ここからは、少しばかりスピリチュアルなお話ですが・・・
発明王のエジソンは、人間の魂もエネルギーであり、宇宙のエネルギーの一部であると考えていました。
そして「エネルギーは不変」なので、魂というエネルギーは人間の死後も存在し、このエネルギーの蓄積こそが記憶なのだと考えていました。
エジソンの言によれば、
『自分の頭で発明をしたのではなく、自分自身は自然界のメッセージの受信機で、宇宙という大きな存在からメッセージを受け取って、それを記録することで発明としていたに過ぎないのだ』
といいます。
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◆書籍「快人エジソン」からの抜粋です。
晩年になると、エジソンは若い頃から関心を寄せていた死後の世界にも、熱心な究明活動に取り組むようになりました。
その探究の過程で彼に大きな影響を与えたのは、17世紀に活躍したヴィルヘルム・フォン・ライプニッツです。
この哲学者 兼 数学者 兼 政治家によると
「宇宙とは無数の意識の固まり、または精神的エネルギーによって構成されている」
といいます。
◆エジソンはその考えに共鳴し、肉体の死後、人のエネルギーはどこに行くのか思いを巡らすようになります。
当時、多くの人々の関心を呼んでいたのは、化学、電気、磁力といった自然の中に隠された力が、互いにどのように影響を及ぼし合っているか、ということでした。
◆エジソンは
「人間の魂というエネルギーも、宇宙のエネルギーの一部である」
と思い始めるのです。
こうしてエジソンは
「自分は1000を超える発明をし、世界の発明王などと言われているが、実際は、自分が発明したのではなく、宇宙という大きな存在からメッセージを受け取り、自分なりの記録をとったにすぎない。つまり、自分自身が自然界からのメッセージの受信機であった」
と言うようになりました。
◆さらに
「エネルギーが不変である限り、人間の魂は宇宙の中でなくなることはない。魂や心は肉体から離れても、エネルギー自体は存在し続けると考えるようになりました。そして、このエネルギーの蓄積こそが人間の記憶のもとになる」
という仮説を立てたのです。
さらに、その仮説を実証するために、彼は記憶や夢についての研究を始めました。
全く偶然にも、フロイトが夢と深層心理に関する研究成果を発表した1921年に、エジソンも人間の脳と記憶の関係についての論文を発表したのです。
◆ただし、エジソンがフロイトと一線を画していたのは、人間の肉体が滅びた後、その人間に宿っていた生命体は、肉体から離れて、それまでの記憶を保持しながら次に宿る肉体を探し回る、という部分です。
更に興味深いことに、電話や蓄音機をめぐってエジソンとの間で「発明戦争」を繰り広げたグラハム・ベルも、こと人間が脳から発するエネルギーに関しては、エジソンと極めて似通った観測をしていたのです。
◆ベルの仮説は
「思考することによって電気と同じ性質のパワーが生まれる。脳細胞は電池のような役目も果たしていて、その電池が電流を神経の中に流すものと仮定してよい。
それは体の外へ電波のようなものとなって出ていって、私たちの五感に感じとられないまま、地球の周りを漂っているのではないか。
それはちょうど、ハインリッヒ・ヘルツ(ドイツの物理学者)らがその存在を発見するまで、電波が人間には感知されないまま流れていたのと同じことなのだ」
というものでした。
◆ただ、両者には決定的な違いがありました。
ベルがそのようなエネルギーは人間によっては知覚できない、と結論づけただけであったのに反して、エジソンはそれを捕捉する機械を発明しようと具体的な実験を始めたからです。
そして、エジソンは
「死後にもエネルギーという魂が残るのが自然であり、残らないと考える方がおかしい。」
と述べています。
◆1931年(満州事変が勃発した年)の6月のラジオ演説が、エジソンの最後のメッセージとなりました。
その年の10月に、彼は84歳でその生涯を終えています。
「思えば、これらの発明に至るための準備とでもいうべき情報を、前世で蓄えてきたからこそ、できたことであり、今世でその成果をつみとっただけなのです。
私は死ぬまで、仕事を続けるつもりです。
それが私の今世の役割だからです。それが終われば、速やかに来世に旅立つ心づもりでいます。
