この記事は、『Zoom集客®の学校』校長、久家邦彦さんが『40代・50代からの独立起業』というシリーズの中で、『お金の守り方』をテーマにしたお話をわかりやすくまとめたものです。

この記事を読めば、お金を守るために必要な知識、考え方や方法などを効率よく学ぶことができます。

記事を読んで知識を身につけるだけで、あなたの大切な資産を1,000万円以上多く守ることに繋がります。

是非最後までご覧ください。

では本編をどうぞ!

お金の守り方

『40代50代からの独立起業』というシリーズでやっています。

自分事ですが、私自身も会社員を28年やったあとに、50代で独立しました。

そこでやっぱり最初に何を考えたかというと、人によって金額は違うと思いますが、会社員は月々安定継続して収入が入ってくるということです。

それが10万円、20万円、30万円、50万円、いくらでもいいんですが、独立するとその収入がなくなっちゃうわけですよね。

ですから、やっぱり皆さん、安定した収入が欲しいと思うんです。

ただ、『安定して収入を得る』というのも大切なんですが、収入を得るのと同じくらい、『お金を守る』ことも大切だと思うんです。

実際、お金を守るために最初に私が考えたことがあります。

それは、「お金をどうやったら無駄遣いしないでできるかな」ということです。

考えた結果、『お金を守ることはできる』という結論に至りました。

『お金を守る』ための3つのポイント

ポイントは3つあります。

お金を守るための方法1つ目のポイントは、『住む家を選ぶ』ということです。

当時、私は住む家として、東京、下町の2800万円のマンションを購入しました。

全額借金をして、月々14万円のローン返済です。

たとえ借金を返したいなと思ったとしても、毎月の返済というのは、収入が減っちゃうとなかなか厳しいじゃないですか。

だから「どうやってローンを返していくかな」と考えた時、2つ目のポイントがでてきます。

それが、『稼いで収入を増やす』ことです。

例えば独立するときに、30万円、50万円、100万円と毎月の月収を増やした状態で独立することができれば問題なく返していけますよね。

そして3つ目のポイントが、『コストをかけない』こと。

コストをかけなければお金を増やすのと同じくらいの効果が期待できますよね。

だから「どれだけお金を使わずお金を稼げるか」って考えたわけです。

『お金を守る』ための3つのポイント

  • 『住む家を選ぶ』
  • 『稼いで収入を増やす』
  • 『コストをかけない』

この3つのポイントを実現するために考えたのが、
『お金の守り方』です。

『お金の守り方』3つ+1

私が考えた『お金の守り方』は3つ+1です。

1つ目は、『無駄遣いをしない』
2つ目は、『お金をちゃんと守る』
3つ目は、『正しい投資をする』
+1は、『騙されない生き方をする』

+1というのは後で気づいたから+1にしました。

+1については後で説明します。

無駄遣いをしない

『お金の守り方』のまず1番目は『無駄遣いをしない』です。

「久家さん、当たり前じゃないか」って思いますか?

例えば、女性の方ですと、バーゲンセールとか、安いものを買いに行ったり、やっぱりすごく気を使っている方が多いですよね。

こっちのスーパーよりも大根が30円安いとか、このお肉美味しくて50円安い、というところを調べて行くじゃないですか。

食事へ行く時もコスパが良いとか悪いといったことを気にします。

コスパが良いというと、『サイゼリア』というイタリアンレストランがありますよね。

私は『サイゼリア』が大好きです。

私自身、上場企業のオーナーではありますが、『サイゼリア』の正垣会長と『ニトリ』の社長とも同じところで学んでいます。

皆さんがどう思うかは別にして、私自身、2人ともよく存じ上げているからこそ、2人の経営のやり方がすごい好きなんです。

消費者としての目線でみても、私は大好きだからどちらも買いに行くんですよ。

例えば、寝具では『コスパが良い』と言われる『ニトリ』のベッドを使って私は寝ています。

昔は家具って高いと思ったんですが、今は安くて使いやすいものがいっぱいありますよね。

『サイゼリア』だったら、グラスワインを一杯飲んでも90円ですし、大好きなチキンも290円です。

『ニトリ』も『サイゼリア』も安くて『コスパが良い』ですよね。

この『コスパが良い』という言い方をするときは、『費用対効果が高い』と言っていることと同じだと思うんです。

『費用対効果が高い』ということは『無駄遣いをしない』ことと同じことですよね。

少ない金額ということだけではなくて、価値に対して価格が安いのも『無駄遣いをしない』ことに繋がります。

例えば、食事だったら、美味しくて雰囲気が良いお店などです。

あなたは『サイゼリア』の店内にかかっている絵を見たことがありますか?

実はお店の中の絵は、ウフィツィ美術館というイタリアの美術館に飾られている絵と同じものなんですよ。

私もウフィツィ美術館には行ったことがあるんですが、本当にそこでしか見れない絵をレプリカで飾っているんです。

ヴィーナスの誕生やプリマヴェーラといったすごい良い雰囲気の絵を使ってるんですね。

『サイゼリア』の正垣会長が、なぜイタリア料理をやろうと思ったかというストーリーは今日は話しませんが、雰囲気作りにも成功して、今は店舗が1,500店舗以上になっていると思います。

全部の店舗で雰囲気を統一していますから凄いですよね。

雰囲気がよくて美味しい食事を提供することで、年間2億人以上が来るようなお店を作っているのです。

では、なぜ『サイゼリア』がこれほど人気がでたのかと言うと、やっぱり正垣会長の<思いが原因で人生は結果に現れている>からだと思うんですね。

無駄遣いなく、どれだけ体に良いものを提供するかと考えて、自家農園で作っているそうです。

でも、体に良いものだけだったら普通の話じゃないですか。

だけど正垣会長は理系の大学を出ているため、その知識を活かして、普通とは違うこだわり抜いていることがあります。

数字にこだわる

そのこだわりを知るために、『サイゼリア』に行ったら絶対に食べて欲しいのが何かと言うと、サラダなんです。

シュリンプサラダとかチキンサラダなど、290円ぐらいでサラダがあるんですけど、どれも美味しいんですよ。

でも、なぜ美味しいか知っていますか?

