コカコーラ

ドナルド・R・キーオの『ビジネスで失敗する人の10の法則』の法則 2『柔軟性をなくす』から書かせていただきます。
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<魔法のレシピ>
柔軟性を持ちつづけよう
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◆「リスクをとらないこと」と「柔軟性をなくすこと」は密接に関係しているが、重要な違いがある。
本当の意味で「柔軟性がない頑固者」は、自分の流儀を確立していて成功の法則に絶対の自信をもっているために、そもそも他の方法が見えなくなっているのである。

◆コカ・コーラ社でそうなったことがある。
1920年コカ・コーラという商標の使用権をめぐった訴訟に決着がついた。
オリバー・ウエンデル・ホームズ判事が
『ひとつの源泉から供給される、ひとつの商品であり、社会に良く知られている』
として、コカ・コーラ社『勝訴』の判決をだした。

◆コカ・コーラ社の経営陣は、この言葉に感激して、聖書の言葉のように扱った。
そして『あの緑色のビンに入った6オンス半のコカ・コーラ』しかコカ・コーラと考えなくなった。
ところが、1939年、ペプシコーラ社では、12オンス(360ミリリットル)でペプシ・コーラを売るようになり、マーケティングの天才、ウオルター・マックが、素晴らしいコピーをつくった。
『同じ5セント、量は倍』

◆ペプシは値段は同じで量は倍ということで、アメリカの消費者の間で人氣が高まっていった。
1947年から54年までで、ペプシの売上は2倍になり、コカ・コーラの売上は横ばいだった。
状況が変わったときに、それまでの流儀を守りとおす。すると失敗する。
『これが人間の悲劇だ。状況は変わり、人間は変わらない。」
マキャベリ
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<魔法のレシピ>
■状況が変わったとき、それまでの流儀を守りとおすと失敗する
■素直に世の中をみよう
■時代の流れに乗ろう
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