この記事は、『Zoom集客®の学校』の久家邦彦さんが『40代、50代からの独立起業でうまくいく人と失敗する人』というテーマでお話された内容を、わかりやすく記事にまとめたものです。
最後まで読んでいただければ、『起業で成功するための秘訣』をさまざまな角度から学び、使うことができるようになります
ぜひあなたの起業成功にお役立てください。
では、本編をどうぞ!
独立起業したきっかけを『Zoom集客®の学校』受講生に聞く
今日のテーマは『40代、50代からの独立起業でうまくいく人と、失敗する人』というお話です。
すでに独立して自分でお仕事をしている方、会社を法人化している方もいると思います。
今日この場に来ている『Zoom集客®の学校』の人は、全員独立起業しているみたいですね。
もちろんこれから独立という人もいらっしゃるとは思いますが、どちらであっても大丈夫なようにお話していきます。
独立起業といっても、自分から独立起業をしようと思って独立した人もいれば、仕方なく独立起業をした人もいると思うんです。
私みたいに会社員として28年間勤めて、リストラにあって、仕方なく「自分でやるか」みたいな話です。
この記事を読んでいるあなたは、少なくとも独立起業に興味があるのだと思います。
今日は『独立起業をしよう』というテーマなんですが、ではなぜ独立起業をしたい、もしくはしようと思ったのでしょうか。
今日この場にいる『Zoom集客®の学校』の人たちは、全員独立起業をされているようですから、ちょっと、お話を聞いていきましょう。
『Zoom集客®の学校』有水さん
久家:有水さんは、なぜ独立起業をしようと思ったんですか?
有水さん: 私は、昼間は普通にサラリーマンとして働いていました。
けれども収入が少なかったのです。
だから、家族を養うために、もう一つ収入の柱を増やそうと思ってずっと副業をやってました。
副業が軌道に乗り始めたのをきっかけに、本業にするために独立しました。
久家:副業は何歳ぐらいからやられたんですか?
有水さん:40歳の頃です。
久家:いくつの副業を、そしてどんな副業をやられたんですか?
有水さん:最初は、ブログアフィリエイトの高額塾に入って学んでちょっとやってました。
久家:収入にはなりましたか?
有水さん:いやならなかったです。
やっぱり最初は初心者ですから、全く何もわからないでパソコンだけ持ってやっていました。
やることがわからないまま、気付けばサポート期間が終わって0円でした。
久家:有水さんは『Zoom集客®の学校』に入って、いくら売上が上がりましたか。
有水さん:今、トータルで250万円ぐらいです。
『Zoom集客®の学校』のおかげです。
ありがとうございます。
久家:今は、毎月の安定収入があるんですよね。
有水さん:はい、おかげさまです。
久家:おめでとうございます。
有水さん:本当にありがとうございます。
久家: 有水さんはここからAIを使ったビジネスで、どんどん伸びていかれると思いますので楽しみです。
有水さんありがとうございました。
『Zoom集客®の学校』高山さん
久家:女性の方にも、聞いてみましょう。
高山さん、お話しいただいていいですか。
高山さんは、今どんなお仕事をされてるんですか?
高山さん:私はメンタルコーチングと英語学習のコーチングを行っています。
久家: ありがとうございます。
高山さんは、会社勤めをされたことがありますか?
高山さん:あります。
私は20年ほど、主に秘書として企業に勤めていました。
久家: そうなんですね。
なぜ独立して自分でやろうと思われたのですか?
高山さん:やっぱり会社員が向かなかったというのが一番です。
久家:今は楽しくできていますか?
高山さん:はい。
おかげ様でできています。
でもまだ売上が安定していないので、ちょっとメンタルが落ちることがあるんです。
でも『Zoom集客®の学校』に入らせていただいてから、少しずつですが、毎月の売上が上がって安定してきました。
久家:よかったです。
おめでとうございます。
高山さん:ありがとうございます。
久家:高山さんありがとうございました。
『Zoom集客®の学校』山本さん
久家:山本さんは学校の先生をやられていたんですよね。
山本さん:はい。
15年ほど小学校の現場でやっていました。
久家:山本さん、差し支えない範囲で教えてください。
小学校ということは公務員ですか?
