カンブリア宮殿 村上龍×経済人3―そして「消費者」だけが残った (日経ビジネス人文庫)/村上 龍
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カンブリア宮殿で
『ギャルファッションの売上トップブランド!
その経営は62歳のおやじ!』
◆ゲスト
『セシルマクビー』を展開する、ジャパンイマジネーション会長
木村達央(きむら・たつお)氏を観ました。
外資系ファストファッションが全盛を極めるアパレル業界で
国内のアパレルメーカーは頭打ち。
ところが不況でも、女性の客足が絶えないファッションの聖地
「SHIBUYA109」(渋谷109)にあって
2000年から10年連続で館内テナントの年間売り上げ
ナンバーワンの座を守り続ける人気ブランドがある。
「セシルマクビー」だ。
率いるのは、何と62歳のおやじ。
木村達央さんが率いるジャパンイマジネーションは、
ギャル達から熱い支持を得続け、業績が好調。
しかし「私はファッションのことが分からない!」と
木村さんは言う。
そんな木村さんが、なぜ、ギャルファッションに成功したのか?
■豊かさを創る質問■
・あなたは、主導権が消費者に移る時代である
ことに氣づいていますか?
・あなたは、「消費者が求めているもの」
をつくっていますか?
・あなたの会社組織は、役割分担が明確ですか?
__________________________
<魔法のレシピ>
権威がなくなり、大衆が賢くなった!
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◆ジャパンイマジネーションの年商約206億円は
アパレル業界では中堅の売り上げだという。
木村達央さんは三菱商事の経理畑で経営の基礎を学び、
父親の会社をついだ。
木村達央さんはいいます。
「三菱商事で学んだ経験は大きかった。」
・仕事には、種類がある。
・仕事は、会社の大きさが決める。
・経理は、お金の流れがわかる。
◆「1996年からの社会的背景は?」
かつては、ファッションとは、一流デザイナーがパリコレや
ミラノコレクションで発表したものが、半年遅れで
世間に流行していくという、デザイナー主導の構図だった。
それまでのファッションは、高いところから降りてくる
ものだったのだ。
それが日本の消費者が成長して、成熟したので転換点となった。
女子高生たちが、主導権をもった。
流行はストリートから!
『お客様が流行をつくる時代になった。』
お客様が賢くなり、しかもお金ももっている。
◆木村達央さんはつづけます。
「全ての人が、お客様のニーズを無視しては、
仕事にならない時代です。」
その証拠として、昔のシャネラーのような人が
いなくなってきました。
ベルサーチが撤退したり、一部のデザイナーやオーナーの
権威がなくなった。
村上龍さんはいいます。
政治でもファッションでも、権威がなくなるというのは
大衆が賢くなったということですよね。
「今なら、高価なブランドより、もっと自分に似合うファッションを
1000分の1の価格で買える。」
◆今は、消費者の方が、メーカーより賢くなってしまいました。
お客様が一番主導権を持つ時代になったら、お客様に一番近い人が
主導権をもつのは必然だと思います。
木村達央さんは当時29歳の、小島さんを社長を大抜擢する。
「消費者が求めているものをつくるだけです。」
そのために消費者に一番近い人に、権限委譲したのだ。
木村さんの経営は、徹底的に人に任せ、細かいことは言わず、
自由にやらせるというものだ。
流行に一番敏感の若い人達に徹底的に任せ、お客さんの目線から
一番近い現場の人達に好きな服をデザインしてもらい、
今までにない若い人達の理想の服を形にした。
◆木村さんは『経営だけ』に集中する。
会社の方針を決め、出てきた結果を精査する。
一切現場のことには口を出さない。
そんな「任せる経営」で『セシルマクビー』は大きく飛躍した。
ギャルファッションにも、不況、デフレの影響は
あると思います。
『今は供給側より、消費者に情報があり、お客様が賢くなった。』
お客様が主導権を握るようになったら、お客様に一番近い人が
主導権を握るのが当たり前。
社長の小島さんは、ジャパンイマジネーションに入社以来、
いろいろな職場を廻りましたが、どこでもTOPだったので
安心して任せられました。
◆『ギャルファッションも、主導権が消費者に移る時代!』
こういう時代の流れのなかで、当時29歳の小島さんが
ジャパンイマジネーションにいたのはラッキーだった。
絶好の場面で4番バッターがいて、そこに絶好球が
飛んできたという感じですね。
村上龍さんはいいます。
「それは偶然ではない、のではないですか?」
会社でも、個人でも、本気でやろうとすると、そこに
小島さんのような人がいる。
そういう流れは『運』ではなくて、あるような氣がします。
◆「木村会長は、現場は任せているけど、経営の指標となる
BS、PLをみたり、利益をみたりするのですよね。」
そうですね。
『会社の目標や方向と、ズレていないかな?』
『そして、今の時代の風とずれてないかな?』
というのを見ています。
例えば、ひとつのショッピングセンターで
「どういうところにお客様がはいっているのか?」
を観るだけでも今の時代の風は、わかります。
木村会長が見ているのは
「大きなところです。なんかズレてないかな?とか」
「木村会長の仕事で、小島さんにできないことはありますか?」
『基本的にはないですね。
ただ会社組織は役割分担ですから、会長には会長の役割があり
社長には社長の役割があると思います。
【ゲストプロフィール】
◆ジャパンイマジネーション会長
木村達央(きむら・たつお)氏
1948年10月22日 東京出身
1955年 学習院初等科に入学
1971年 学習院大学経済学部を卒業、三菱商事に入社
1976年 ㈱デリカ(後のジャパンイマジネーション)に入社
1983年8月 取締役営業部長
1990年8月 代表取締役社長
2010年4月 代表取締役会長に就任
≪企業情報≫
株式会社ジャパンイマジネーション
創業1957年7月 前「デリカ」 (1946年父が新宿洋品店 開業)
株式上場未上場
展開ブランド 全レディース 計8種
CECELMcBEE セシルマクビー・ファビュラス セシルリンク
Ristty Be RADIANCEa,g.plasquoi?quoi?rid.dle
売上高 206億円(10年1月)
カンブリア宮殿 村上龍×経済人3―そして「消費者」だけが残った (日経ビジネス人文庫)/村上 龍
¥900
Amazon.co.jp
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<魔法のレシピ>
■ ギャルファッションも、主導権が消費者に移る時代である
■ お客様が主導権を握るようになったら、お客様に一番近い人が
主導権を握るのが当たり前
「消費者が求めているものをつくるだけです。」
■ 会社組織は役割分担
会長には会長の役割があり、社長には社長の役割がある
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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★★
丸亀製麺で『海苔かけうどん』と
『野菜かき揚げ天ぷら丼』をいただきました。
海苔かけうどんは、お海苔の風味にかけうどんの
お出汁がよくあいます。
そして揚げたての野菜かき揚げ天ぷらをライスの
上にのせて、天丼のタレをかけると美味しいかき揚げ丼
になり
お値段は『海苔かけうどん』と
『野菜かき揚げ天ぷら丼』で590円
丸亀製麺の釜揚げうどんの口あたりはつるつるしこしこ
していて最高ですね。
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ありがとうございます。