『ソフトバンク』の孫正義さんや『サイゼリア』の正垣会長など、稼いでいる経営者はみんな数字にこだわります。

つまり、この『サイゼリア』のサラダも数字にこだわっているから美味しいのです。

「サラダに数字?」なんて思うかもしれませんね。

ここで、サラダにかかわる数字と言われてピンときた方は凄いと思います。

『サイゼリア』がどんな数字にこだわっているかというと、サラダの温度を絶対に4度で保っているんですよ。

『サイゼリア』では自社農園で収穫したレタスなどをサラダに使っています。

自社農園で収穫したらすぐに4度の冷蔵車に乗せて輸送して、お店の冷蔵庫の中でも全部4度で保存するんです。

試しに自分の家でもサラダを食べる時、4度にして食べてみると分かると思いますが、本当に美味しいんですよ。

他の例をあげると、孫正義さんの部屋の温度は25度というものがあります。

快適で仕事がしやすい温度が25度のため、孫正義さんは部屋の温度を必ず25度にしているそうです。

こう言った数字の話は、言葉だけで言われても、いまいち理解できないかもしれません。

でも、やってみたら実感できると思います。

彼らのように稼いでいる経営者というのは、無駄なことをやらないですから。

豊かさを選ぶ

『サイゼリア』の正垣会長が教えてくれたのは、「豊かさというのは選べること」だということです。

お金を持っているというのは、確かに豊かさではあります。

でも、お金をものすごく持っていても、高級なお店にしか行けない人ってやっぱりいるんですよね。

そういう高級志向な人は『サイゼリア』のようなお店をバカにしてしまうんですよ。

「あんなところはお金持ちが行くところじゃない」といった感じでです。

別にその人の価値観なので、良い悪いを言いたいわけではないです。

だけど高級かどうかより、自由に選べる方が豊かだと思いませんか?

それは、お金を守るということにも繋がります。

例えば、急いでいる時は立ち食いそば屋さんみたいに、すぐに料理が出てくるところで食べたほうがいいですよね。

高級であることより、自分の好きなものを食べたらいいと思うのです。

ちなみに、私はパンをあまり食べません。

パンを食べない理由は糖質をあまり摂りたくないからです。

糖質をむやみに摂らないことで、体の調子は良くなるし、眠くなりにくくもなるため、敢えて食べないことを選んでいます。

食べないことを選ぶと言えば、インドでこんなことがありました。

インドへ行くと分かりますが、レストランに入ると必ずベジーオアノンベジーと聞かれます。

「あなたはベジタリアンか?肉を出してもいいか?」って聞かれるんですね。

今のインドは、7割方ベジタリアンじゃないかと思うぐらい、多くの人が食べるものを選んでいます。

私が食べない理由も同じ理由です。

つまり、豊かさは選べるんですよ。

この、豊かさは選べるということを、『サイゼリア』の正垣会長から学びました。

同じところで学んではいますけど、もちろん、直接じゃないですよ。

間接的にですが、お金の守り方をまず私は学んだんですね。

正確なことを言えば、独立をするときに、実践しながら学んだと言う方が正しいでしょうか。

いきなり全ては学べないですよね。

やりながら、「どうしたらお金が残るか。」を常に考えていました。

無駄遣いをしないというのは「コスパが良いところに行くこと。」

「じゃあコスパって何よ」と、さらに深掘りしていきます。

やっていくうちに少しずつ理解が進んで、考えなくてもコスパの良い行動がとれるようになるのです。

『ふるさと納税』でお金を守る

『Zoom集客®の学校』の平井周一さんは、月収14万の会社員でしたが、今では独立して物販で2億円の売上をあげています。

オンラインビジネスでも『Zoom集客®の学校』で学んで、3億5千万円を売り上げて、安定して利益が出るようになりました。

利益が出るようになると、『ふるさと納税』のような優遇制度をより効果的に使えるんですね。

我が家でも、食べ物の特産品が月20万円分ぐらい色々届きます。

そうすると一人ではもちろん食べられないので、お肉とかフグとかメロンなどをみんなに振る舞ったりします。

この『ふるさと納税』の仕組みは、私たちにとって本当にありがたいことなんです。

なぜかというと、『ふるさと納税』という名の通り、納税をしているわけですから、余計なお金を使わないで、本来納める住民税の一部で返礼品をいただける仕組みになっているからです。

これはお金を無駄遣いしないということと同じですよね。

だから私は『ふるさと納税』をやった方がいいと思っています。

ちなみに、私自身も『日本現実化戦略研究所(まる現®)』で担当の税理士の人から「やった方がいいですよ。」と教えてもらいました。

毎年どれぐらいの金額まで使っていいのかを教えてくれるので、教えて貰った金額で『ふるさと納税』をやります。

『過剰に使わないこと』も無駄遣いをしないということと同じだからです。

『ポイント活動』でお金を守る

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さらに言えば、もっとやった方がいいと思うのが『ポイント活動』です。