山本さん:そうです。
小学校の先生は公務員ですね。
久家:なぜ公務員を辞めて独立しようと思ったんでしょうか?
普通なら、15年間先生をやっていたら、辞める人はあまりいないのではないですか?
山本さん:そうですね、ほとんどいないです。
ただ、私の場合、小学校の先生を15年やったときに、辞めるきっかけになったことがありました。
実は選挙に出ることになったんです。
当然、決意するまでに時間はかかりましたが、選挙に出るために学校の先生を辞めたのです。
幸いにして、選挙では当選をして議員になることができました。
久家:そうなんですね。
やっぱり志を持って議員になろうと思ったんですよね。
山本さん:そうです。
ただ色々あって、議員としては結局1年2ヶ月くらいで辞めることになりました。
議員を辞職したのは良いものの、そこから本当に何をやっていいかもわからず、ずっとどうしようかと迷っていたのです。
その時は迷いに迷って、占いを使ったカウンセリングを一度受けにいきました。
占いには生まれて初めて行ったんですが、そのカウンセリングを受けたときに「自分もカウンセラーとして、やっていこう」と思えたことがありました。
当時は、あまりにもこの先どうしていいかわからなくて相談したのですが、そのときの占い師さんに「あなたは独立しなさい」って言われたんです。
「独立したらあなたは成功します。」という言葉をかけていただきました。
今まで全然考えたこともなかったので、本当かなと思ったのは確かです。
ただ、その占い師さんの言葉で、独立を意識したのがきっかけですね。
そうして2年前に、カウンセラーとして独立してやっていこうと考えたのです。
久家:決意から独立して成功したら、その占い師が当たっていたってことになりますね。
是非成功しましょう。
成功したら、占い師さんに『成功しましたよ。』って報告に行くのです。
山本さん:はい。
成功したらまた報告に行きます。
久家:その方が良いですよね。
ステージで違うとは思いますが、山本さんはどんな状態になったら『まず成功』だと思いますか?
『まず成功』であれば1年後ぐらいですから、そんな大きな目標じゃないかもしれないですが。
そうですね、山本さんは例えば10年後どうなっていたらいいと思いますか?
山本さん:そうですね、収入がしっかり安定をして、自分の生活と時間に余裕ができた状態が良いと思います。
久家先生がよく言われる、お金に生涯困らなくなる『ふわふわした状態』というやつです。
『Zoom集客®の学校』受講生の臼井さんと久家先生の対談であった、『ふわふわした状態』が、多分私にとっての理想なんだろうなと思います。
久家:なるほど、是非そういう状態になったら教えてください。
山本さん:はい、わかりました。
久家:生涯豊かに暮らしていけたらいいですね。
いいですよね、『ふわふわした状態』、なんか緩くて。
『愛弟子塾』から起業がうまくいく方法を学ぶ
これからお話しする、今日のテーマは何かというと『40代50代独立起業で失敗する人、うまくいく人』です。
失敗といっても、もちろん一時的な失敗で、そこから改善を重ねたら結局うまくいっちゃうと思うんです。
ただ、『現実の数字を知っておいてほしい』というのがあります。
独立起業というと、山本さんも大好きな斎藤一人さんが『愛弟子塾』というのをやっていたんです。
斎藤一人さんがどういう人かというと、本もいっぱい出されていますし、『日本銀座漢方研究所』という健康食品などを販売する会社もやられている方です。
斎藤一人さんは最終学歴が中卒の方ではありますが、2004年に長者番付の歴代納税額の総額で1位だった松下幸之助さんを抜いて1位になった人でもあります。
すごく考え方が面白くて、楽しい経営者です。
彼の『愛弟子塾』に私も入塾しました。
『愛弟子塾』に入塾したとき、初めに教えてくれた、すごく印象に残っている言葉があります。
