「非常識な成功法則」

神田昌典 (著) フォレスト出版

こんにちは 久家邦彦です。

今日の潜在意識おすすめ本は、神田昌典さんの「非常識な成功法則」です。

初版が出たのは2002年。25万部を超えるベスト&ロングセラーです。

何回も何回も繰り返し読んだ、熟読本です。

書籍「非常識な成功法則」をおすすめする理由

 

 

なぜ、書籍『非常識な成功法則』神田昌典著が、潜在意識を活用する上でオススメ本かというと、

著者の神田昌典さんが社会にでてから、リストラにあい、そこから億万長者に駆け上がるまでに

実際に体験した落とし穴と、成功の転機となった潜在意識の活用法が書かれているからです。

 

神田昌典さんの「非常識な成功法則」は、特に高学歴で、今まで自分で必死に努力して

難関資格を取得したり、一流企業に就職したものの、その努力に見合った結果を得ていない、

理不尽だと感じている人におすすめの本です。

 

なぜなら、高学歴で今まで自分の努力で結果を出してきた人ほど、

「潜在意識を活用して成功する、なんて話は到底信じられない。」

まさに非常識に感じることだからです。

 

著者の神田昌典さんは現在50代。

学歴社会が常識の時代に大学を卒業して外務省入省します。

その後、自費で渡米しMBAを取得し帰国したものの、帰国後就職した外資系の会社でリストラに遭った…

そんな経験の持ち主です。

その後、『マーフィーの成功法則』という1冊の書籍との出会いから

「潜在意識を活用する方法」を知り、半信半疑ながらもその手法を実践して結果を出したのです。

 

潜在意識を活用するために知っておくべき「非常識な成功法則」の内容 

書籍『非常識な成功法則』は、

全8章で構成されています。

成功原則が嫌いな人が成功するための実用書です。

『人に役立つことをしていれば、お金は後からついてくる』

という常識的な成功法則を、よく聞きます。

しかし、現実問題、お金がない人にとっては

お金を稼ぐことが最重要課題です。

この本では、成功者があえて触れなかった

影の部分を明確にし、どうしたら成功できるか

について、書いてあります。

「お金と自由をもたらす8つの習慣」について、

順序立てて書かれており、

あなたを成功に導きます。

 

また、序盤にワークがあり、潜在意識を活用するうえで

重要なことが明確になります。

 

どのようなワークかは、是非ご自身の目で確かめてください。

 

そこから潜在意識を活用するために知っておくべき、

脳のメカニズムについての説明、

どのように潜在意識を活用するのか?

ここで成功するために欠かせない、

お金の話…情報取得術、

セールスやマーケティングの話に繋がります。

 

この本で取り上げられている

数々の「非常識な習慣」は、

25万部以上売れたベスト&ロングセラーになっただけあって、

どれも要チェックです。

 

あなたの人生は、あなたが心に思い描いた通りになる

 

少し詳しく内容についてお話しして参りましょう。

 

神田さんは外務省を辞めて、その後、自費で渡米しMBAを取得して外資系の会社に入社します。

ところが会社に勤め始めて年収が700万円の時に会社の業績が落ち込んできます。

そこで神田さんは無意識に、、、

「もしこの会社でリストラになるなら、一番若い、僕がリストラになるんじゃないか?」

と心の中で何度か唱えます。

その結果。本当にリストラになってしまいしました。

 

ちょうどこの頃、神田さんは本屋で引き寄せられるように、

「ジョセフ・マーフィー博士の成功法則」に出会います。

 

そして自分がリストラされた「ある理由」に気づきます。

 

「マーフィー博士の成功法則」の大原則(黄金律)は

あなたの人生は、あなたが心に思い描いた通りになる

というものです。

 

この「マーフィー博士の成功法則」の大原則(黄金律)から考えると、

神田さんはリストラされた当時、無意識に

「リストラされるなら、僕が一番先じゃないか?」

と、くり返し考えることで、

潜在意識にマイナスの催眠をかけていたのですから

リストラされて当然だったのです。

 

神田昌典さんがこの頃、潜在意識の活用法に目覚めたきっかけが

書籍『非常識な成功法則』の84ページに書かれています。

 

「私(神田さん)が…自分の潜在意識を効果的につかいはじめたきっかけは、

勤めていた会社をリストラされたのがきっかけだ。

これからどうしてよいかわからないときマーフィー博士の成功法則という本を手に取った」

 

神田さんは、このとき書籍『マーフィー博士の成功法則』に

『あなたの人生は、あなたが心に思い描いた通りになる』

と書いてあるのを読んで、

「そんなわけないだろう」と、思ったそうです。

 

そこで、当時、自分の先輩で年収が高い方に直接、質問して聴いてみたそうです。

神田さん:先輩、書籍『マーフィー博士の成功法則』にある

『あなたの人生は、あなたが心に思い描いたとおりになる。』という話は、 あれは本当ですか?

