親の莫大な遺産を相続して、あくなき野望と完璧をもとめる追求心で夢を実現させていく実在の男ハワード・ヒューズの波乱に満ちた人生を描いた映画『アビエイター』を観ました。
ハワード・ヒューズが映画と飛行機に情熱を注ぎ、極度の潔癖症と完璧主義からパラノイアに陥ります。
キャサリン・ヘップバーンやエヴァ・ガードナーらハリウッドの大女優たちとの恋もたっぷりと描き出されています。
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<魔法のレシピ>
「未来への道」を見続けよう
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ここからは『アビエイター』のあらすじです
◆1927年、21歳の青年ハワード・ヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)はハリウッドへ単身飛び込み、父の遺産を注ぎ込んで航空アクション映画「地獄の天使」の製作に着手。
30年にそれが完成すると、彼は一躍ハリウッド・セレブリティの仲間入りを果たします。
◆まもなくハワードは、人気女優のキャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)と恋に落ちます。
一方で、たくさんの話題の映画を世に送り出し、また飛行機会社を設立して、自ら操縦桿を握ってスピード記録を次々と更新します。
人生の絶頂期を謳歌するかに見えたハワードでしたが、夢にのめり込んだ結果、やがてキャサリンと破局。
◆ハワードは次なる恋の相手に15歳の新人女優フェイス・ドマーグ(ケリー・ガーナー)を選びますが、ハリウッド一の美女と讃えられるエヴァ・ガードナー(ケイト・ベッキンセール)との仲に彼女が嫉妬し、ゴシップ誌の餌食となります。
◆自らデザインした偵察機のテスト飛行を行なったハワードは、墜落して炎上する大事故を起こします。
奇跡的に一命を取り止めたものの、米空軍との契約を打ち切られた開発中の巨大飛行艇、ハーキュリーズについてFBIの強制捜査が入ります。
◆その後、ハワードは精神に異常を来していきます。
それでも裁判を乗り切った彼は、ハーキュリーズの完成に向けて力を注ぎます。
そして47年、いよいよハーキュリーズのテスト飛行。
結局これ一回限りとなる飛行を敢行します。
◆『アビエイター』とは飛行機乗りの意味だそうですが、ハワードヒューズが子供の頃、未来の道を
「大金持ちになり、世界一早い飛行機の乗るんだ」
といっていた回想シーンが印象的でした。
◆1903年にライト兄弟が飛行機を発明したあと、107年たった現代は、ジャンボジェットやコンコルドが世界の空を飛んでいます。
当然ですが、もしライト兄弟の時代の飛行機が現代にあっても、危なくて乗る人は殆どいないでしょう。
◆飛行機を日々、改良・進化させてきた人間の名前を普段聞くことはありませんがハワードヒューズのような人間のチャレンジが航空業界を進化させてきたのですね。
◆それと同時に、ハワードヒューズのような極度の完璧主義や潔癖症は、シニカルな思考習慣を生み出し、不足している部分ばかりを考えマイナス思考になる傾向があるようですね。
「ユダヤの格言に78%最高」という言葉があるそうですが、世の中で幸せに成功し続けている人と、成功しても心の平安を失っている人の違いは「シニカルな完壁主義」と「78%が最高」というような焦点の違いにあるのかもしれませんね。
■あなたは、人や出来事の「足りない部分を見る習慣」を
「今すでにあることに感謝する習慣」にするために
毎日、何ををしますか?
※映画『アビエイター』2005年ゴールデン・グローブ賞作品賞(ドラマ部門)ほか計3部門、アカデミー賞助演女優賞、撮影賞ほか計5部門など多数受賞。
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<魔法のレシピ>
■最高は78%
■大好きなことに情熱を注ぎ、改善を重ねよう
■今すでにあることに感謝する習慣しよう
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