起業は『一転びアウト』という意識をもつ
『一転びアウト』という言葉です。
起業をするときには、ぜひ見えるところにこれを書いておくといいですよ。
『一転びアウト』がどういう言葉かというと、起業は「転んだらダメだ」と真剣に思ってやらなければダメということなんですね。
みんな、ちょっとぐらいの失敗はいいと思ってるんですが、小さくても失敗を繰り返してしまうと、必要以上に時間がかかってしまうという教えです。
「ではどうしたら?」と思われるかもしれませんが、やり方は簡単なんです。
起業成功のコツは『無の運用』にあると知る
ぜひこの言葉も書いておいてください。
それは『無の運用』です。
この『無の運用』というのは、お金をかけずにお金を稼ぐという意味なんです。
起業成功のコツは、『お金をかけずにお金を稼ぐ』ということですよね。
斎藤一人さんが言う『無の運用』は、例えば自分が商売人だったら『笑顔』。
「おはようございまーす!」と明るく挨拶するのは、お金かからないじゃないですか。
自分のお店を掃除して綺麗にするなどもそうです。
あとは張り紙や、看板にコピーライティング文字を書くことだってできます。
斎藤一人さんは中卒ということでしたが、『無の運用』を行って、実際に2004年までに174億円納税してるんです。
成功している人の『志の高さ』を知る
斎藤一人さんは少し変わっていて、節税ができる青色申告を使わずに、わざわざ白色申告をして日本に税金を払っているというのもあります。
普通の人は税金を払いたくないって言いますよね。
斎藤一人さんは「税金を払って、道路などを整備したり、お年寄りなどの弱者を支えたい。」という志をもって、本当に実践されていたんです。
税金を払ったとしても、実際のところ何に使われているかなんてわからないわけですから、普通はここまでできません。
できれば会社の人と食事に行って、みんなでワイワイやったり、いろんな企画をしたりしたいと思うのが人情だと思います。
人間だから当たり前ですよね。
だから斎藤一人さんの志が高いっていうのは間違いないと言えるんじゃないでしょうか。
志が高いからこそ、歴代納税額で1位になっているのだと思います。
ちなみに税金が174億円ですから、少なくとも税金の倍ぐらいは利益で稼いでいるということです。
利益が340億円というのも2004年までの話ですから、2024年現在では、さらに20年間税金を納めているわけです。
この前聞いたときには、毎年10億円ぐらいは納税してるとのことでした。
10億円が20年ですから、追加で200億ぐらいは納税していることになります。
斎藤一人さんは、日本という国に370億円ぐらい個人で納税してるんですよね。
好きな人は調べてみてください 。
それにしても、一人で370億円以上納税してるって本当にすごいですよね。
私は、他の人のためにとことん動ける、斎藤一人さんの考え方が大好きなんです。
ちなみに『愛弟子塾』といっても、彼が直接教えてくれる塾ではありません。
私のクライアントの中に、斎藤一人さんのところで代理店をやっている彼の教え子が3人ぐらいいたんです。
その人たちが教えてくれたんですね。
成功した人の『きっかけ』を知る
少し例を挙げてお話します。
セッションや個別相談に来たたくさんの人の中に、ロックバンドをやっている人の相談を受けたときがありました。
個別相談でどんな悩みがあるのか聞いたところ、『全然売れないし、モテない』というお悩みでした。
「何でモテたいの?」と聞いたら、「とにかくモテたい。だからロックバンドをやってる」ということでした。
まだお若い方でしたからね。
「だったら別にロックバンドじゃなくても、女の子からモテることなんていくらできるよ」とお伝えしました。
色々お話する中で、「久家さんみたいになりたい」と言って、当時私が勤めていた営業会社に後輩で入ってきたんです。
凄い行動力ですよね。
