ヒーロー
『アイアンマン』を観ました。
この映画は、ストーリーのあらすじを読んでもう一度見ると、深いですね。

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<魔法のレシピ>
人間だもん!いろいろあっていいじゃない
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◆軍事産業スターク・インダストリーズのCEOであるトニー・スタークを乗せた武装車が襲撃に合い、トニーは負傷して気を失います。

そしてトニーは人質として拉致されます。

◆時間をさかのぼること36時間前。
ラスベガスで開かれた授賞式会場で天才トニー・スタークの経歴がビデオで紹介される。
4歳で回路基板を作り、6歳でバイクのエンジンを製作、17歳でMITを首席で卒業した。

授賞会場に現れずカジノで遊んでいたトニー。
自由奔放でナルシストで女好きである彼、これからスーパーヒーローになる人とは思えぬ行動です。

◆トニー・スタークは新兵器のデモのため、プライベートジェットでアフガニスタンの軍事基地を訪れます。

アフガンでの兵器デモは大成功を収めました。
そしてその帰り、トニーを乗せた車は襲われます。

◆トニーは爆弾の破片が心臓に達しないよう胸に電磁石を取り付けられたおかげで命を救われた。

彼の命を救ったのはインセン。
同じように彼らに拉致された一人である。

◆トニーは強力な武器を国が保有することによって戦争は抑制され世界は平和を保てると思っていた。
しかし、彼が生み出した兵器の多くはテロリストなどの武装集団に渡り悪用されていた。
その光景を目の当たりにした彼は武装集団から武器の製作を依頼され引き受けることになるが、この場から一刻も早く脱出しようとある計画を立てる。

それはどんな敵にも負けないパワードスーツの製作だった。

◆まずは小型のアーク・リアクターの完成ですね。
これを電磁石のある胸に取り付け、まずは重いバッテリーから解放されます。
続いてパワードスーツの製作に取り掛かり始めますが、武器の製作を依頼した武装集団たちが彼らの動きを怪しみだします。

◆なんとか敵の目をごまかしたトニー。
ここからはトニーが『ロボコップ』のように敵をやっつけていく。
命の恩人であるインセンは敵にやられてしまうが、トニーは敵のアジトを破壊し無事脱出に成功する。
パワードスーツは重く、空へ飛び上がったのは数秒だった。

◆米軍に保護された彼はさっそく会社に戻り記者会見を開きます。
会見で彼は
「今まで武器を作ることが国のためになると信じてきた。しかし自分の作った武器で人が死ぬのをこの目で見てきた。自分は違うかたちで国のためになることをしたい。本日をもって我が社は武器の製造を中止する。」
と発表しました。

◆自宅へ戻った彼は、さっそくアーク・リアクターの交換を行ないます。
もし、ここで秘書が取り外した古いアーク・リアクターをトニーの指示通り処分してしまっていたらアウトでした。
そしてトニーはパワードスーツ・マーク2の開発に入ります。
初号機は材料が乏しかったため飛行が失敗に終わりましたが、マーク2では完璧な飛行を目指すため実験を繰り返しながら精度を高めていきます。

◆いよいよ完成したパワードスーツ・マーク2。
飛行は問題なく成功したが、高度の高いところでの “氷結”という新たな問題が出てきます。
そこでトニーは “氷結” に負けないマーク3の開発を始める。

◆秘書とのちょっとしたロマンスも挟みつつ、トニーは会見で「武器の製造は中止する」と発言したにも関わらず、まだ武器を輸出している事実を知らされます。
自分の会社が不正取引を行なっていることに怒りをおぼえたトニーは、武装集団を一掃するべくマーク3で現場へ向かいます。
そしてマーク3で武装集団をあっという間にやっつけます。
武装集団をやっつけたのはいいのですが、今度は味方である米軍に未確認機として狙われてしまい、戦闘機との空中戦です。

◆会社の不正行為を探っているうちに、とうとう黒幕が判明します。
トニーの拉致を指示したのはトニーの父と共に会社を大きくしてきたトニーの右腕オバディア・ステインだったのです。
彼はトニー暗殺と会社乗っ取りを画策していました。
パワードスーツ・マーク1の回収に成功した彼はアイアンモンガーという巨大なパワードスーツを部下たちに作らせるのでした。
また、トニー・スタークしか作れない唯一のアーク・リアクターは、本人から直接奪います。

◆生きるエネルギーを奪われたトニーだったが、ここで処分せずに残しておいた古いアーク・リアクターが彼の命を救うことになります。
処分しなかった秘書に感謝です。
このアイアンモンガー、大きな図体のわりにけっこう素早い動きをするのです。

◆パワーに劣るマーク3。
トニーは最後の手段に打って出ます。
それは、会社にある巨大なリアクターを秘書に爆発させ、その爆発でアイアンモンガーを破壊しようというものでした。
古いアーク・リアクターで戦ったためパワーも残りわずかでマーク3はもう戦えません。

◆秘書にすべてを託したトニーは「今すぐボタンを押して爆発させろ」と言います。
リアクターから放出されたエネルギーによって、制御を失ったアイアンモンガーとともにステインは巨大リアクターの中に落ち、トニーは勝利します。

◆翌日、市街で繰り広げられた昨夜のパワードスーツ同士の戦いは “アイアンマン” という名前までつけられ、新聞に大きく取り上げられてしまう。
事態の収拾を図りたい政府でしたが、記者会見場の席でトニーは公言します。
「私がアイアンマンだ。」と。

◆『アイアンマン』のトニー・スタークは、もともと兵器産業の経営者ですが天才的な発明家で、戦場で九死に一生を得てからは世界平和の推進者に変身しました。
しかも、自身の考案したアイアンスーツに身を固め、陸でも空でも大暴れするときている。

◆ところが大企業の社長 兼 天才発明家だけど、けっして褒められた人間ではない中年男が、世界を救うスーパーヒーローに…!?
そんな斬新で型破りな設定がウケて、全世界で興収600億円以上を叩き出したヒット作になりました。

◆主役のトニー・スタークこと“アイアンマン”を演じるのは、世界的トップ俳優となったロバート・ダウニーJr.

トニー・スタークこと“アイアンマン”は、楽しくて人間味のある新しいタイプのヒーローです。

科学の発展が目覚ましく、さらに競争がいきついた、今の時代には・・・
映画でも、完璧な天才型や、なんでもできるスーパーマンよりも人間くさい、こういう人が受けるのかもしれませんね。
有難うございます。
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<魔法のレシピ>
■科学の進歩と、人とのより良きつながりを両立しよう
■人間らしさが、その人の魅力となる
■人生に対する理解を深めよう
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