書籍「7つの習慣」の中で
森の中で木を倒そうと、一生懸命にノコギリを引いているキコリのお話しがでてきます。

ある人が、そのキコリにいいました。
「凄く、疲れてそうですが、少し休んで、ノコギリの刃を研いだら仕事がもっと早く片付くと思いませんか?」

するとキコリは、強く言い返しました。
「刃なんて研いでいる暇はないさ。木を切ることで精一杯なんだから。」

第7の習慣は「ノコギリの刃を研ぐ時間をとる」
つまり「目標達成能力を高める時間をとる」習慣になります。

この習慣をもつことが、他の6個の習慣をより効果的にします。

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<魔法のレシピ>
より永続的に目標を達成しつづけるために
「ノコギリの刃を研ぐ」習慣をつくろう
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◆「目標達成能力を高める習慣」は、
健康面(肉体的)、知性面(良い職人)、社会面・情緒面(よい友人)、精神面(聖人)の4つの能力すべてを表現することである。

つまり自分の中にあるこの4つの側面を、定期的に一貫して賢明に、バランスよく磨き、向上させることです。

これを実行するためには、主体性を発揮して重要事項を優先する習慣が必要になる。

ただし、この習慣こそが、人生で唯一最大の結果を生み出す投資となるのである。

◆偉大な宗教改革者のマルチンルターは、つぎのように言ったことがある
「今日はすべきことが、あまりに多いから、1時間ほど余分に祈りの時間をとらなければならない。」

彼にとっての祈りは、義務ではなく、自分のエネルギーと力を倍増させてくれる源であった。

◆定期的に優れた書物を読むこと以上に、自分の精神性を高めてくれるものはない。

そうした読書によって、かつて存在した偉大な人たちの思考や知識に接し、その足跡に触れることができるからだ。

目的をもってその目的を達成するために知力を働かせ、スケジュールや計画を立てることも知的側面の最新再生になる。

◆Sコビー博士は、肉体面、知性面、精神面の刃を研ぐ習慣のことを『毎日の私的成功』と呼んでいる。

そして毎日1時間の、この『私的成功の習慣』ほど大きな価値と結果を生み出す活動は他に考えられない。といいます。

なぜなら、あなたの行う全ての決断、人間関係や睡眠の深さまで多大な影響をおよぼし、さらに、長期にわたり、肉体面や精神面、知的な強さをつくり、人生で遭遇する困難に立ち向かい乗り越える能力を身につけるからである。

◆社会面・情緒面では、「有意義で人の役に立つ奉仕」も内的な安定を与えてくれる。

ストレス研究で名高い、ハンス・セリエ博士は、長く幸せな人生の鍵は熱意をもって有意義な貢献をし、人の人生に喜びをもたらすプロジェクトや活動に参加することだと説いている。

彼の座右の銘は『隣人の愛を得られるように努めなさい』というものであった。

◆『7つの習慣』の最も気高く美味しい果実は、自分自身と家族と仕事の同僚とひとつになることである。

私たちは一致することがいかに貴重で壊れやすいかを知っている。

しかし、それは可能なのだ。
自分の人生の中心に正しい原則をおき、毎日の私的成功で始めるインサイド・アウトの習慣を実行していけば、真の成長や喜びを経験し、効果的な人生という美味しい果実をあじわうことができる。

◆『7つの習慣』の最後に、Sコビー博士の信念が著されていますので、その一部を引用させていただきます。

正しい原則とは自然の法則であり、神あるいは偉大な創造主の源であり、また私たちの『良心』の根源であると信じている。

また、人々が神聖な『良心』に沿って生きる限りにおいては、その本来の可能性を満たすことができる。

『良心』に沿って行動しなければ、動物のレベルを超えることはできないと確信している。

◆正しい原則に自分の生活をどれだけ合わせるかにより私たちの中に、神あるいは創造主の力が宿り、自分の本来与えられた可能性を発揮できるのである。

ティルハードDチャーディンの言葉を借りるならば
「我々は霊的な経験をしている人間ではない。人間的な経験をしている霊なのである。」

◆世界一の大富豪であるビルゲイツが、徹底して研究したアメリカの経営者に、鉄鋼王のAカーネギーがいます。

Aカーネギーの座右の銘は
『汝の良心の声をきき、それに従え』というものでした。

やはり、偉大な業績を残す人たちには、共通点があるのですね。

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<魔法のレシピ>
■「目標達成の習慣」と「目標達成能力を高める習慣」をどちらもバランスよく向上させよう
■毎日1時間の『私的成功の習慣』を優先しよう
■『汝の良心の声をきき、それに従え』
Aカーネギーの座右の銘
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