私が教えていたんですが、だんだんとモテるとかモテないとか関係無く、自身の成長に喜びを感じるようになったように思います。
営業を教えたら教えただけどんどん売れるようになっていったのです。
その営業会社を退職したあと、その後保険会社に行って1位になったそうです。
飛び込み営業ではなく、電話営業の保険会社です。
はっきりとは覚えていませんが、保険会社はアフラックだったと思います。
少ししたら『おかげさまで保険会社で売り上げ日本一になれました。』 と報告に来てくれたのです。
凄く有名になった人なのでyoutubeを探したらどこかにでていると思います。
その後、斎藤一人さんのところで代理店をやり始めたんですよね。
斎藤一人さんのところでも、やっぱりすごく売れていました。
今では斎藤一人さんのところで出会った人と結婚して、幸せそうにしています。
そんなきっかけもあって、私は斎藤一人さんのことが大好きなんですね。
独立起業を『成功させた人』と『失敗した人』の違いを知る
もし『愛弟子塾』の中で、斎藤一人さんが教えていることに興味があるなら、私から聞くよりも『変な人の書いた成功法則』という本を読んでみてください。
斎藤一人さんが一冊目に出したちょっと変わった本なんですが、1,500円ぐらいで斎藤一人さんがなぜ成功できたのかを知る事ができるので、読む価値はありますよね。
なぜ彼が中卒でも成功できたかというと、『他の人と違った』ここにつきます。
答えてしまうと簡単なことなんですが、成功できたのは、他の人とは違うことをやっていたからなんですよね。
では、起業して『成功する人』と『失敗する人』の違いは何が違ったと思いますか?
『人生で困ったことは起こらない』ことを知る
『変な人の書いた成功法則』を読むと、一番最初の『初めに』のところに書いてあります。
答えを言ってしまうと、『私が成功したのは他の人と違う考え方をしていたからだ』ということでした。
まず前提として覚えておいてほしいのは、『困ったことは起こらない』という考え方です。
さきほどメンタルの話を高山さんともしましたが、『人生であなたに起こることは、どんなことが起こっても困ったことじゃない』ということなんです。
『困ったこと』なんか人生において、高山さんにも皆さんにも起こらないというのを知っておいてください。
売上が上がっても上がらなくても、貧乏になっても、会社をリストラされても、借金しても、離婚しても困ったことじゃないんですね。
生きていれば、色々あると思うんです。
人それぞれです。
『潜在意識』で成功者の考え方を手に入れる
起こったことを困ったことだと思ってしまうと、どんどん暗くなっていってしまいます。
もちろん斎藤一人さんが言いたいのは、そんな薄っぺらい話ではありません。
考え方が暗くなると、『潜在意識』にも上手くいかないイメージが刷り込まれてしまうのです。
よく私は『変な人の書いた成功法則』の内容を自分の声で録音して聞いていました。
なぜ録音をしたかというと、斎藤一人さんは無意識でどういう考え方や行動判断をするのかという、斎藤一人さんの『潜在意識』を自分に入れようと思ったからです。
当時、自分の声で録音して3倍速でずっと聞いていました。
少なくとも1,000回は聞いたはずです。
『困ったことは起こらない』という考え方も含め、自分の『潜在意識』に、斎藤一人さんの商人として起業家として成功した考え方を入れたかったのです。
もともと、私は独立起業をしようと思って起業をした人間ではありません。
私自身、適応能力も高いと思いますし、逆に不安気質なので、どちらかと言えば会社員にあっていると思います。
給料が入ってくれば、それだけで毎日楽しめる人間です。
他の人との出会いとか、人生を楽しむ達人だと自分で思うぐらいなので、別に会社員でも楽しかったんです。
リストラされても楽しいなんて言う人はあまりいないので、私は正直変わってる方だと思います。
