クリスマス
毎年、クリスマスの前になると見ることにしている
映画『クリスマス・キャロル』を今年も観ました。

新年を迎えるまえに
映画『クリスマス・キャロル』を観ると
人生でより大切なことや、豊かさへの感謝の気持ち
を日頃より強く思い出させてくれます。

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<魔法のレシピ>
あなたはどんな未来を選びますか?
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イメージは、時空間を超えて人生で大切なものを教えてくれます。
ここからは『クリスマス・キャロル』のあらすじになります。

◆スクルージは、共同経営者のマーレィに死なれて7年になります。

あるクリスマス・イブの夜、そのマーレィの幽霊が現れてスクルージにこう告げます。
「その強欲のままで死んだら、とりかえしのつかないことになる。
これから三人のクリスマスの精霊が次々現れるから、しっかり言うことを聞け」

◆やがて第一の精霊が現れます。
それは「過去のクリスマスの精霊」で、スクルージの幼かった頃、そして青年になった頃の幻を見せます。
父親に理解されなかった自分、いつも自分を愛してくれた妹、そして、底抜けに陽気な部下思いの親方、守銭奴のようにふるまうスクルージに涙ながらに去っていった恋人。

今ではほとんど思い出さなくなっていた過去の幻に、
スクルージは動転し、また喜び、長い間流さなかった涙を目に溢れさせます。

◆第二は「現在のクリスマスの精霊」です。
スクルージの簿記係クラチットの家へ連れて行きます。

自分が雇っている簿記の一家が、貧しさに苦しみながらも、楽しく和やかにクリスマスを祝っている様子に心打たれますが、
その一家にとってスクルージは、自分自身が、じつは「鬼」のような存在であることを知り、愕然とします。
特に、クラチット家の一番小さくて足が不自由なティムの存在から目を離すことが出来ませんでした。

◆第三は「未来のクリスマスの精霊」です。
スクルージが死んだことを町の人が悲しみもせず喜んでいるのを目の当たりにします。
借金や利息を返さずに済む人は小躍りしています。
何の関係もない人まで、この街から「強欲じじい」が消えたことを神に感謝しているようです。

その上、自分の死体からめぼしい衣服を剥ぎ取って売り払っている者もいます。
しかも、スクルージが一番気にしていたクラチット家のティムは、一年前に亡くなっていました。

◆こうした幻をつぎつぎに見せれらて、とうとうスクルージは、精霊にとりすがり、声を限りに叫んでいました。
「この忌まわしい幻は絶対に、変わらないものなのですか?
それともこれからの心がけ次第で変えることが出来るものなのですか?
もう私は、以前のような私じゃない。
どうかこの幻を変えてもいい!とおっしゃってください。」

◆やがて、スクルージは自分がベッド飾りを掴んで泣いていることに気づきました。
はっとしてあたりを見渡し、自分がいつの間にか部屋に帰っていることを知ります。
「朝だ!しかし、いつの朝だ?もうクリスマスは終わったのか?」
窓枠へ飛びつき、窓を引き開け、下を歩く子に話しかけ、スクルージはその日がクリスマス当日だと知ります。

◆「クリスマス当日だって!!ありがたい!!そこの肉屋のでっかい七面鳥があるだろう。あれをある家へ届けてほしいんだ。
すぐにでっかい七面鳥を買って、肉屋の人を呼んできてくれたら、君にはお駄賃をあげるよ!!」
子供は元気百倍で走り出しました。
それを見ながらスクルージは言いました。
「ボブ・クラッチットに贈ってやるんだ。ティムの倍はある七面鳥だぞ!ああ、なんて愉快なんだ!メリークリスマス!!」

◆スクルージにとって、生まれて初めての楽しいクリスマスが訪れました。
見違えるような慈悲深い人となったスクルージに、人々ははじめは酷く驚きました。
しかし、やがて人々は何が起こったかを知りました。
そして、スクルージは後に、こう言われるようになりました。

◆「クリスマスの本当の祝い方だって?
それならミスター・スクルージに聞いてご覧。
それを一番良く知っているのはあの人だからね」

「神の祝福を、すべての人へ・・・」
あなたに全ての良きことが雪崩のごとく起こります。
素敵なクリスマスをお迎えください。
感謝をこめて・・・

■「あなたは今年のクリスマスから2011年どんな人になっていきますか?」

■原作者紹介:
チャールズ・ディケンズ
Charles Dickens(1812-70)
イギリスの小説家。困窮の中に成長し、好んでロンドンの下層社会を描き、機智とユーモアとセンチメンタリズムを美しく織り上げた作品を書いた。
代表作は「オリバー・トゥイスト」「二都物語」「デヴィット・カッパーフィールド」など。
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<魔法のレシピ>
■イメージは時空間を超え、人生で大切なものを教えてくれる
■あなたの現在の思考パターンや行動パターンの
延長線の上にある未来はどんな未来でしょうか?
■クリスマス・キャロルに学ぼう
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