今の時代、『ポイント活動』は楽しみながらゲームのようにやった方がいいです。

例えば、クレジットカードというと、VISAカードを持っている人が多いと思います。

ただ、VISAカードは個人向けとして広がったカードなんです。

ビジネスをやる人だったら、やっぱりアメリカン・エキスプレス・カード(以下アメックスカード)がおすすめですね。

もともと、ビジネス利用を目的とする人向けに作ったのがアメックスカードだからです。

アメックスには代理店がいくつもあるんですが、どこのアメックス代理店を使うかでサービスも金額もかなり違ってきます。

これは、『Zoom集客®の学校』の伊藤恵子さんが毎年正月に『ポイント活動』の講演を一緒にやってくれていますので、講演を見てもらうと絶対に役立つと思います。

あなたに合うかどうかはわかりませんが、ビジネスをやる人であれば、やった方がいいですね。

当然、支払いが遅れて事故を起こしちゃったとか、色々と事情がある人もいると思います。

だけど、支払いの事故などもちゃんと調べて頂くと、5年経てば債務が消えてたりします。

倒産しちゃった経営者なども『Zoom集客®の学校』にはいっぱい来るんですよ。

だけど、時間が経てば債務も消えます。

「久家さんの紹介から、アメックスのゴールドカードになりました」と言ってくれたときは本当に嬉しくなりますね。

今ではものすごく復活して、豊かになっている人がいっぱいいます。

ちなみに、アメックスカードを使っているだけでホテルに泊まれたりもしますよ。

今ちょうど『Zoom集客®の学校』の五十嵐さんが、アメックスカードのおかげで、10日間ぐらいかけてエーゲ海などのヨーロッパを回っている最中だと思います。

子供を2人育てていらっしゃる方なので、『ポイント活動』などは積極的にやった方がいいですね。

現在『Zoom集客®の学校』の仕事を手伝ってくれている人なんですが、私がすごく尊敬している女性でもあります。

ビジネスですから、普段厳しいことを言ったりもしますけど、五十嵐さんと私は同い年なんです。

でも彼女は『ポイント活動』の知識は私よりずっと詳しいですよ。

『ポイント活動』で貯めたポイントで、毎年2回とか3回、子供を連れて旅行へ行っているそうです。

『自分の力』でお金を守る

方法を知って『無駄遣い』を防ぐ

だからまず、『お金の守り方』の3つのうちの一つは、『お金を無駄遣いをしない』ことを考える。

今の時代は『お金を無駄遣いしない』方法はいくらでもあります。

ただ、『お金を無駄遣いしない』方法を知っているか知らないかだけです。

『ポイント活動』や『ふるさと納税』がより効果を発揮するのは、ある程度税金を納め始めてからだとは思います。

私も初めは、全然税金を納められないところからスタートしました。

今は皆さんのおかげで知識を得て、運よく納税できるようになっただけです。

ただ納税できるようになる前から、食べに行くところとか、スーパーなど日常生活で行くところがあると思います。

ちょっとしたお得なことや、物々交換できるものなど、そういったところから大切にしたらいいですよね。

つまり、『お金を無駄遣いしない』ことのコツとしては、『知っているか知らないか』ということと、あとは、『やるかやらないか』です。

利益を上げて『無駄遣い』を防ぐ

自分で独立起業している人に覚えてもらいたい言葉があります。

斎藤ひとりさんに教わった言葉ですが、『1万円の利益に命をかける』ということ。

この『1万円の利益に命をかける』という言葉は、紙に書いて持っておくとなお良いです。

会社員時代は、ほとんどの人が固定報酬で働いていますよね。

年間365日働いて、1万円しか収入が上がらないとか、5万円しか上がらないという人がほとんどです。

ですが、個人で起業し事業を始めたら、1日で1万円の利益を上げることなんて簡単なんですよ。

昨日も、夜12時ぐらいまでセミナーをやりました。

そんな遅い時間までやっていたセミナーでしたが、『Zoom集客®の学校』の三辺(みなべ)さんは12時過ぎになっても、1件オーダーを上げていました。

自分では、「NGだったかもしれない」と思うぐらい難しい案件でしたが、しっかり一括払いで成約をした三辺さんは立派だと思います。

営業のプロですよね。

だから、成約をする力があったら、1万円の利益なんて毎日だって上げられます。

『無駄遣いをしない』というのは、一緒に仕事をやる人、学ぶ人を選ぶということも、とても大切なんです。

『学び方』のポイントを押さえてお金を守る

学ぶ先生を選ぶときのポイント、『学び方』は3つあります。

1つ目は『本で学ぶ

今はオーディオブックがありますが、これも本の一種です。

何かをしながらでも、耳で聞きながら学ぶことができるようになっており、非常に効率良く学ぶことができるようになっています。

2つ目は、『セミナーや先輩から教えてもらう

有償、無償問わず、学びたいことを人に聞いて教えてもらう方法です。

3つ目は、『フィールドワークをして、現場で仕事をやりながら教えてもらう

現場で一緒に仕事をする、営業や集客をする、コピーを書く、プロジェクトに参加するといったことです。

さあ、1、2、3、どれが『学び方』で一番効率がいいと思いますか?