 

先輩:「神田くん、じつは、あれ本当なんだよ」

 

「・・・」

 

その後、神田さんは外資系の家電メーカーの日本支社長の面接を受けに行きました。

そのとき、潜在意識の法則を試すために『年収1000万円』と書いた紙をポケットにしのばせて面接を受けてみました、、、

 

すると一週間後の合否通知で、面接を受けた会社から、本当に「年収1000万円」で採用されます。

神田さんは「やった!マーフィの成功法則は本当だ。」と思ったそうです。

 

成功は悪の感情から始まる

 

書籍『非常識な成功法則』の目次で面白いのは、

最初に「成功は悪の感情からはじまる」と書かれている点です。

 

神田さんは、

成功するには、自分が好きなことやワクワクすることに集中するより、まず売り上げに集中すること!!

自分の収入を上げることを目標にすることと言います。

 

成功する順番は「収入を上げること」が先なのです。

そしてそのための具体的な方法についても書かれています。

 

例えば

・目標設定は「やりたいこと」を考える前に、まず「やりたくないことを明確にする」

そうすることで「やりたいことがより鮮明に見えてきて、それがはっきりしてくる」ということです。

 

自分への催眠術と自己暗示

 

第2章は自分にかける催眠術。自己暗示について書いてあります。

昔から自己啓発で繰り返しなんども言われてきたアファメーション。

潜在意識に繰り返し、繰り返し、「夢や願望」、「思い」を刷り込む、深層自己説得。

つまり自己暗示です。

 

今から15年くらい前の神田昌典さんのセミナーに参加したことがあります。

そのセミナーで講師の神田さんは面白いエピソードをお話されていました。

 

〜〜 ここから 〜〜

神田昌典さんが、まだ駆け出しのころリストラにあい。

「マーフィー博士の成功法則」と出会い、潜在意識を活用し始めたころ、

 

朝、起きる時のめざまし時計を「アファメーション時計」にしていたそうです。

「アファメーション時計」とは、目覚まし音がジリジリ音ではなく、

「自分の声で録音をした言葉(アファメション)つまり自己暗示」で起こしてくれる時計のことです。

 

神田さんは、当初、この「アファメーション時計」になんというアファメーションを録音していたかというと、、、。

 

「おかげさまで億万長者になりました!ありがとうございます。」

と録音したそうです。

毎朝。目覚ましで起きる時間になると、自分の声で

「おかげさまで億万長者になりました。ありがとうございます。」

という音声が流れて、潜在意識にインストールされるのです。

 

こうして毎朝、毎朝、神田さんは

「おかげさまで億万長者になりました!ありがとうございます!」

という自分の声を 繰り返し、繰り返し、自分の耳で聴いて、潜在意識に刷り込んでいたそうです。

奥さんがその目覚まし時計になる声を聞いて、

「恥ずかしいからやめなさいよ。」

と言われたそうですが…

 

ところが、神田さんはすぐに、

書籍『あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ』

フォレスト出版が売れて『顧客獲得実践会』という会員制ビジネスが大人氣となり、

それこそあっという間に億万長者になってしまったのです。

 

おもしろかったのは、この時のこぼれ話です。

お正月に奥さんと子供と隣近所の人に

「あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。」

と年始の挨拶まわりをしていたら、、、

 

なんと!!

一緒に、お正月の挨拶回りをしていた、子供が、

「あけましておめでとうございます。」と挨拶をした後に、、、、

 

→「おかげさまで、おくまんちょうじゃになりました。ありがとうございます」

と挨拶したそうです。(驚!

