京セラの名誉会長、KDDI最高顧問で日本航空の再建に取り組まれている稲盛会長は経営について
経営者は、まず事業の具体的な目標を設定しなければならない。
経営者は『強い願望をもち自分自身と自分が達成しようといることは何か?』を生き生きと目に見えるように描けることが必要だといいます。
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<魔法のレシピ>
強い願望をもとう
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◆優れた経営者とは、事業をどのように運営するかについて頭の中に鮮明なイメージを持ち、それをいつも強く持っている人です。
そのようなイメージを会議のときにだけもつのでは不十分なのです。
真の願望は、1日24時間ずっと持ち続けなければなりません。
◆稲盛会長はいいます。
あることを成し遂げたいという夢「理想」を抱いて同じ夢を追求しつづけていると、その夢がどんどん鮮明になり、細かいところまでわかるようになり、ついにはカラーで見えるようになります。
それがビジョンです。
そして、そういう心理状態になったときに、自分のビジョンが実現するのが、わかるそうです。
◆稲盛会長は、セラミックの研究をしているときに、まるで一寸先は濃い霧に中のように、途方にくれたことがよくあったそうです。
それにもかかわらず、自分が捜し求めている種類のセラミックは必ず作れるはずだ、と思い続けていました。
「こういうセラミックをつくりたい、これはこういう特質を持っていなければならない。これとあれとを混ぜて、炉に入れて、この温度で焼き固まるまで加熱すればいい。できないはずがない!!」
◆実際には、不純物などが原因でできあがったものは、予想したものと違うこともありました。
しかしそれを良く調べてみると・・・
どこで間違いが生じて、どこでコントロールを失ったのか?
が、よくわかりました。
そして次のビジョンは、もっと明確でしっかりとコントロールされたものになったのです。
◆稲盛会長は、
「自分自身の人生は夢をより確かなものに練り上げながら実験を繰り返し、ビジョンを追求することの連続だった。そして、それを続けることができたのは「情熱」のお陰だといいます。
◆「情熱」を持つためには、今、自分がしていることを「好きだ!」と自分自身に信じ込ませるのです。
そうすれば仕事はどんどん上達していきます。
そして間もなく「情熱」をもつようになるのです。
そうなれば成功は事実上、保証されたも同然だと教えてくれます。
◆稲盛会長が、強く持続した願望を持ち続けるために
いつも
「自分が達成しようといることは何か?」を
問いかけて・・・
その結果とプロセスを生き生きと目に見えるように頭の中に思い描き、自分自身の潜在意識に落とし込んでいたこと、
そして、たんに自分の願望を繰り返しイメージするだけでなく実践と検証、改善を続ける中でゴールの細部まで、カラーで鮮明にイメージできるビジョンにまで高めていたことが伝わってきますね。
有難うございます。
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<魔法のレシピ>
■優れた経営者とは
事業をどのように運営するかについて鮮明なイメージを持ち、それをいつも強く持っている人である
■夢をより確かなものに練り上げ、実験を繰り返し、ビジョンを追求しつづけよう
そして、これをやりつづけるために「情熱」をもとう
■今、自分がしていることを「好きだ」と自分自身に信じ込ませることで、仕事はどんどん上達する
そして間もなく仕事に「情熱」をもつようになる
そうなれば成功は事実上、保証されたも同然である
稲盛和夫会長
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