どれが一番結果が出るかを知っているというのは、『無駄遣いをしない』ことと同じですよ。

『本で学ぶ』のか、
『セミナーで学ぶ』のか、
『フィールドワークで学ぶ』のか、

どれが一番効率が良いかというと、もう、絶対『フィールドワーク』ですよ。

現場でやるしかありません。

学ぶためには知識が2割、現場でやるのが8割です。

だから、私は前の会社に入社する前に426万円払って代理店になりました。

代理店として一緒に仕事をやってもらったからこそ、営業ができるようになったのです。

その後、50歳でリストラされた後に、オンラインの塾ビジネスで独立をしました。

オンラインビジネスは全然やったことがなかったので、この塾ビジネスを日本で初めて始めた人に毎月200万円を払って、3ヶ月の間、私が売る商品を一緒に売ってもらいました。

その3か月の間にやり方を学ばせてもらったんです。

その後、『非常識な成功法則』の著者、神田昌典さんのところでマーケティング役員をやっていた人に、また200万円払って、一緒に仕事をしてもらうようにお願いしました。

人にお願いして2回やってもらってから、今度の3回目は自分でやって、今の『Zoom集客®の学校』ができたのです。

それだけの話ですよ。

先に代償を払っているから、私は早いのです。

しかも結果を出す人と一緒に仕事をやっています。

大切なことなので、もう一回言いますね。

『無駄遣いをしない』というのは、『お金を使わない』ことではないです。

教えて貰うために月200万円も使っているんですから。

でも、お金を使った結果、いくらの売上げになっていると思いますか?

