ロイスが出版した「8つの鍵」の英語の本のタイトルは「お金を越えた富」というタイトルになっています。

その理由は、ロイスは「多くの裕福な方が幸せではない。」そう思ったからです。

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<魔法のレシピ>
永続的な豊さと幸せを築いていこう
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◆不思議なお話しがあります。
・マライヤキャリーは、100億円以上の資産があっても、経済的な不安を感じるときがあるとTVでコメントしている。
書籍『億万長者脳』より

・世界一の大富豪、ジョンDロックフェラーの晩年、彼の家族が庭を自由に廻れるようにと車椅子をプレゼントしようとした。するとロックフェラー本人は「車椅子よりお金をもらったほうが嬉しいね」といった。
書籍『億万長者脳』より

・資産1000億円以上を稼いだ世界的な投機家が、うつ病となりメンタルコーチに感情のコントロールを依頼している。

◆ロイスは「」とは、単なるお金を越えた、個人のスキル、才能、友人、脳力物質的な財産や資源だといいます。

1900年代初頭、アメリカの鉄鋼王として莫大な富を築いたA.カーネギーは、その資産の殆どを、ニューヨークのカーネギーホールや、公共図書館2811箇所、カーネギー平和基金、カーネギーメロン大学など社会事業に寄付されたそうです。

A.カーネギーは、経済的な豊かさだけでなく「心の富」も得ていました。

◆現在、世界一の資産家であるビル・ゲイツ(2009年フォーブスより)は世界の難病撲滅や貧困の減少などのために資産を寄付するゲイツ アンド メリンダ財団を設立しています。

そしてビル・ゲイツと妻のメリンダの死後50年たったら、その財団の財産を社会のために使い切ることを宣言しています。

さらに、投資家のWバフェットは、自分自身の財産から300億ドル(約27000億円)をゲイツアンドメリンダ財団に寄付することを表明しています。

アメリカを代表する大富豪たちが、経済的な富だけでなく、心の豊かさを大切にしていることが伝わってきますね。

◆ロイスは書籍『8つの鍵』のなかで、永続的な豊かさをえるための「8つのステップ」を提案しています。

その中で「とくに感銘をうけた項目」を書き出してみました。

1.
法則を見出す
「どのような人間になるか」は自分で決められる

2.
信念を決める
信念は永続的な法則にもとづいている必要がある。

3.目標を書き出す

内なるコンパスと地図が核となる信念へと導く。コンパスと地図は生涯を通じてあなたを正しい道へと導くだろう。
4.人との協力

他人から頼られる存在になり、お互いが尊敬し合える関係を築く。

5. 計画を実行する
実行計画には、次のような視点を盛り込む。

「目標を達成するのに、誰が助けになるのか?」

「必要なリソースは何か?」

「守らなければならない特別なガイドラインは何か?」

「目標達成や途中経過をどのように測定するのか?」

「進捗をどのようにお祝いするのか?」

「最終目標を達成した場合にはどうなるのか?達成されない場合にはどうなるのか?」

6.結果を計測する

結果の計測は、自分のやる気を引き出し、最終目標に到達するためのツールとなる。

7.富を分かち合う

余剰の富を分かち合おう。必要なことに使った後は、他人と富を共有する方法をみつけよう。

8.改善し続ける

結果を生み出すシステム、またはプロセスを改善し続けることに焦点をあてる。

◆最後にロイスが、永続する幸福のために、「お母さんのいうことを守ること」つまり「善いおこないをすること」をすすめているのがとても印象的でした。
やはり親が子供を思う気持ちは、世界共通ですね。


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<魔法のレシピ>

■人は誰もが「痛み」をもっている「痛み」がなければ「幸せ」も理解できない
  真の富は、あなたの心の中にある
  あなたの心の中にある真の富を見つけ「永続的な幸せ」を手にいれよう

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