そして、来世でも、現世で解明できなかった研究を続けることになると思います。」
◆エジソンと親交のあった
・大西洋単独初飛行で世界のヒーローとなったチャールズ・リンドバーグや、
・自動車王国を築いたヘンリー・フォードや
・タイヤ産業を興したハーピー・ファイヤストンらの日記を読むと・・・
エジソンが彼らと好んで哲学談義を重ねてきたことがうかがえる。
それによると、エジソンは、宇宙には人知を超えた「ハイヤー・パワー」とでもいうべきものが存在し、人間の肉体や自然をすべからくコントロールしているに違いない。と確信していたようである。
◆なぜなら
「人間に生命と魂を与えているのは、この生きている細胞の集合体だからである。
この集合体は、電子と同じで移動する性質を備えている。
居心地が悪ければ、人間から人間に渡り歩く。
この集合体が一人の人間の肉体から完全に離脱した状態を、
われわれは通常、『死』と呼んでいるにすぎない」
◆ 彼は、『死』という肉体の変化の後も、この集合体である生命の源は、他の肉体に宿って生き続ける、と主張している。
また、この仮説を証明しようと、考えられる限りの実験も繰り返し試みている。
彼の研究所では実験助手たちが、頭に電極を巻き付けられ、脳波と意識の関係を究明する実験のモルモットにされていた。
◆エジソンは
「蓄音機の発明以降、自分を通じて何か(誰か)が次々と新しい発明をさせているという思いが強くなった。」
と述べている。
また、その延長線で、輪廻の概念を自分なりに追求しているのも興味深い。
エジソンの仮説は、人間の記憶は電子と同じような構造でできている、というものである。
◆しかも、この電子構造物は、時空を超えて移動する性格のものである。
また、他の宇宙からの知性を地球上にもたらす役割をも果たしている。
そして、人間の肉体や魂に性格や知能を植え込む作業を繰り返している。
それ以外には
「自分の発想や発明の、真の理由が全く見当たらない」
とまで言い切っている。
◆エジソンは、これらの地球外生命に
「リトル・ピープル・イン・マイ・ブレイン(私の脳に住む小人)」
とあだ名を付けている。
世界の名言集に必ず出てくるエジソンの
「天才とは1%のひらめき(インスピレーション)と99%の努力(パースピレーション)のたまものである」
という言葉は彼の本心通りには解釈されていない。
◆エジソンの日記を調べると、1929年2月11日、彼の82歳の誕生日に、フーバー次期大統領も臨席しての記者会見ですでに一人歩きしていたこの名言の真意を明らかにしている。
「それは赤ん坊の頭脳の中に天才を見いだしたことだ。生まれたての頭脳ほどリトル・ピープルにとって住みやすい場所はない。つまり、年が若いほど、自分の脳に宿っているリトル・ピープルの声に素直に耳を傾けることができるのである。」
◆残念ながら、当時の新聞記者たちは、エジソンの真意を理解できず、
「ひらめきだけでは天才となれず努力が肝心」
といった勝手な解釈を一層広めてしまったのである。
そのため、エジソンは後に、
「たとえ1パーセントでも、ハイヤー・パワーの知性の存在を確認できれば、努力も実を結ぶ。それがなければ、いくら努力をしても無駄なこと。この発想の原点であるリトル・ピープルの声、すなわち、1パーセントのひらめきが最も重要なのだが、皆このことがわからないようだ」と語っている。
◆エジソンの実績を見れば、努力の人であったことは否定のしようがない。
ところが、エジソンの考えは全く逆だったのである。
いずれにせよ、エジソンは「リトル・ピープル」の存在を証明すべく新しい実験に乗り出すことになる。
これには、フォードも並々ならぬ関心を寄せ、バート・リーズという超心霊学者をエジソンに紹介までする熱の入れようであった。
そして、その後はリーズと一緒に実験を試みる日々が続いた。
エジソン自身が、このリーズの超能力について十分納得すると、自らの電気理論や経験を応用し、テレパシーのメカニズムを解明しようと奮闘したことが記録に残っている。
◆『サイエンティフィック・アメリカン』誌の1920年10月号に載ったエジソンのコメントは、彼の霊への関心の高さを今に伝えている。
「わたしは、われわれの人格が他の生命体や別の宇宙に移動するかどうか確たる判断を下しかねている。
今のところ、誰にもはっきりとはわかっていない。