200万円の100倍で2億円ですが、そんなものじゃないですよ。

余裕で100倍以上になっています。

払ったお金が200万円、400万円であったとしても、全て100倍以上になっているわけです。

さらに、毎年売上がどんどん上がり続けています。

だから、『無駄遣いをしない』ことに、『正しい投資をする』ということも含まれます。

改めて『お金の守り方』3つ+1です。

是非大きくノートに書いておいてください。

1つ目は、『無駄遣いをしない』

2つ目は、『お金をちゃんと守る』

私が聞いた将来の夢のひとつに、「貯金をする」って言葉があったんです。

ただ、貯金の仕方は考えた方がいいです。

3つ目は、『正しい投資をする』

4つ目は、『騙されない生き方をする』

見方を変えると、『騙されないこと』ですよね。

詐欺に合わないことが大切です。

『騙されない』ようにしてお金を守る

あまり詐欺という言葉を使いたくないですが、最近は詐欺が増えていますよね。

私、『久家邦彦』の名前を勝手に使って、詐欺だなんだと書いているハイエナみたいな人たちもいますから注意してほしいです。

詐欺のような相手の提案が来た時に、騙されないようにする方法があります。

一言で言うと、騙されないためには誠実な専門家の言うことを素直に聞くのが一番だということです。

儲け話が来た時に、弁護士や税理士さんといった、専門家3人ぐらいに聞いてみたらいいと思います。

あとは、『Zoom集客®の学校』の中でしたら、「こういう案件どう思いますか?」と、ちゃんとした人に聞いてみたら良いです。

ちゃんとした人に聞けば「ああ、それは、こういう風になって、こうなっている人いるよ」と答えてくれるはずです。

例えば、フェイスブックで投稿してたらよくあるのが、外国人のムキムキの男の人から、「クウェートで今悩んでいる人がいます。」といったメッセージが届きます。

さらに「お金をもらわないと、私、殺されちゃうんです」といった相談をされ、「お金を送ってください」とメッセージが続きます。

その相手の事を信じて、50万円を送ったなんて話を聞きますよ。

そんな風に詐欺に騙されたという話は後を絶ちません。

でも全ては自己責任です。

だから、詳しい人に聞いたことを知識として学んだら、自分は騙されないようにしてください。

本当かどうか知りたい人は、検索をしたらいっぱい出てくるので調べてみてください。

ロマンス詐欺というやり方ですが、日本の女性は良い人が多いから、ロマンス詐欺に引っかかってしまう人が多いのだと思います。

男性に多いのが、
「エロサイトを見たときの未納料金を払え」
「払わない場合は個人情報を公開する」
みたいなものです。

画面に警告が出て、人にも相談できないから、そのまま払ってしまう人がいっぱいいるんですよ。

あと男性の場合は、海外の綺麗な女性から友達申請が来てお金をだまし取られたりします。

これも女性と同じくロマンス詐欺ですね。

こういった詐欺をする相手の言葉を、信じるか信じないかは本人次第です。

相手を信じてたら満足感は得られるかもしれませんが、お金は減ってしまいますよね。

詐欺というのは当然ロマンス詐欺だけではありません。

注意しなければいけないものは、いっぱいあります。

カードの不正利用なども典型ですよね。

実は私も被害にあったことがあります。

スマホ2台使いでやっていて、2個目のスマホにショートメッセージが入っていたんです。

「Appleの製品を今日届けたい」といった内容です。

「いつ届けるか教えてください。」という文言のあとにサイトのURLがあったので押したら、『Apple風のサイト』が出てきました。

サイトに「AppleのIDを入れてください。」と書いてあったので、そのままIDを入れちゃったんですよ。

入れた瞬間に、私のApple製品が全部使えなくなりました。

全部すぐ止めて事なきを得ました。

不正利用をされると大変ではあるのですが、私は立ち直り方を知識として知っていたため大丈夫だったんです。

一番騙されない方法は『知っていること』です。

だから一番わかってて、専門家、誠実な専門家に確認すること。

投資の情報なども、税理士とか弁護士さんとか、まともな仕事で誠実な人、3人ぐらいに聞けば、「あーそうか、こういうやり方があるんだ」というのを冷静に教えてくれます。

士業の人たちとお付き合いがなければ、本当に誠実なあなたの先輩、家族などに聞いても良いです。

ただ、今の時代は新しい詐欺などもどんどんでてくるから、本当はちゃんとコンサルやスクールなどで学んだ方が、保険になるので私はいいと思います。

保険として知識をもっているだけで不要な出費を防げるので、学ぶための出費というのは、結果として安いものになりやすいです。

それから、広告を利用している人の被害として、海外の人にアカウントを乗っ取られてしまうなんてこともあります。

他にも、訳もわからない言いがかりみたいな形で、金融機関にお金を凍結されたとかいくらでもありますよ。

被害にあったときに、どうやってお金をちゃんと取り返したかという内容は、ここで話す内容ではないので割愛しますね。

だから、『お金の守り方』という、詐欺に合わない方法は誠実な専門家に聞くっていうことなんですよ。

マスターマインド』と言って、1人ではなくて3人ぐらいに聞くのがポイントです。

『金利』の違いで差が出ることを知る

2つ目は、『日本の貯金』です。

私たちが子供の頃って、貯金金利が7%ぐらいあった時代があるんですよ。

金利が7%のときに100万円を預けていると1年間で+7万円になりました。

毎年7万円増えていくと、10年間でどれくらいになるかわかりますか?

+70万円だと思うかもしれませんが実は違います。

単純計算ではないのです。

『複利』って聞いたことはありますか?

1年目は+7万円ですが、2年目は107万円の7%なので約7.5万円増えて114.5万円になります。

3年目には114.5万円の7%、4年目には・・・と雪だるま式に利息が増えていくのが『複利』です。

多くの日本人は、過去の金利が良かった時の幻想を抱いたままなので、お金を守ると考えたとき、貯金と保険の割合が高い方がほとんどです。

年配の人の方がお金を持っているので、貯金の割合が高くなりますが、若い人でも資産全体の54%が貯金、26%が保険と、80%程度の割合を占めています。

だけど、はっきり言って今銀行に預けててもお金は増えないですよね。

あなたは預金金利が今何%かわかりますか?

大体0.002%とか、そういう世界です。

100万円預けても1年間で20円の利息というレベルです。

20円ついているから損していないって思う人がいますが、実際は損しているのをご存じですか?

例えば、ATMで1回引き出すと100円や110円かかったら、20円の利息が飛んでしまいます。

しかももう一つ知っておいて欲しいのは、物価が20円以上あがったら、お金が減っているのと同じですよね。

額面は変わっていなくても、お金の価値はどんどん変わっていきます。

常に価値が変わるということから、私たちが絶対に知っておかなければいけないことは、「歴史を知らない民族は滅びる」という言葉なんです。

時代は徐々に変わってくるので、多くの人は時代が変わっていることに気がつくことすらありません。

多くの人は今までと変わらないことを選んでしまいがちです。

昔の郵貯に預けてた人の時代の人は銀行にずっと預けてますよ。

貯金が安全だと思う人はそのままやっていたらいいと思います。

あなたは今、投資でNISAを使っていますか?

NISAというのは国が認めた非課税制度ですが、非課税枠を使って株式投資などをしている人もいると思います。

例えばアメリカ株だったら、長期的に7%の複利利益が期待できるS&P500指数に連動した投資信託などがあります。

当然、特定の銘柄を勧めるとかではありませんので、投資をやるかやらないかはどこまでいっても自己責任です。

とはいえ、資産運用の方法をyoutubeで話している人はたくさんいますよね。

だから自分でも調べてほしいんですよ。

賢く生きるためにもっと勉強した方がいいと思っています。

『貯金』に回してお金を守る

私自身も、今までは貯金をしてきました。

貯金の話で一番有名な人でいうと、『本多清六』さんの本を読んでみたらいいです。

『本多清六』さんは東大を出て、社会人になってから、ある方法で大富豪になっています。

その方法は、自分の給料の4割を強制的に貯金に回すという方法です。

退屈な本だと思われるかもしれませんが、多くの人から名著だと言われてきたものです。

お金持ちになる人の鉄則ですよね。

とはいえ、いきなり給料の40%はきついと思います。

ですが、1割とか2割だったら、どんなに苦しくてもなんとかできるかもしれません。

それでも貯金するのができなかったら、家にビンなどを置いておいて、そこに毎日100円ずつ入れていくということをやってみてください。

なぜなら、月3,000円、年間36,000円でもできれば、『勝ちぐせ』がつくんですよ。

お金を貯めるという『勝ちぐせ』です。

ただ、お金を貯めるのはいいのですが、貯めるだけでそのままそこに置いておくとお金は死んでしまいますよね。

だからやっぱり、貯めたお金を活かしてもらいたいです。

自己責任なので、無理に投資をしてほしいとかそんなわけではないのですが、お金を活かす勉強をして、知識を得た方がいいですね。

なぜかという理由をこれから説明します。

今は、寿命が伸びて長生きする方が増えていますよね。

ぜひ『LIFE SHIFT(ライフシフト)』という本を読んでもらいたいです。

人生100年時代がもう来ているということが分かると思います。

例えば、60代ぐらいの人であれば、多分あと40年生きるわけです。

どういうことかというと、80代でみんな亡くなっていた時代から、さらに20年ぐらい私たちの時代は人生が伸びるということなんです。

医療も発達していますからね。

子供の時の私たちの感覚でいうと、郵便貯金に預けていたら複利で7%ずつ増えていったわけですから、毎月、給与の収入が増えていたときは、日本では貯金が一番良かったわけですよ。