正直悔しいこともありましたけど、結局人にどう見られても、『自分は幸せだな』と本気で思っていました。
リストラされた時も、勉強できるようになったり、いろんな先輩たちに会う時間をつくることができました。
人に会えたことで一緒に仕事させてもらうことにも繋がりました。
会社員のままで、リストラされなかったら時間がないからとてもできなかったです。
数字の責任を持って営業本部長や役員をやっていたら、基本的に365日休みはないですからね。
今思えば最高に良かったです。
『困ったことは起こらない』がわかる不思議な話
『変な人の書いた成功法則』の本に載っている『困ったことは起こらない』という話の中で、一つ不思議な話だけしておきます。
『小俣さんのカンちゃん』という話です。
当時、斎藤一人さんの健康食品の代理店に『小俣さん』という人がいました。
『小俣さん』にはカンちゃんと二郎君という息子が2人います。
兄貴のカンちゃんは東京の麻布あたりの優秀な学校をでた優等生。
対して、弟の二郎君はサーフィンばかりやって働かないという人でした。
兄貴のカンちゃんは、二郎君のことを『あいつは困ったやつだ 。』と常々思っていました。
お母さんも商売人ですから、カンちゃんは次郎君にいつも『お前も働け』と言い続けます。
「お前は困ったやつだ」と言い合いになると、いつも大喧嘩になってお母さんは困っていました。
斎藤一人さんがカンちゃんに「本当に二郎が波乗りばっかりやって仕事しないと、お前が困るの?」と聞きました。
カンちゃんはよく考えたあと、
「そうだなぁ、俺が一人さんみたいに商人として成功してお金持ちになったら、二郎1人ぐらいは豊かに食べさせてあげられます。」
「あいつが遊んでても困らないです。」
と言い始めたんですね。
そうしたらどうなったと思いますか。
カンちゃんと二郎君にどんな変化があったと思います?
伊藤恵子さん知っていますか?
伊藤さん: 二郎君は自分でちゃんと働くようになったと思います。
久家:『困ったことは起こらない』と思って意識を変えたら、今まで遊んでばかりいた二郎君が逆に働くようになった。
これは伊藤恵子さん、どういう意味でしょうか。
伊藤さん:物の考え方ということなので、カンちゃんが「自分が稼げばいいんだ。」というふうに自分の考え方を変えていったら、弟の二郎君も考え方が変わって働くようになったんだと思います。
久家:その通りです。
考え方を変えれば現実が変わる
でも、自分の考え方を変えたら周りも変わるなんて、論理的ではないですよね。
要はどういうことかというと、みんなが悩んでて、例えば鬱になってしまって「自分はこのままじゃダメだ」と思ってる人が相談に来たとします。
鬱などの明確な病気はお医者さんに任せた方がいいので、注目したいのは病気の部分ではないです。
『落ち込んでいるという状態』に注目してください。
自分の人生というのは、人から文句を言われたり、落ち込んだりするのが人生だと思わないでください。
なぜなら、落ち込んでいたら落ち込んでいるものを引き寄せてしまうからです。
これはよく言われていることなので、どこかで聞いたことがあると思うんですけど、『自分の考え方が変わると現実が変わる』ということを言いたいんです。
怪しい話ではあるので、信じてくれなくてもいいです。
『現実は後からついてくる』と言った方が伝わりやすいかもしれません。
『自分の考え方が先、後からあなたの現実がついてくる。』です。
みんななぜ困るかというと、なにか問題が起こるとすぐに「困った困った」って言うじゃないですか。
だから困ったことが起こり続けるんです。
なにか問題が起こった時に、『これは自分が成長するためのチャンス』と思ってる人はやっぱりいて、 そういう人は成長していきます。
独立起業の現実を知る
久家:例えば、個人事業主として独立して10年生存する確率ってどれぐらいだと思いますか。
三辺さん、どれくらいだと思いますか?
