年先に日本が成長していくために、やりたくないけれど
・『今、やらなくてはいけないこと』
・『準備ができたら、やらなければいけないこと』
これらをキチット仕分けすることです。
目先の選挙の人氣取りに走るのではなく、人氣のない政策でも、こういうことをしっかりやると、銀行もお金を貸しやすくなるのです。

◆具体的にいうと、日本国が『今しなければいけないことは?』
■①「財政再建」です。
消費税を引き上げて、「割り勘経済」にしなければいけない。
「貧しいひとからも税金をいただいて、税金でいただいたものはキチンと返すということです。」
そうしないと『ギリシアのようになってしまいます。』
■②次に、今は需要が足りないので「規制緩和」です。
医療や介護・農業や福祉などは既得権益ができていますが、ここの規制緩和をすることです。
そこで潜在需要を顕在化させることです。
■③さらに「法人税の引き下げ」をして、企業が日本から出て行かないようにしないといけない。
これは財政再建とは反するようでも、長い目でみると競争力がついて体力がついてきます。
さらに外国の企業が日本に進出してくれば雇用も生み出します。
■④そして「科学分野などの日本の得意分野を伸ばしていく」必要があります。
必ずしも、選挙民にとって都合の良いお話しではないですが、目先の選挙で、人気取りのような政策ではなく、5年後、10年後の成長を考えることですね。

◆また『貯金するばかりが能ではないですが、貯金も大切です。』
ただしお金を使わないと経済は廻りません。
ですから、お金を使いたくなるような政策になっていくといいですね。
すると雇用も生まれ、お金も廻りだしますから。

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<魔法のレシピ>
■「短期で足元を廻すもの」と「長期で成長していくために今しなければいけないこと」をキチンとしよう
■5年先、10年先に日本が成長していくために
・『今、やらなくてはいけないこと』
・『準備ができたら、やらなければいけないこと』
これらをキチット仕分けしよう
■具体的に日本国が『今、しなければいけないことは・・・』
・消費税の引き上げなどによる「財政再建」
・医療や介護・農業や福祉などの「規制緩和」
・「法人税の引き下げ」で企業の競争力をつける
・「科学分野などの日本の得意分野を伸ばしていくこと」
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