だけど今は金利が0.002%に下がって、さらに物価がインフレで上がってくるということは、お金の価値が目減りしてるわけですよね。

長生きをするというのはありがたいことですし、人生を楽しんで豊かに生きられる人にとっては最高だと思います。

だけど、長生きするということはお金の問題がでてくるということなんですよ。

例えば、昔は20歳で働き始めて40年働いて60歳で定年していました。

その後は40年間働いて資産を蓄えて、あとは年金で20年間食べていける時代が30年ぐらい前にはあったわけです。

ただそれも、バブルが崩壊するまででした。

今、どうなっているかというと、多くの人が20歳から65歳までの45年間働くようになっています。

とはいえ、中には60歳まで働いて辞めちゃう人もいますし、自衛官の人であれば55歳で定年ですから強制的に退職です。

日本の自衛官って定年が早いんですよ。

国家公務員なので、報酬は当然のことながら安定してます。

けれども、安定している国家公務員であってもインフレが来たら危なくなります。

今まで貯金しかしてこなかったら、お金はどんどん目減りしていきますから。

お金のことを勉強せず知識がないままでいると、後で大変な状況になっていることに気づくことになるわけです。

『インフレ(物価上昇)』はお金の価値を下げる

例えば、20歳から65歳までの45年間働いて、その後100歳まで生きるとしたら、35年間食べていかなきゃいけないですよね。

今まではデフレだったので、何もしなくても物価が下がっていく時代でした。

でも、すでに物価が上がり続けるインフレの時代に入っています。

今の日本はインフレであることを知っておいてほしいんですよね。

日本だけはインフレが緩やかなので、世界的に日本人だけあまり気づいてないのが現状です。

私の大好きな大戸屋で、ホッケ定食などを食べにいくと今までは980円でした。

それが今では1,100円ぐらいですよ。

『Zoom集客®の学校』には、ニューヨークにある『ゴールドマンサックス』から独立した人も営業を学びに来るんです。

学びに来た彼に、「今年いくら売上があがりました?」と聞いたら6000億円だそうです。

その彼が出張でニューヨークに行くんですよ。

「久家さん海外は物価が高いんですよ。」といつも言っています。

「大戸屋では一食いくらぐらいですか?」と聞いたら、6,000円だっていうじゃないですか。

ホッケ定食は日本と丸っきり同じですよ。

ご飯とホッケをちょっとイメージしてください。

白いご飯とホッケと味噌汁がついて6,000円と言われたら、あなたは食べにいきますか?

普通は中々食べに行けないですよね。

他にも例をあげますね。

私は野球を見に行くとビールを飲むんです。

今、ビールを日本の東京ドームで飲むと、一杯900円なんですよ。

大谷翔平選手がドジャースに行きましたが、アメリカのドジャーススタジアムでビールを飲むといくらかわかりますか?

3,000円です。

紙コップのビール1杯3,000円ですよ。

もっとびっくりしたのが、ホットドッグがすごく高いんです。

ホットドッグ1本1,500円とかなので、子供を2人連れていくと3,000円
です。

今、海外ではインフレがものすごいんですよ。

沈静化してきたと言っても、日本だけが安いというような状況です。

日本円の力は落ちてきています。

今はそんなことを言いたいわけではなくて、ある人に紹介してもらって、財務省の事務次官だった人の講演を聞く機会があったんですね。

そこで、講演していた人が言っていたことがあります。

日本国家の財政をみると、現在の日銀の当座預金が570兆円あるそうです。

日本銀行 業態別の日銀当座預金残高(日銀のサイトへ飛びます)

当座預金というのは日銀が他の銀行から預かっているお金ですが、その大半は国債になっています。

国債は簡単に言えば借金ですから、金利が上がれば当然多く利息を支払わなければなりません。

つまり金利が2%上がると、国債の利払いだけで12兆円ぐらい払わなきゃいけないということです。

もう簡単な話ですよね。

日銀の資本は10兆円程度ですから、日本の財政状況をみた格付け機関が評価を下げてくると、ドルの調達がしづらくなるといった弊害が出てきます。

国家が破産するとかしないとかは国が決めることではあります。

国が破産する場合、IMF(国際通貨基金)という機関が入ってきて1回預金が封鎖されます。

その後どうなるかをご存じですか?