三辺さん:確か7%ぐらいだったような気がします。
久家:ありがとうございます。
検索してみると出てきます。
数字はあっていても間違えていてもいいんです。
別にそれで人生が変わるわけではないし、好きな人は精緻な数字を毎年調べてみてください。
私が検索した時に出てきたのは、中小企業白書によると個人事業主の10年後の生存率は10%ぐらいだそうです。
個人事業主から法人化して、法人会社になった後10年間の生存率は、経済産業省の調べだと大体28%とか26%と出てきます。
だいたい3割ぐらいです。
ざっくり考えると、3割ぐらいが生き残って、7割ぐらいが倒産したり廃業しているということです。
会社を売却する人もいますけど、かなり少ないと思います。
では実際、生き残っている会社や個人は『儲かってるの?』という話ですよね。
調べてみると、毎年税務申告をしている中の約7割が赤字申告なんです。
黒字で申告ができているのが、3割しかいないのが現実です。
もちろん、税金対策などを目的にやっている人もいるかもしれませんが、ほとんどの人が儲かっていないんですよね。
そうして考えてみると、個人事業主のうち10年で1割しか残っていない中で、黒字で申告できているのが3割ということは、3%の人しか儲かっていないわけです。
1億稼いだとか100億稼いだといった、YouTubeに出てくる「あの大金持ちたちは何よ」って思いませんか。
ほとんどの人が個人で独立して10年経つと儲かっていないわけですから、ある意味事実なのかなと思うところもあるんですよね。
この事実は、実態として知っておいた方がいいです。
数字として知っておくことで、現実を見ることができます。
つまり世の中って、ちゃんとやっていたら豊かになるけど、甘くないということです。
私も甘くないことはわかっていました。
だから独立起業しようなんて思っていなかったんです。
私は50代まで会社に勤めていましたが、会社が売却された後、人員整理でリストラになってしまいました。
副業しないと生きていけないと思って副業を始めて、そろそろ独立しようと思って独立しただけですからね。
給料は3分の1になっていましたから。
だから、夢を持って自分で独立するっていうのもいいと思うんです。
私がなぜすぐに独立しなかったかというと、皆さんが思ってるようなかっこいい理由ではなく、どちらかと言えばかっこ悪い理由です。
私が小・中・高校ぐらいの時、起業している人といえば、大金持ちになっている経営者か、倒産して借金だらけになっているといった極端な人が多かったので、起業はすごくリスクがあると思っていたんですよ。
だから起業しても一部の凄い大成功者がいるだけで、ほとんどの人はうまくいかないものだと今より強く思っていました。
不安気質なこともあり、リスクが高いと思って独立しなかったんです。
豊かで楽しく生きられる2つの理由
ではなぜ、今の私はこんなに豊かに楽しくさせていただいているかというと簡単です。
一言で言えます。
いくつか理由はありますが、一つは『考え方』です。
どんなことが起こっても『考え方』、つまりモノの捉え方を変えるだけで、豊かに楽しく生きることができるようになります。
斎藤一人さんの『考え方』だけではなく、未だに自己投資をしていろんな人から学び続けているというのも、理由としてあると思います。
もう一つあるとしたら、オンラインビジネス革命や、AIビジネス革命の技術革新の波に乗ったということだけです。
この2つです。
簡単な話、私はずーっと運がいいんですよ。
Zoomが7、8年前に始まった時にZoomを使ってセミナーをすることができたこともそうです。
それまで私は、飛び込み営業をやっていたのですが、Zoomだったら離れている地方の人たちとも話す機会が得られます。
タイミングよくZoomが使えたのも運が良かったです。
中小企業はなぜ倒産するのか
久家:会社の7割ぐらいが、10年以内に倒産や廃業や会社を売却している中、生き残れているのもそうです。
「会社が売れた人は儲かるからいいんじゃない」なんて言う方もいますが、そんな人はほとんどいないんじゃないですか。
現実として、中小企業が儲かっているかというと、割合的には大半が儲かっていないわけです。
私は不安気質だから、中小企業が儲かっていない現実をみて、自分で調べたことがあります。
『中小企業はなぜ倒産するのか』
この原因ってなんだと思いますか。
知っている人はいますか?