 

毎朝、毎朝、神田さんがアファメーション時計で

「おかげさまで億万長者になりました!ありがとうございます。」

「おかげさまで億万長者になりました!ありがとうございます。」

「おかげさまで億万長者になりました!ありがとうございます。」

というアファメーション(自己暗示)で起きていたので、

その言葉が、一緒に寝ていた、子供の潜在意識にも自動にインストールされていたのですね。(笑)

 

まさに毎日アファメーション(自己暗示)を繰り返すことが潜在意識に刷り込まれ、

やがて人生に大きな影響を与えると感じさせるエビソードでした。

 

〜〜  ここまで  〜〜

 

また、書籍『非常識な成功法則』には、神田さんが独立するときに紙に書いた

目標の実現についても書かれています。

 

ところで「あなたも紙に目標を書いたことは、ありませんか?」

 

・「仕事で出世する」とか

・「こういう家に住む」とか ・「年収が1000万円になる」とか

 

神田昌典さんは独立するときに、紙にたくさんの目標(年収など)を書いたそうです。

 

その後、紆余曲折があって、一時は自分で挫折したと思っていたのですが・・・

ところがそれから3年くらいの月日が経過して、その時の目標を改めて見直してみて驚愕したそうです!

なぜか?

「・・・」

その時、神田さんに何が起きていたのか、というと、、、

独立当時に神田さんが紙に書いた目標が、ほとんど達成していたのです。

 

神田昌典さんはこのとき、、、「なんじゃこれ」と思ったそうです。(笑)

 

昔から何度も言われてきた成功者の共通項に

「紙に書いた目標を持ち歩き、潜在意識に刷り込む習慣」という手法がありますが、

書籍『非常識な成功法則』には、この方法についても詳しく書かれています。

 

お金の習慣について

 

 

さらに書籍『非常識な成功法則』を読み進めると、お金の習慣について

・お金を溺愛する。とか、

・お金に好かれる要素。とか ・お金が入る流れを作る。とか

・チョロチョロと始めは少しずつでもいいので、お金の入る流れを少しずつ作る。

など、具体的な事例や実践方法を交えてわかりやすく書かれています。

 

個人的には、書籍『非常識な成功法則』の「あなたは、お金の習性を知っていますか?」という項目にある

「お金に嫌われる使い方をしない」という教えが深い学びになりました。

 

『キャッシュフロー経営』が大切だということは、多くの経営者が氣づいています。

神田昌典さんが書籍『非常識な成功法則』の中でおすすめしているのは、

誰でもすぐできる!実践的なキャッシュフロー経営の方法です。

神田昌典さんは、ゼロから「お金は入る流れ」をつくるには、

始めのうちはまるで湧水がわいてくるようにチョロチョロから始める。

というお話をしています。

 

新しいビジネスや副業で、今の収入源とは別に「新しくお金が入る流れ」を作るときは、

まず始めは月に1万円とか3万円とか、少ないところからでも

「お金が入る流れ」をつくりはじめることが大切なのです。 

 

なぜなら、「お金が入る流れ」ができ始めると、やがてその流れが徐々に大きくなり、

あるときをを境に10万円、50万円と、ものすごい勢いで「大きなお金が入る流れ」になるからです。

 

そしてある程度「大きなお金が入る流れ」ができたときの注意点があります。

 

それは「大きなお金が入る流れ」ができたからといってすぐにベンツを買ったり、

ビルを建てたりしてはいけない。

 

つまり「大きなお金が出ていく流れ」を作ってはいけない。

ということです。

 

その理由は、せっかくできた「お金が入る流れ」を、

「お金が出ていく流れ」に転換してしまうからです。

 

書籍『非常識な成功法則』には

・ランチェスターの法則を引用して「お金の流れを 変えない」ように

 入ってきたお金の11パーセント以下を使う秘訣

・「自分が欲しいと思う年収を得る方法」

についても書かれているので、「お金の流れを増やしたい方」は、

ぜひ読まれることをおすすめします。

 

決断は思い切らないこと選択する

 

「決断は思い切らない事、決断ではなく選択をする事」

についても書かれています。

 

実際に人生で大切な岐路に立つとき、

「無理に決断して、すべてを断ち切る」のではなく

「ある質問をすることで、感情が揺れなくなり、より冷静にスムーズに選択がきる手法(質問のフレーム)」

についても書かれてあるので、

大きな選択をする前に、ここに書かれてある質問のフレームを実践するだけで役に立ちます。

 

書籍「非常識な成功法則」をオススメな人とは!

