この国を出よ/大前 研一

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柳井正さんと大前研一さんの書籍『この国を出よ』の中で
大前研一さんは、日本の借金について書かれています。
■豊かさを創る質問■

・あなたは、「意見」と「事実」をわけて対処していますか?
・あなたは、目の前のことだけでなく、物事を俯瞰してみていますか?
・あなたは、人の意見の根拠や、行動、結果をフォローしていますか?

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◆日本の借金は、国債と借入金を合わせて2010年6月末時点で
904兆円あります。
2010年度に、国は一般会計で過去最大の92.3兆円の
予算を組み、税収不足を補うために44.3兆円の新規国債を
発行しました。
この発行額も過去最大です。

◆常識的に従えば、巨額の歳入不足には大胆な歳出カットしか
ありませんが、政府は前年度より3.8兆円も予算規模を膨らませて
しまったのです。
政府はこんな「大盤振る舞い予算」を今後も続けようとしていますが
非常に危険な状況にある言わざるを得ません。

◆ある学者は「日本国債の暴落は早くて2014年」といって
いたそうです。
その根拠はこうです。
現在、国民の金融資産は1400兆円あるが、一方で負債が400兆円
あるので、日本の純資産は1000兆円。
これに対する国の借金が約800兆円(その後、そ早々と900兆円
を突破したわけですが)
まだ200兆円は国債を買う余力があるから、1年間に国債を50兆円
発行してもあと4年は大丈夫、というストーリーです。

◆大前研一さんはいいます。
この学者は算盤ができても、投資家の心理をまったく
理解していません。

米びつが空になるのがわかっていて、誰が4年前も待ってくれる
のでしょうか?
米びつが空になるとわかっつたら、今すぐ売り逃げようとするのが
投資家心理です。
すでにヘッジファンドが、日本国債が暴落したときに儲かるような
仕掛けを準備し始めたという情報も流れています。

◆ギリシャが今回の財政危機を招いた背景を見ると、日本との共通点
が3つあります。
1.まず、政府が悪化した財政の実情を国民に隠していたこと
2.もう一つは、予算のバラ撒きと国民もそれに甘えてきたこと
3.ありあまるほどの公務員を抱え、しかも高い給料を払ってきたこと

◆ギリシャはEUとIMF(国債通貨基金)から救済を受けるかわりに
「大幅な増税」や「年金給付の削減」、公務員給料の引き下げなど
労働者の権利の縮小を柱とする3ヶ年の再建計画を約束しました。

それに反発した労働者たちが大規模なゼネストやデモに突入し
政情不安が悠然として懸念されています。
日本がギリシャと同じ運命を辿らないという保証はどこにもありません。
このことを日本国民は肝に銘じてそうなったときに備えておかなくては
なりません。
間違っても政府をあてにしたり、頼りにしたりしてはいけないのです。

◆「この世で意見ほど安いものはない!」
「その意見の根拠を的確に理解する必要がある。」
というお話しを教えていただいたことがあります。

ビジネスブレークスルー大学院大学を経営する大前研一さんも、
ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長も経営の
実務家なので収益をあげなければ多くの社員やその家族、ペットの
運命まで左右します。
もちろん収益ををあげないで、言ったことも実行できていなければ、
株主も黙っていないでしょう。
「政治家や官僚はどうでしょうか?」
人が話していることをただ単に聞くのではなく、その人が実際に
やっていることを理解し
行動や結果や数字をフィードバックして理解し、きちんと「意見」と「事実」
をわけて対処すること!
つまり『的確な思考の力』が重要なのですね。
■『この国を出よ』はこちら
この国を出よ/大前 研一

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■ この世で「意見」ほど安い物はない!
■ 「いってること」だけでなく「やってること」
「事実」や「行動」「数字」を理解しよう!
■ 『的確な思考の力』を身につけよう!
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<さくらのB級グルメ>★★★★

マクドナルドのモーニングでエッグマフィンと
コーラのセットをいただきました。

エッグマフィンには、ハムとエッグががいっていて
出来立てで、ほかほか暖かい気持ちになります。

エッグマフィンとのモーニングセットは
コーラーも220円でMサイズを注文できるのですね。
短い時間でモーニングをしたいときにマクドナルドの
モーニングはお薦めですね!
有難うございます。