久家邦彦(くげくにひこ)です。
昨日の続き、なぜ、スコット局長は、退職ではなく、アンドリューカーネギーを、昇進させたのでしょうか?
その理由はここから
スコット局長は、こう言ったのです。
「役に立たない人間は2通りある。
1人目は言われたことを「はい了解しました」と言ってやらない人。
2人目は、「人に言われたことしかやらない人間である。」
では、どういう人間が役に立つのでしょうか?
それは、プラスαの仕事をする人なのです。
プラスアルファの仕事をする人に、上司は仕事を任せるのです。
当たり前なのです。
普通の経営者であれば、相手の人を見ているのです。
より質の高いサービスを、大量に積極的に提供する人を見ています。
提供する人は、怖いですよね。
ですが、怖がらなくても大丈夫です。
原則です。だから、必ず戻ってくるのです。
天は、あなたがやっていることを見てます。
地位が違うと入ってくる情報が変わる
地位が違うと、入ってくる情報が変わります。
会社でも、平社員に入ってくる情報と、長に入ってくる情報は違うのです。
部長に入ってくる情報と、経営会議に出てくる役員取締役に、入ってくる情報は違います。
取締役入ってくる情報と、社長に入ってくる情報は違うのです。
社長に入っている情報と、オーナーに入ってくる情報は違うのです。
あなたが、どこの位置にいるかで、情報は変わります。
どの環境にいるかで、収入は変わります。
幸せ度合も変わります。
アンドリュー・カーネギーは鉄道会社の責任者になったので、スコット局長が何を考えてるかがわかるようになりました。
当時、木造で家が建っていました。
例えば鉄橋ですが、鉄ではなく木で作っていたので、燃え落ちてしまうことがありました。
スコット局長は、橋を全部、鉄に変えたいと思っていたのです。
アンドリュー・カーネギーは、スコット局長が電車のレールなども、全部を鉄に替えたいことを知っていたのです。
スコット局長から「これからは、鉄の会社が儲かるよ」と、アドバイスを頂きました。
もちろん、アンドリュー・カーネギーは学歴ないです。
大学はもちろん、中学校も行っていません。
知識などなかったけれど、「寝台列車の会社や鉄橋会社の株を買っとくといいよ」と、スコット局長から言われたので、母親に頼み込んで家を担保にお金借り、株を買ったのです。
すると、株が上がり始めました。
(今だったらインサイダーとか言われるかも知れないですけど、、、)
いい人から、いい情報が入ってきたのです。
その後、アンドリュー・カーネギーは、独立する頃には、お客さんが沢山いたそうです。
今まで、アンドリュー・カーネギーは、プラスαの仕事をしていたから、信頼があったのです。
集客に困らないのは信頼あるからです。
もう一度言います。
どうして、集客が困らないかというと、信頼があるからです。
最強のマーケティングは、紹介ではないです。
『信頼』です。
ビジネスで成功している人は、相手が求めていることを理解して、それを相手が手に入れる人になる役に立っているのです。
より質の高いサービスを、より大量に積極的に行います。
私の言葉で言うと、その分野で日本一世界一良質なコンテンツやサービスを、より愛情と思いやりや、優しさを持って、感動するコンテンツ、相手が気づいてないことまで、しっかりやってあげるのです。
それをやり続けてたら、信頼が生まれるのです。
「あ、本当に自分のことを考えてくれている」
あなたがどう考えているか、それぐらいのことはわかります。
1回ぐらいお金儲けても、2回目は相手はお金を払わないです。
当たり前なのです。
だから、よりプラスαの原則を先に出すのです。
より質の高いサービスを、大量に見返りを求めずにです。
そこから見返りが帰ってこなくても、他から帰ってきます。
私はそう思って、やってきたのです。
その後、アンドリューカーネギーは独立して、鉄鋼業の会社を作ります。
しかし、アンドリュー・カーネギーは、鉄の知識はありません。
ですが、信頼を基に、
- 鉄に関する専門家
- セールスに関する専門家
- マーケティングや集客、売れる仕組みの専門家
- 経理の専門家
- 弁護士
- 財務の専門家
がいました。
どんどん優秀な方が協力してくれて、アンドリュー・カーネギーは、世界最大の鉄鋼会社を築くのです。
アメリカのシェアの50%以上を持っている鉄鋼会社です。
当時、鋳造したばかりの鉄を売っている会社が多かったのですが、鋼鉄を売ったのです。
安全な鉄を売ったのです。
ですから、50%以上のシェアが取れたのです。
そして、アンドリュー・カーネギーは亡くなる前に、カーネギースチール(USスチール)を、JP モルガンとか金融財閥に売却するのです。
当時のお金、今の貨幣価値で換算すると、15兆円くらいと言われています。
アンドリュー・カーネギーが凄かったのは、そこからなのです。
アンドリュー・カーネギーと代償の法則
アンドリュー・カーネギーは、代償の法則は分かっていたので、売却益の9割以上を社会に還元していくのです。
例えばニューヨークのカーネギーホール。
カーネギーが、名前つけたのではないです。
カーネギーは寄付しただけで、自分の名前のホールは欲しくなかったそうです。
また、彼は2811カ所の図書館を寄付しました。
ですが、ここで重要なこと言います。
代償の法則の話なのです。
プラスアルファの法則、与えた者は得るものなのです。
2811ヵ所図書館を公共団体とか、いろいろなところへ寄付したのですが、本は一冊も寄付しなかったそうです。
なぜでしょうか?
与えすぎると、ダメになるからです。
自分たちの力で運営させるために、本を用意しなかったそうです。
まとめ
アンドリュー・カーネギーが15兆円の資産を築いて、社会に還元しくために、遺書を書きましょた。
「私は自分が築き上げた財産の大部分を多くの人たち、亡くなる前に分かち合いたいと思う。」
私が人生で築き上げた財産のほとんどの部分を、多くの人たちに与えて亡くなっていこうと、財産の9割以上を社会に還元しました。
財産のお金よりも、何倍も価値があるものがあります。
それは、アンドリュー・カーネギーが、どうして成功できたかです。
成功に関する哲学なのです。
成功には原則があります。
成功する原則は、プラスαの原則です。
アンドリューカーネギーは、学歴もなかったですし、人脈もなかったお金もなかったのです。
もちろん自信もなかったのでですが、1つだけやったのは「プラスα」の大原則だったのです。
いかがでしょうか?
本日は15兆円という途方もない富をたった一代で築いた鉄鋼王が実践した成功の法則についてお話しました。
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