 

書籍『非常識な成功法則』はどんな人にオススメかというと

・ 会社を経営してる方 ・さらに上にいきたい。という向上心がある方

・現在、低迷しているビジネスマン

・いい大学に入って、いい会社に入ったのに、会社からリストラされた方

・「大好きなことをするといいです」と言われ、やってみたけど結果が出ない方

そんな方が読んだら

「こんなやり方があるんだ!」

と、今までの概念にない成功法則が書いてあるので、目からボロボロ鱗が落ちると思います。

 

また、学生時代に優秀な成績で、一流企業や外資系にお勤めの方にもオススメです。

 

なぜなら、そういう方は一時的に安定した年収を得ててもそのあとで

・リストラで消えていく、

・病気や家族の問題で引っ張られる

 などの理由で、生涯年収は一般の人とあまり変わらない、ということが よくあるからです。

そういう方にこそ本のタイトルにあるとおり書籍『非常識な成功法則』が役に立つからです。

 

現在、外資系企業に勤務している方にインタビューしました

 

 

外資系に勤めている「中原巧さん」に、

「学生時代の成績と社会での出世の関係」についてインタビューしました。

〜〜 ここから 〜〜

久家:大学を卒業して何年になりますか?

中原巧:8年です。

久家:もちろん、大学を卒業して8年間。外資系企業に勤務している中で、

会社には、頭のいい人や、学歴が高い人が多いかと思いますが

東大や京大などを卒業している人が、必ず出世するのでしょうか?

中原巧:そういうことはないです

久家:出世に一番大切なものは、どんなことだと思いますか?

中原巧:最終的には結果を出せるかだけです。

久家:優秀な方が、独立できない理由はなんでしょうか?

中原巧:収入が安定しないからです。会社を辞めたら、収入が安定して入ってこないのではないかと心配なんですね。     

久家:中原さんは神田昌典さんの書籍『非常識な成功法則』は読まれましたか?

中原巧:はい。もちろん読みました。

久家:中原さんは、なぜ神田昌典さんの書籍『非常識な成功法則』を読もうと思ったのですか?

中原巧:やっぱり、学歴とか、きれいごとだけじゃなく、社会で成功する実践的な方法をを知りたいからです。

久家:ありがとうございます。

〜〜 ここまで 〜〜

 

書籍『非常識な成功法則』を読まない方がいい人

 

・不思議なことを信じられない人

・否定的な人 

・エビデンス(科学根拠)のデーターがないものを100%信じない人

は、読まない方がいいです。

<まとめ>

著者の神田昌典さんが「この内容は公開したくなかった」と言うだけあって、

今も数多く出版されている成功法則本とは、一線を画する内容になっています。

有名雑誌で「日本一のマーケッター」と言われるだけあって、

実際に経営コンサルをしてきた中で実践事例から書かれてることもあって、

非常識とはいうものの説得力があります。

著者の神田昌典さんは書籍『非常識な成功法則』の序文でいきなり、、、

「成功法則は、嫌いだ。」と書いています。

それでも、多々ある神田昌典さんの著作の中で、

書籍『非常識な成功法則』が一番売れているそうです。

つまり、信じがたいけれど、それだけ多くの人から人氣がある!

それが書籍『非常識な成功法則』なのです。

神田昌典さんのリストラから大逆転した人生の軌跡が、1300円で読めるのは安いと思います。

いかがでしたでしょうか?

「潜在意識を味方につける!」ことが思ったより難しくないかも?

と感じていただけたら幸いです。

紙に目標を書くだけなら、すぐに実践できるかと思います。

まずは、この本に書かれていることをやってみることをおすすめします。

活字を読むのが苦手な場合は、マンガ版も発売されているので、

まずそちらから読んで内容をある程度頭に入れた状態で、

こちらの本を読んでみるとより理解が深まるかと思います。

神田昌典さんの書籍『非常識な成功法則』フォレスト出版から発売されています。

ぜひ、手にとってみることをおすすめします。

追伸:「思いは、マーケティングより強し!」

 

この記事を書いていて、

14〜15年前、当時まだ無名だった神田昌典さんが開催した

マーケティングセミナーを受講したときのことを

鮮明に思い出しました。

そのマーケティングセミナーの最後に、神田昌典さんが話した言葉。

それは、

「思いは、マーケティングより強し!」

という言葉でした。

 

こちらの本もお勧めです。

→思考は現実化する ナポレオン・ヒル29秒の決断

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