『相乗効果』とは何でしょうか?
簡単にいってしまえば、全体の合計が各部分の和より大きくなるということです。
Sコビー博士は「7つの習慣」のなかで、つぎのように書かれています。
『相乗効果』は人生において最も崇高な活動である。昨日までの習慣は、『相乗効果を発揮する』ための準備だといえる
① 主体性を発揮する
② 目的を持って始める
③ 重要事項を優先する
④ WIN-WIN-WINを考える
⑤ 理解してから理解される
相乗効果を発揮する結果は、まさに奇跡ともいえる
新しいアイデアが生み出され、今までに存在しなかった全く新しいものが生まれる。
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<魔法のレシピ>
相乗効果を発揮しよう
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◆自然界において『相乗効果』はいたるところで見られます。
二つの植物を近づけて植えると、根は重なり合い土壌を肥やし、それぞれを別々に育てるよりも、よく成長する。
つまり1+1が3か、それ以上になるということです。
◆ところが、自然界のような創造的な協力の原則を、人間関係において活用するのは難しい。
なぜなら、防衛的なコミュニケーションしか、できなかったり、人は信頼できないという教育や脚本づけを受けたりして、本当の意味で、『相乗効果』を発揮することに心を開こうとしないからです。
◆『相乗効果』の本質は相違点、つまり「違い」を尊ぶことです。
人は世界をあるがままに見ているわけではない。
もし自分だけが、あるがままに見ていると思い込んでいるならば、お互いの「違い」を尊ぶことはできません。
なぜなら、「間違っている人の話し」を聞く氣にはなれないからです。
◆Sコビー博士は、ののしり合い、自分の立場を守るために弁護士を雇った人同士の交渉にかかわったことがあるそうです。
殆どの場合は、双方の信頼関係が低いために、別々の弁護士を雇うことはさらに問題を悪化させるそうです。
◆ところが「両方が満足できるWIN-WINの解決策を求めることに興味はありますか?」
という質問をすると殆どの場合は、肯定的な答えが返ってくるものの、当事者たちは、そういうWIN-WINになるような解決策は不可能だと感じているそうです。
そこで・・・「それでは、相手の合意が得られれば、本氣で話し合いを続ける用意がありますか?」とたずねると、殆どの場合、答えは「ハイ」となるそうです。
そして、その話し合いの結果は、驚くほど違ったものになります。
何ヶ月も法廷で争っていたような問題が、数日または、数時間で解決してしまうことがあるそうです。
さらにその解決案は、殆どの場合が妥協的なものではなく、とても相乗効果的なものになるのです。
◆斎藤一人さんは
「相手と自分の意見が食い違ったら相手が正しい」と決めているそうです。(笑)
そこで、相手がいっていることが間違っていても、とくに大きな問題が無い限り
「そうだよね。わかるよ。」といわれるそうです。
相手の気分を悪くさせることは、できるだけしないのです。
◆アイデアを出す強力な手法として、オズボーン博士が考案した『ブレーンストーミング』という手法があります。
これは次の4つのルールにしたがって意見を自由に発言することが核となります。
1.他人の発言を批判しない
2.自由奔放な発言を歓迎する。夢物語でもよい。
3.質より量を求める。
4.他人のアイデアに便乗する。
◆『相乗効果』を発揮するには、お互いの相違点(違い)を尊重して、信頼をもとにWIN-WINとなる第3案や解決策がでるまで協力しつづけることが基本なのですね。
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<魔法のレシピ>
■自然界は、すべてのものが相乗効果を発揮している
■相乗効果を発揮すると、今まで存在しなかった全く新しいものが生まれる。
■『相乗効果』を発揮するために、WIN-WINとなる第3案や解決策がでるまで協力しつづけよう
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