知っておいてほしいのは、『国は破産しない』ということです。

では誰が破産するかといえば、『国民が破産』するんです。

国民全員の円資産を10分の1とか100分の1にして再スタートになります。

必ずそうなるとは言いませんが、準備はしておかないとダメですよね。

私の場合は、これから日本円の価値が下がってもいいように、1ドルが100円ぐらいのときから徐々に円をドルに変えています。

当然ドルが生き残るかどうかなんてわかんないですよ。

あくまでも私はドルに変えるという方法をとっているだけです。

どこまでいっても自己責任なのは変わらないですから。

とはいえ、ギャンブルとかFXをやってほしいというわけではないです。

『環境の力』でお金を守る

『分散』してお金を守る

投資の格言の一つに、『一つのカゴに卵を盛るな』という言葉があります。

この『お金の守り方』で知っておいてほしいのは、『分散』という考え方です。

『分散』のポイントは3つあります。

1つ目は『資産の分散

例えば株式しか持っていない人だと、株が暴落した時に影響をもろに受けてしまいますよね。

だから株式とは違う動きをするものも、一緒に併せ持っておくというのが資産の分散です。

2つ目は『時間の分散

私は投資家ではありませんから、ギャンブルみたいに投資のタイミングを計るやり方はやりません。

タイミングがわからないからこそ、淡々と積立投資をしていくのが時間の分散です。

3つ目は『地域の分散

円だけで持っている時に、円の価値が下がったりすると逃げ道がなくなってしまいますよね。

だから私は、他の国の通貨も持つようにしています。

これが地域の分散です。

日本の現状を知る

今の時代、分散、長期、投資、そして積み立て投資をやったほうがいいんじゃないかなと思います。

その時に知っておいてほしいのは歴史のパターンを知らない民族は滅びるということですね。

郵貯だけ知ってて貯金だけで持っていても、今の0.002%というところに置いておく意味があるのかなって思いますね。

万が一銀行が破綻して、ペイオフになったとしても1,000万円までしか返ってこないです。

本当に政治家も頑張ってると思うし、会社の経営者も頑張っていると思いますが、日本という国の国家予算だけ調べてみてください。

今は1年間で140兆円ぐらいの予算を使っています。

税収が60何兆円ありますが、国債の利払い費が年々増加して、今では24兆円にもなっています。

国債というのは国の負債、全て借金です。

本来なら40兆円で暮らさなきゃいけない人が、140兆円使ってしまっているわけです。

それを誰も何も言わないどころか、「もっとお金を使え」という政治家もいます。

政治家はもちろん国民の顔色を伺うために言っているのだと思います。

こんな状態で増税なんて言ったら、国民が反発しますよね。

だからお金を刷ればいいという発想になっているのだと思います。

国は破産しないと言う人もいますけど、普通に考えたらわかるじゃないですか。

同じようなやり方をして、歴史上破綻しなかった国は1つもないですから。

私の仲の良い人の中に、9つの破綻した全部の国を学んできた人がいます。

例えば、普通に日銀が刷ったお金でETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)まで買っちゃってますけど、そんな国はどこを探してもないですよ。

国が日本経済の下支えのために、すでに何十兆円も買っていますが、買ったは良いものの売れないですよね。

国が購入するというのは、儲けが出ていなくても株価が上がってしまうわけですから、健全な株価の成長を阻害してしまいます。

他にもいくらでも理由はあります。

日本では少子化が進んでいますが、今は毎年70万人ずつ減少しています。

統計局ホームページ/人口推計より抜粋

人がどんどん居なくなっている国の通貨をどこまで信用できるのかという部分もあります。

ここから15年ぐらいで東京の人口と同じぐらい、約1,100万の人がいなくなるんですよ。

今のように移民を受け入れない限り、その未来は確実にやってきます。

必ずしも移民政策をやれって言ってるわけではないですよ。

当然、立場のある人たちも国の為に一生懸命頑張っていると思います。

もちろん国の方策も大事ですが、それはそれとして、個人としても生き残らなきゃいけません。

家族を守らなきゃいけない、スタッフとか周りの人たちを大切にしなきゃいけない。

ということであれば、税金をしっかり払ったとしても、大丈夫と言えるぐらい勉強してた方がいいと思うんですよね。

「世の中のお金の仕組みがおかしい」なんて暗い話だけをしようとは思っていません。

これから解決策を言いますね。

『正しい投資』でお金を守る

その解決策というのは、『日本だけを見ない方がいい』ということと、『複利の力を使う』ということです。

これからの日本は、少子化で人口がどんどん減っていって、日銀はどんどんお金を刷っていって、最後には誰も責任を取らない。

財務省トップだった人も、3年持たないとはっきり言っています。

私がただ聞いてきただけの話だから本気で信じなくてもいいです。

だけど準備した方がいいですよね。

備えあれば憂いなしです。

あとは『複利の力を使う』ことです。

複利の法則です。

是非ノートにでも『複利』と書いておいてください。

ウォーレン・バフェットという著名な投資家がいて、彼は今93歳です。

私は彼の考え方が大好きなんです。

ウォーレン・バフェットの言葉で、投資のルールで一番大事にしていることは、「損をしないこと」って言ったんですね。

無駄な手数料とか無駄なお金を使わないということです。

無駄なお金を使わないということは、イコールお金を守ることですよね。

ウォーレン・バフェットのお金の守り方は、長期的に競争優位性がある、価値の高い超優良企業を適正価格で買って、長期的に売らないということです。

長期的に買った会社の成長とともに収益を得るというやり方は、つまり『複利の力を使う』ということに繋がります。

そんなことを言うと、「自分には会社なんかわかんないよ」とか「投資なんかできないよ」と思う人がいると思います。

なので原則だけお伝えしておくと、『複利の力を使う』ためには正しい投資をする必要があります。

つまりは勉強する必要があるということです。

勉強しないときついと思ったので、私はウォーレン・バフェットの本を徹底的に読みました。

他にも、竹田和平さんに会いに行って、フィールドワークとしてコーチをさせていただいたり、セミナーを運営させていただいたり、彼が本を出すときにその原稿を書かせてもらったりもしました。

