こんにちは!Zoom集客®の学校の久家邦彦(くげくにひこ)です。

私の大好きな経営者1人に、アンドリュー・カーネギーという、100年前の鉄鋼王がいます。

アンドリュー・カーネギーは、スコットランドからアメリカへ移民した子供でした。

どうやって、移民の子どもが「世界一の鉄鋼王」と言われる、大富豪になったのでしょうか?

今日は、「世界一の鉄鋼王」アンドリュー・カーネギーが成功した秘訣について、お話します。

技術革新を敵にして勝っている人は1人もいない

どうして、カーネギー一家は、スコットランドからアメリカのピッツバーグに移住してきたのでしょうか?

それは、父親はスコットランドで手織り物職人をしていましたが、失業したからです。

1800年代の後半、産業革命の進展により、手織物は時代に取り残されてしまいます。

蒸気機関という、技術革新がおきたのです。

手作業でやってた仕事の時間が、100分の1とか、すごい短時間でできるようになったのです。

この蒸気機関という技術革新を工場に取り入れなかった人たちの運命は、どうなったでしょうか?

仕事がなくなって、路頭に迷ってしまったのです。

賢い人は歴史を学ぶ、愚かな人は自分の経験だけ学ぶといわれます。

歴史を見たら、技術革新を敵にして、勝っている人は1人もいないのです。

家から絶対「貧乏を追い出すんだ」と決める!

まだ学校行ってなかったカーネギー少年は、職を失って帰ってきた父の後ろ姿を通して、決めたのです。

「大好きなお父さん、お母さんを、こんなつらい思いをさせる貧乏を、絶対許さない。貧乏を家から絶対追い出すんだ」

決めることは、大切なことです。

なぜなら、決めないと、変わらないからです。

もし、あなたがお金持ちになりたいのならば、「絶対、金持ちになる」と決めることです。

決めたら、イメージを広げます。

意志の力は弱いものです。

ですから、イメージを活用するのです。

こうなるんだと、毎日イメージで、思考を広げてほしいです。

イメージの力が、あなたを動かし始めます。

学校に行けずに電信配達からスタート

アメリカに移住したアンドリュー・カーネギーは、お金がないので学校に行くことができませんでした。

アンドリューカーネギーは、電信配達の仕事からスタートしました。

まず、最初に、アンドリュー・カーネギーは、自分が住んでいる町の地図を作りました。

どこに、誰が住んでるかを記した地図を、自分で作ったのです。

どの順番で回ったら一番早く配達できるかを、自分で作成した地図で確認します。

1,2,3・・・・と、順番を決めてから電信を配達しました。

ですから、15人から20人のいる電信配達員の中で、アンドリュー・カーネギーが、一番配るのが速かったそうです。

3倍速かったそうです。

3倍速かったらどうなるかというと、、、

電子配達の所長から、「リーダーになって、速く配達する方法をみんなに教えて欲しい」と、言われたのです。

上手くいった方法をみんなに教えるようになったアンドリュー・カーネギーは、15~17歳ぐらいになる時には、もう大人と同じぐらいの収入を得られることができました。

今の30万円ぐらいだったそうです。

30万円ぐらい得られるようになったら、どういうことが起こったのでしょうか?

周りの人から、嫉妬されるのです。

先輩から、僻まれるのです。

人の3倍速く配れ、自分よりも年下なのに出世し、お金をいっぱい貰っているからです。

電信を訳せる人が5人いたのですが、その人たちが意地悪して、アンドリュー・カーネギーには、訳した電信を渡さなくなりました。

要するにいじめですね。

他人に邪魔されたら、さらに成長する機会である!

先輩が電信を訳してくれなかったので、困ったアンドリュー・カーネギーは、自腹で電信の学校に学びに行くのです。

アンドリュー・カーネギーは、電信を自分で訳せるようになる勉強を始めたのですね。

自分で電信を訳せるようになったアンドリュー・カーネギーは、自分で訳した電信を配るようになりました。

そうです。

あなたが人に邪魔されたら、それは、さらに成長する機会なのです。

より質の高いサービスを、より大量に、より積極的に、より愛情を持って、優しさを持って、明るく光り、上機嫌で提供するチャンスなのです。

電信を訳して配り始めたアンドリュー・カーネギーを、電信配達の所長だけでなく、当時の大会社ペンシルベニア鉄道のスコット局長も見ていました。

プラスαの仕事を、より質の高いサービスを、大量に無理なく無駄なく提供してることを、人は絶対見ています。

自分の会社の社長が見てなくても、安心してください。

となりの社長が見ていますから!

スコット局長は、「君、すごいね。鉄道会社に入らないか?今の給料の1.5倍から2倍出すから」と、アンドリュー・カーネギーをスカウトしたのです。

アンドリュー・カーネギーは、考えました。

自分は大人と同じだけ稼いでるから、鉄道会社に無理して行かなくてもいい。

安定もある。

でも、このまま電信会社にずっといたら、自分の成長は止まる。

アンドリュー・カーネギーは、成長したいと思い、鉄道会社へ転職したのです。

次なる成長のために鉄道会社へ転職

ペンシルバニア鉄道に入社したアンドリュー・カーネギーは、スコット局長の補佐みたいな仕事をしていました。

もちろん、一番の下ヒラ社員からスタートです。

ある時、ペンシルベニア鉄道で、大事故が起こって列車が止まってしまったのです。

指示してその事故を収めることができるのは、電車を動かす権限があるスコット局長だけだったのですが、留守でした。

事故が起こってそのまま放っておくと、2重の追突事故が起こる可能性がありました。

アンドリュー・カーネギーは、局長がどうやって列車を動かしているかを、側で見て知っていました。

そこで、事故が起こらないように、アンドリューカーネギーは、一存で局長の代わりに指示を出して、列車を動かしました。

そして、その事故を無事に収めたのです。

まともな経営者だったら「あいつ凄いな」と思うのです。

当たり前なのです。

なぜなら、これがプラスαの大原則なのです。

より質の高いサービスを、大量に積極的に、やっているからです。

しかし、カーネギーは真面目ですから、次の日、辞表を出しました。

ペンシルバニア鉄道にスコット局長に、「権限がない仕事をしました。スコット局長がいない間に、勝手に列車を動かして、申し訳ございません。退職させてもらいます。」と、伝えました。

しかし、スコット局長はこの退職の申し出を、受け取りませんでした。

それどころか!

アンドリュー・カーネギーを、ペンシルベニア鉄道の管区地域の最年少の責任者にしました。

なぜ、スコット局長は、退職ではなく、アンドリューカーネギーを、昇進させたのでしょうか?

今日は長くなりましたので、続きは次回に配信させていただきますね。

どうぞお楽しみに!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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