三辺さんわかりますか?
三辺さん:はい。
『債務不履行』です。
久家:その通りです。
『債務不履行』、つまり借りたお金を返せないから9割は倒産しているんです。
大事なことなのでもう一回言いますよ。
9割は借りたお金を返せないから倒産するんです。
裏を返せば、お金を借りていなければ倒産しないじゃないですか。
私が独立した時、マンションのローンが残っていました。
個人で2,800万円借りていたんです。
マンションは投資用ではなく、自分の住む家として買ったときのローンが残っていました。
その時は、住宅ローンを月々14万円払っていました。
マンション管理費が1万5000円程度ですから、毎月15万5千円ぐらい払っていたんです。
ローンを払っている中、さらに会社で借金をしてしまうと、借りたお金を返せなくなったときに倒産することになってしまいます。
だからその時に思ったのは、斎藤一人さんみたいに無借金でやろうと思いました。
借りたお金を返せないから倒産するのであれば、お金を借りなければいいと考えたわけです。
もちろん、実質的に無借金経営でもいいと思うんですよ。
当然すぐ返せる見込みがあるのが前提ですが、基本は必要のないお金を借りなければ良いという話です。
だから初めに、私は借金を全部返したんです。
当たり前ですよね。
まずは借金を無くすことから始めたんです。
多くの起業した人が借金が返せなくなる2つの理由
では、なぜ多くの人が借金を返せなくなってしまうかというと、2つ理由があります。
- 売上不振、販売不振
- 既往のしわ寄せ
この2つです。
1つ目の『売上不振、販売不振』これは毎年同じです。
経済産業省の出先機関で中小企業庁というところがあって、そこで中小企業の動向を調べて『中小企業白書』としてまとめています。
『中小企業の倒産の原因』と検索していただければわかりますが、毎年だいたい『販売不振』が1位です。
変わらない不動の1位です。
つまり68%の中小企業は売上が上がらないから倒産するんですね。
2つ目が『既往のしわ寄せ』
『既往のしわ寄せ』というのは、オンラインビジネスやAIといった、新しいこと、時代についていけず、今まで通りのやり方を繰り返すということです。
ずっと同じことばかりやっていると成長が止まり、衰退していきます。
『既往のしわ寄せ』が原因で倒産するのが13%です。
結論だけお伝えしておくと、『販売不振』と『既往のしわ寄せ』の2つだけで81%の中小企業が倒産しているのが現状です。
『40代、50代からの独立起業でうまくいく人と、失敗する人』まとめ
なぜ『40代、50代からの独立起業でうまくいく人と、失敗する人』がいるのかというテーマでお話をしました。
私が運よく生き残ってこれたのは、斎藤一人さんのような大成功した人から学んで、好きな人の考え方をずっと自分にすり込み続けたからだと思います。
また、中小企業の倒産原因を知ることで、考え方を大きく変えることができました。
『一転びアウト 』で倒産してしまうという事実を知ったことで、大きな借金を1回抱えて、2回抱えて、とやっているといつまで経っても立ち直れなくなってしまうと気が付いたのです。
ではどうしたら『一転びアウト』にならないかというと、方法は2つあります。
一つは『お金を守ること』です。
お金を守り、無駄遣いをしない。
貯金をする。
正しい投資をする。
こういうことをやってきたのが一つです。
もう一つは、お金を使わずに『どうやったらお金を稼げるか。』と、常に考えることです。
1万円の利益に命をかける。
だから事務所を借りないでZoomでやることができれば、品川区では事務所代が毎月100万円かかるのを2,000円で事業ができる。
そういうことができるんです。
今回の『40代、50代からの独立起業でうまくいく人と、失敗する人』の話はここまでです。
他にもテーマを分けてお話していますので、ぜひ見てみてください。