人生はゲーム
『人生は楽しいゲーム』ということで
『ゲームの達人(復讐編)』を、ビデオで観ました。

「世の中には、財力があって、しかも頭がいい賢い人達がたくさんいます。そういう優秀な人たちを束ねて生きていく達人こそが本当に豊かになる人なのです。それが『ゲームの達人』なのです。」

■映画『ゲームの達人』は
クルーガー&ブレーン社のオーナー兼CEOであるケイト・ブラックウエルの盛大な誕生日の回想から始まります。
ケイト・ブラックウエルは、世界最大の事業を築き、その壮大な事業を一族に引き継ぐことを生きる目的にしています。
そして、その希望を曾孫に託します・・・

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<魔法のレシピ>
人生は楽しいゲーム!!
「ゲームの達人になろう」
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◆1883年、イギリスの片田舎での貧乏暮らしに嫌気がさしていたジェミー・マクレガーは、ひそかに貯めたお金を手にアフリカはケープタウン、クリップドリフトへ、ダイヤモンド鉱山を夢見て旅立った。
しかし、土地の有力者、サラマン・バンダミヤの口車に載せられ、ジェミーは鉱脈を掘り当てるも、ダイヤモンドはすべては彼の権利になってしまいます。

◆その後、ジェミーは暴行を受け、殺されかけて砂漠に放り出され、死の淵をさまよいます。
ところが、サラマン・バンダミヤに恨みを持つ、黒人青年バンダに助けられ、二人は意気投合してサラマン・バンダミヤの所有するナミブのダイヤモンド畑から、ダイヤモンドを盗み出し逃亡することに成功します。

◆数年後、ダイヤモンドを元手に、事業を拡大してきたジェミーは、サラマン・バンダミヤへの復讐を果たすため、再びクリップドリフトへ向かいます。
そしてサラマンの所有する事業のすべて買い占めてゆき、サラマンを破綻に追い込むことに成功します。
さらにサラマンの娘マーガレットに子供を孕ませることで復讐を遂げたジェミー。

◆この後、サラマンの娘のマーガレットには見向きもしなかったジェミーですが、マーガレットの機知により、息子ジェミーを見てしまったジェミーは、息子に執心してしまい、マーガレットと結婚することにまります。
二人の結婚生活は、お寒いものでしたが大喧嘩の後の情事で娘ケイトを授かります・・・

◆この後、ナミブの鉱山で発生した黒人たちの暴動に巻き込まれ、息子のジェミーが殺されてしまいます。
そして、そのことで父のジェミーは脳溢血の病に冒され、息を引き取ります。

◆初代ジェーミー・マクレガーは、自分が騙された「憎しみ」からサラマン・バンダミヤを破滅させ、その娘のマギーを辱め、復習を実現してクルーガー&ブレーン社を大きく発展させていきますが・・・
「憎しみを動機にして」会社を大きく成長させた初代ジェーミー・マクレガーは、非業の死を遂げます。
昔から「人を呪わば、穴二つ」といいますが・・・
まさに、そのとおりのストーリー展開になっているのです。

◆人生に・・・
「もしもあの時、ああしていれば!」とか
「~していたら」
と考えても過去の出来ごとは変わらない。
つまり「覆水盆に返らず」ということを承知の上で、この映画の、他人の失敗から学ぶとしたら・・・
もしもジェーミー・マクレガーが大親友の黒人のバンダから、
「白人の現場監督の黒人に対する体罰や労働条件を改善しないと大きな暴動が起きる可能性がある」
と指摘されたときに、もしもジェーミー・マクレガーが、リーダーとして強欲な部下のジママンを即刻、整理していたら・・・
きっとこの後、違う展開になったように思われます。

◆また、初代ジェーミー・マクレガーは、事業でどんなに成功しても、ちっとも「幸せそうにも、楽しそう」にも見えないという「事実」があります。
大きな『富』を手に入れて、単に成功することだけでなく
毎日、本当に幸せを感じ、健康で、豊かに生きることが大切なのでしょうね。

◆この『ゲームの達人(復習編)』のストーリーを観ていると・・・
「成功に対する野望」だけでなく「復讐心」など登場人物の心の中にあった
「思考が、のちの人生で現実化していく」という
不思議な因果関係を感じずにはいられません。
例えば、人を騙し続けるサラマン・バンダミヤの教会での祈りは・・・
「私たちを破滅させ、食いつくす悪魔からお守りください。」でした。

◆ところが、最後にはそのサラマン・バンダミヤの「お祈り」どおりのイメージが現実となり、サラマン・バンダミヤの最後は、自分の財産を全て奪われ、娘は辱めを受け、自分を裏切ったバーテンをライフルで撃ち殺し、自殺するという非業の死を遂げます。

◆つまりサラマン・バンダミヤが、食事の前にいつも口にしている「お祈り」のとおりの「思考が現実化していく」のです。
サラマン・バンダミヤが習慣にしている
「私たちを破滅させ、食いつくす悪魔からお守りください。」というお祈りが・・・

◆ジョゼフ・マーフィー博士の潜在意識の理論にあるとおり
・「潜在意識には、主語が関係ない。」
・「あなたの人生はあなたが心に思い描いたとおりになる」
ということを考えると、映画とはいえ、とても興味深いお話しですね。
なぜなら現実でも、充分に起こりえるかもしれないことですから・・・

◆そして、この後、初代ジェーミー・マクレガーがある意味、家族よりも大切にしていた事業を継承する『ゲームの達人』が
初代ジェーミー・マクレガーとマーガレットの間に「ケイト・マクレガー」として生まれてくるのです。
映画『ゲームの達人』は、事業家や、将来、事業家を目指す方には、是非、ご覧になることをお奨めします。
有難うございます。
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<魔法のレシピ>
■マイナスの感情からは、マイナスの現実しか生まれない
■ピグマリオン効果を学ぼう
「あなたがいつも口にしている言葉が現実化する」
■汝の良心の声を聞きそれに従おう
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