安値に沈む優良株を見つけ、経営者を応援してきた竹田和平さん。何度も暴落や不況を乗り越えてきた和平さんの口癖は「上がってよし、下がってよしの株価かな」です。
『セオリー VOL6 お金の探求より』
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<魔法のレシピ>
上がってよし、下がってよしの株価かな
竹田 和平さん
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◆竹田和平さんが、キクタスでご紹介されている人生を変えた1冊は『コングロマリット経営』という本です。
株式を取得してホールディングみたいに傘下にいれてしまう。
◆竹田和平さんはいいます。
「それまでは、自分の事業は競争してマーケットをつくらないとならなかった。でも、どちみち自分の会社は、人様がやっている。だったら、優秀な人がいる会社を買えばいい。」
「『コングロマリット経営』というこの本が『投資は経営である』ということを氣づかせてくれた。今、投資の世界にいるのは、それが種だよね。」
◆竹田和平さんは借金して株を買うことはないそうです。
竹田和平さんは、「自分が身体が弱くて良かった。」といいます。
なぜなら、和平さんは若い頃に、信用取引をしていたときがあるそうですが、信用(借金)で株を買っている最中に、胃がグーグーいうそうです。
あれで参ってしまって、「俺は、胃を悪くしてまで金が欲しいのか?」考えたそうです。
そして、「健康にも悪いし、とても割に合わないぞ!」と。
それで、もう2度と借金で株はやらないぞ!!と決めたそうです。
◆商売でも同じことです。
和平さんは、昭和33年~34年、手形で仕入れるのをやめて、現金で買っていただき、仕入れ代金も、銀行振り込みで払うようにしたそうです。
手形を辞めれば、売上は確実に縮小しますが、「身体のほうが大事と割り切って思い切って切り替えてみたら、案外上手くいったそうです。」
◆手形という信用取引の本質は、商品を買ってもらうために、売り手が買い手に信用を供与することです。『借金で商売をするな、借金で株をするな』という竹田和平さんの姿勢は、もう何十年も昔から徹底しているのです。
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<魔法のレシピ>
■投資は経営である
■優秀な人のいる会社に投資しよう
■身体のほうが大事だと割り切って
借金で商売をしない、借金で株をしない
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