斎藤ひとりさんの『絶好調』より
「幸せになる話し」を抜粋して書かせていただきます。
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<魔法のレシピ>
幸せになるために、先に「幸せだ」と言おう
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■幸せになりたかったらね「幸せだ」って言いな。先にだよ。
「幸せになってから言うんじゃないんですか?」
違うよ、幸せになりたかったら「今、幸せだ」って言いなよ。

■ソバ屋に行って、天ぷらうどんだって、出てくる前に「天ぷらうどん」って言うだろう、って。(笑)
「出てきてから、言います」って言ったって、ずっと出てこないだろ。
だから、人間だってね、先に「幸せだ」って言いな。

■今、俺が「いや、具合悪くてさ」って言ったらみんな心配するよ。
「一人さんいつも幸せで、嫌なことないでしょ」って言われるけど嫌なことあるよ。あるよ。ほんとにあるんだよ。
商売やってたら、仕事やってたら嫌なことなんて、山ほどあるよって。
だけど、こういうことがあってさ、ああいうことがあってさ、って言っても他の人が、解決できるわけじゃないんだよ。
嫌なことで、心配させるだけだよね。

■ところが「あんなこと、どうでもいいよ。俺、幸せなんだよ」って言ってるうちに、人間の脳って、幸せを数えだすの。
「これこれこうで、幸せだよね」って言いな。
それを自分が『大変だ』とか、「不幸だ」って言う。
脳ってね「疲れた」って言うと疲労物質がわ~っと出て来るんだよ。
今日の仕事は、やりがいがあって、心地よかったなって言うと、その物質は出方が全然違ってきちゃう。

■脳って特別なそういう働きがあるの。
「幸せだな」って言ってごらん。
あのね、よく嫌なことがあったり、辛いことがあったら、
「あんた、言ってごらん。それってさ、言わないでいると溜まっちゃうから、言った方ががいい」と言うよね。
でも、言ったら解決しますか?というとしないよ。
弱気なこと言ったら、どうなるかっていうと、泣きごと言ってる人って、ずっと言ってるんだよ。
言わないよりは、言った方が良いかも分からない。

■でも、もっといいのは、強気なことを言ってみる。
例えば「うちの部長が怒ってばっかしいてさ」って、部長のこと色々言ったって、部長が世の中からいなくなるわけじゃないよね。
それから会社に行かなくていいわけじゃないよね。
試しに強気なこと言ってみる。
「うちの部長なんか、いくら怒ったって、全然怖くないですよ。うちの女房の方が5倍怖いですよ、目じゃないですよ」とか言ってみるとね、ふっと強気になる。

■怒鳴ってる部長がいたら「部長、最近怒り方に気合がないですよ、どうしたんですか。私のことしかってくれるの、部長だけですから、頑張ってくださいよ」(笑)
弱気になってね、弱音を吐くと、余計辛くなる。
幸せになりたかったらね『幸せだ』って言いな。
『先にだよ。』
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<魔法のレシピ>
■弱気になってね、弱音を吐くと、余計辛くなる
■「大変だ、疲れた」といっても、他の人が解決できるわけではない
■「幸せなんだよ」って言ってるうちに人間の脳は幸せを数えだす
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