どんなに微細なメッセージであろうとも、われわれ以外の生命体や別の宇宙から送られてきているものがあると仮定すれば、それを受け取るには占い師や霊媒師以外により科学的な受信装置が考案できると思う。
また、同時にこちらの意思を通信できる装置もできるはずである」
◆エジソンの考えていた霊とのコミュニケーション装置は、人間の脳(意識)から出るエネルギーを拡大し、未知の領域に入っていこうとするものである。
エジソンは、研究所で働く同僚の中から、テレパシーなど超自然現象に最も懐疑的な人物を選んでは、彼らの頭から出る電波をキャッチすると称して、コイルでぐるぐる巻きにするような実験を繰り返していった。
これは実験台にされた同僚たちには不評であったらしいが、エジソンは真面目そのものだったという。
◆こうして彼の思索と実験は更に続けられた。
エジソンの関心は、この知性の電子をとらえ、その集合体とどのようにコミュニケートするか、という方向に絞られてきた。
もし、このようなコミュニケーションが可能になれば、人類や宇宙の過去の記憶を引き出すことができるはずである、と考えたわけである。
◆ところで、エジソンが死後の世界や霊との通信機械を発明しようと試みていることを最初に明らかにしたのは、1920年10月の『フォーブス』誌上であった。
インタビューに答える形で、エジソンは
「人間の潜在意識を構成している電子生命体の集団はもともと地球外からやって釆た存在である」との仮説を披露している。
◆「われわれの人格を左右する、これら生命体は肉体が滅びた後は、新たな宿り先を求めて移動を繰り返す」と考えたエジソンは、彼らが発する残された生命体へのメッセージを受け取める機械も作れるに違いないと考えた。
エジソンは、日記の中で
「理論はおおむね解明してあるので、後、数年あれば実験段階に入れる。」と自信を持って書き残している。
しかし、残念ながらエジソンはこの実験の初期で帰らぬ人となってしまった。
◆アメリカではエジソンが残した膨大な資料(大学ノートサイズで400万枚、写真が6満5千枚等)の解析が「エジソン文献研究プロジェクト」という国家プロジェクトとして、1987年から始められていて、解析の完成は早くても2015年と言われています。
エジソンは1847年に生まれ1931年に84歳でこの世を去りました。
◆エジソンは読書家で、本屋に口座を開き棚ごと買い占め、超多忙な実験生活の合間に古今東西の多分野の本を毎日3冊も読破する程で、すぐに数万冊の本に囲まれるほどになったそうです。
エジソンは15歳の時にはデトロイト図書館の蔵書を全て読破したという超速読でした。
◆最後に、エジソンはこんな「言葉」を残しています。
■「もし人間が持てる能力のすべてを発揮したとしたら、人間は自分自身に対して文字どおりびっくり仰天してしまうだろう。」
■「われわれは何事についても1パーセントの百万分の一も知らない。悩みの解決には、仕事が一番の薬だ。」
■「どんな機械でも同じだが、具合が悪くなったときに無理やり油を注いでも効果はない。悪くなった油を全部出してしまうのが先だ。」
■「いつでも普通の感覚を失わなければ、困ることはない。」
■「人間離れした天才だって?人間離れなどしていない。私はあきらめないことの天才なのだ。」
■「成功というものは、その結果ではかるものではなく、それに費やした努力・時間の統計ではかるものである。」
■「首から下で稼げるのは1日数ドルだが、首から上を働かせれば無限の富を生み出せる。」
偉大な先人達の知恵や魂に感謝し、学びつづけ、関係者や社会にとってより良いビジョンを創造し実践し向上し続けていきたいですね。
有難うございます。
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<魔法のレシピ>
■「もし人間が持てる能力のすべてを発揮したとしたら、人間は自分自身に対して文字どおりびっくり仰天してしまうだろう。」
■「1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄である。」
心の声(リトルピープルの声)を聞こう
■地に足を着けて、天へと向かおう
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