『ウォーレン・バフェット』や『竹田和平』といった著名な投資家や事業家の人に触れて感じたのは、彼らは絶対に長期投資で考えているということなんです。

多くの人はいきなり何百万円、何千万円の投資はできないと思うので、積み立てで長期投資をした方がいいと思うんですね。

私も積立投資から始めました。

例えば、日本の銀行へ毎月5万円預金した場合、金利は0.2%、0.02%なんですよ。

100万円を預けても、よくて20円ぐらいなんです。

だけどアメリカの株式などに変えた場合、平均すると7%ぐらいになります。

しかも複利で7%です。

複利というのは、自分が投資で出てきた利益を再投資するという考え方です。

優良企業であれば、会社が勝手に大きくなっていくから、良い企業の株式を持っているだけで複利で成長するという考え方ができます。

良い企業の株式を手に入れたかったら、S&P500というアメリカの優良企業500社を集めている指標があります。

S&P500にはアマゾンやアップル、グーグル、テスラなどが入っていて、下位のランクの会社は毎年入れ替えがあるんですよ。

だから、今のアメリカで一番強い企業の500社が入っていると思ってください。

『S&P500チャート』で調べていただければ、いくらでも出てきますから確認してみてください。

右肩上がりでずっと伸び続けているのがわかると思います。

上がったり下がったりを繰り返しながら、15~20年ぐらいを平均すると大体7%ぐらいで回ってるんですね。

ではどれぐらいになるかというと、例えば5万円ずつ貯金していったら1年間で5万円×12ヶ月で60万円になります。

10年間で600万円、15年間で900万円です。

元金900万円が15年経ってどれぐらい差がつくかを計算してみます。

預金をしていた場合は0.002%なので、年間20円増えて15年で+300円。

S&P500連動の株式で利回りが7%、変動リスクが13%だった場合は、想定リターンは1,555万円なので+655万円になります。

投資なので絶対はないですよ。

当然上がったり下がったりはしますが、それでもかなりの差がつくのが分かると思います。

だから国としても、国民がため込んでいる預貯金をできるだけ投資へ流したいわけです。

2024年に新紙幣発行がありますよね。

タンス預金してる人には、「紙幣の切り替えがあるから全部持ってきなさい」となると思います。

全部炙り出されると思うので、ほとんどのタンス預金はここから通用しなくなるのではないでしょうか。

例え紙幣の切り替えをせずにタンス預金をしていたとしても、金利がつかないので15年後も増えていないですよね。

だけど、モノの値段が上がっていくということは価値が減ることと同じです。

古いモノの価値を表すとき、「当時の価値になおすと」なんて言われたりしますよね。

例えば、大戸屋の定食が物価上昇で1,000円から6,000円になったら、お金の価値は6分の1です。

ありえないと思いますか?

実際、日本は食料の自給率が4割しかありません。

今のところ、米だけは作れると言われていますが、お米農家さんもほとんど減らしちゃってるじゃないですか。

作る人が減ってくると、食糧難まではいかなくても、輸入頼みにはなってきます。

円安が進むと輸入コストが上がるので、物価が上がってインフレになるというのは知っておいてほしいんです。

海外の大戸屋ではビールだって3倍ぐらいですよ。

900円が3,000円ですから。

だから15年間で物価が3倍になったら、自分の現金の価値は3分の1になるというのを知っておいてください。

900万円タンス預金していたら900万円が増えるどころか赤字です。

今の日本の状況では、銀行に預けておく意味があるのかはよくわからないですよね。

ただ好きな人は、ちゃんと自分で考えて銀行に預けたら良いと思います。

あとは銀行のドル預金を利用する人も、何かあった時には一発で封鎖されますから気をつけてくださいね。

お金が増える株式の話と、お金が増えない貯金の話をしてきましたが、「この株式を買ってください。」と言っているわけではなくてシミュレーションですからね。

私は別に投資を進めているわけでもないし、銘柄を進めるつもりもありません。

あくまでも自己責任ですが、『お金を守る』ために知っておいてほしいということです。

あなたは20年後も生きていると思いますか?

少なくとも生きてたいと思う人は、何も考えずに貯金だけするのではなくて、自分から勉強して欲しいと思います。

20年間あれば、全世界株やS&P500指数に連動した株式などで毎月5万円ずつ積立して、7%ぐらいの利回りで運用すれば、1,200万円が2,537万円になります。

では30年後はどうですか?

40歳だったら70歳、50歳だったら80歳になるし、60歳だったら90歳ですが、その頃には元気な人も多いんじゃないかなと思うんですよ。

ウォーレン・バフェットなんかめちゃくちゃ元気ですよね。

彼は2024年現在で93歳ですが、今でも株主総会のときには3万人の前で3~4時間話します。

あなたは3万人の前で講演できますか?

多分、多くの人は緊張してガクガクしてしまいますよね。

普通は300人の前でもなかなかできないですよ。

みんながみんなウォーレン・バフェットの様にはいかないかもしれませんが、でもそれぐらい元気な歳のとり方だってできるわけです。

これからも長生きすると考えて、月5万円のタンス預金を30年続けたら1,800万はたまります。

だけど増えませんよね。

それどころか、物の値段が上がる方が早いからタンス預金ではインフレに負けてしまいます。

お金の額面は変わらなくても、お金の価値は変わっていくわけですから。

今日はね、ここまでにします。

『お金の守り方』まとめ

まとめです。

『お金の守り方』は、私は3つ+1つあると思っています。

1つ目は、『無駄遣いをしない』こと
2つ目は、『貯金をする』こと
3つ目は、『正しい投資をする』こと
4つ目は、『騙されない生き方をする』こと

私はリストラになって、仕事を辞めざるを得なかったから『お金を守る』ことを自分で始めました。

皆さんみたいに夢を持って独立した人間ではないので、人に教わりながらなんとかここまできました。

たまたま運が良く、人に恵まれたことが大きいです。

本当に先輩に感謝です。

周りの人に感謝です。

あなたも是非、『お金の守り方』を実践してみてください。

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