稲盛会長は
『利益』は追うものではなく、努力の結果として生ずる。
と教えてくださいます。
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<魔法のレシピ>
『利益』は追うものではなく、努力の結果として生ずる
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◆売上を最大に伸ばし、経費を抑えることは、いかなる企業においても「成功の基本」です。
稲盛会長はいいます。
利益は追うものではありません。
売上を最大に伸ばし、経費を最小に抑える努力を継続しておこなうことによって、利益は自然についてきます。
すなわち利益とは、たゆまぬ努力の結果として生ずるものなのです。
◆これは、簡単に聞こえますがそうではありません。
企業は、それを経営する人物を反映します。
企業は、経営者が意図するように伸びるものであり売上を最大に伸ばして、経費を最小に抑えるためには経営者のすさまじいほどの「意志の力」と「想像力」が必要とされます。
つまり、経営者にははっきりとした「願望」が必要なのです。
◆京セラを創業して1年後、稲盛会長は
「何かとんでもないことを始めてしまったことに氣づいた」
そうです。
稲盛会長は、自分の技術を世に問うために事業を始めたのですが、
間もなくすると、採用した若い人が、自分の将来の収入を保障するように要求してきたのです。
◆ですから「企業とは何か?」ということを真剣に考えざるおえませんでした。
その頃の稲盛会長は、他人の将来の生計を保障するどころか、自分の家族の生活の保障すらできない状態でした。
それでも従業員たちは、自分達や家族の将来を会社に委ねていたのです。
◆一生の生活を会社に委ねている従業員たちを裏切ることはできません。
彼らと3日3晩、熱のこもった話し合いの末、稲盛会長は京セラの理念を変えることにしました。
自分の技術を世にとうことより、従業員の生活を優先することにしたのです。
◆そして稲盛会長は、京セラの理念を
『全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する』
と定めました。
会社はまず従業員に物心両面での幸福を与えるように努力する。
その上で力を合せて、人類、社会の発展に貢献する。
これ以外に、稲盛会長は「企業の目的はない」と考えているそうです。
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<魔法のレシピ>
■「企業とは何か?」
『全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に人類、社会の進歩発展に貢献する』
京セラ 稲盛会長
■会社はまず従業員に物心両面での幸福を与えるように努力する
■その上で力を合せて、人類、社会の発展に貢献する
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