カンブリア宮殿 村上龍×経済人3―そして「消費者」だけが残った (日経ビジネス人文庫)/村上 龍
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カンブリア宮殿で
『北の大地で40年!大手コンビニでも勝てない地域の御用達!』
「開いてて良かった」これがホントの“最強コンビニ”
セイコーマート 会長
赤尾 昭彦(あかお・あきひこ)氏を観ました。
■豊かさを創る質問■
・あなたは、将来、生き残るための危機感をもちつづけ
変化を続けていますか?
・あなたは、徹底的な効率化をすすめていますか?
・あなたは、競争に勝ちつづける仕組みを築いていますか?
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<魔法のレシピ>
唯一生き残るのは、変化できる者である!
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◆コンビニ1店舗あたりの人口が2000人、日本一のコンビニ激戦区と
言われる北海道。王者セブンも撤退店舗続出のここで、シェアを
伸ばし続けるセイコーマート。
人口1800人の過疎の町でも1日600人もの客を集め、売上げを伸ばし続ける
(道内179市町村のうち169に出店(セブンは106)売上高1819億円)。
財政破綻の夕張市や礼文島・奥尻島にも出店する成長ぶり、昨年は
並みいる大手コンビニを押さえ、顧客満足でも日本一のコンビニに
なった。
セイコーマートの『成功の秘訣』があかされる。
◆セイコーマートは、小さなお店でも、大きなお店に負けないで
競争を生き抜く仕組みを築いていきた。
札幌から1時間の長沼町ではレタスが育っていた。
冬はマイナス20度にもなる
農産物をつくり、セイコーマートのグループ工場に運ばれてくる
そこでお総菜に加工される。
水産物の仕入れや加工の工場は、北海道の東部にある
酪農品の仕入れや加工の工場は、北海道の北部にある
セイコーマートは北海道全土に工場をもち、中間コストを省いています。
◆セイコーマートは北海道全土に11もの食品会社をもつ
オリジナルブランドを自社で創れる「製造」と「販売」が一体になった
『製販一体のグループ』なのだ!
広い北海道で、セイコーマートが1000店舗以上を展開できる理由は、
徹底した物流の効率化。
トラックで仕入れした商品を運んだら、その帰りは工場から
お店に商品を運ぶ、セイコーマートのトラックが荷台を空(から)にして
運ぶことは、殆どないという。
『製造から販売までを自前で一括でやる』からこそできる効率配送である。
◆世の中の環境の変化で、小さい小売店が、大きなスーパーや
ディスカウンターの影響で、どんどんなくなってきました。
大きなスーパーは、大きなメーカーと取引します。
すると小さなお店がなくなると、地場の小さなメーカーがなくなるのです。
小さなメーカーが『潰れる』といっても技術はもっているのです。
セイコーマートは小さなメーカーがなくなると、自分たちでつくる
しかないわけです。
◆自分たちとしては、できるだけお金をかけなくて良い商品を
提供したいわけです。
するとできるだけコストをかけないで、技術もあるところで
商品をつくるために、なくなる地場の小さなメーカーや零細企業を
子会社化していったのです。
そしてその小さなメーカーで500個とか600個とか作り、
他に売らないでもいい形でやっていくということです。
つまりセイコーマートは積極的にM&Aをやったのではなく、
必然的に『製販一体のグループ』になったのです。
◆『過疎化する』というのは、新しい経営資源です。
『そこに合わせたサイズの経済をつくればいいのであって
「過疎化する!だからできない!」というのは違うと思います。』
「製造、販売一体というのを経営学的にやろうと思ったの
ではないのですね。経営学が先にあるのではなくて、自分たちが
生き残る道を追求してやっていたら、後から理論がついてきた!
ということですね。」
『まったくそうです。やっちゃった後から理論がついてきたのです。
「将来こうなるべきだ!」というのがあって、やってきたというより、
環境の中で、生き残るために『製造、販売一体』をやってきたのです。』
◆赤尾さんは、
『自分たちが生き残る道を追求してやっていたら
後から理論がついてきた!』といいいます。
孫正義社長が、2010年6月25日『ソフトバンクの新300年ビジョン』
で話されていましたが、企業の30年間生存率が0.02%ということは
30年間生き残った企業は5000社に1社しかないということです。
それでは、これから企業が『生き残る』ためには
何が重要なのでしょうか?
◆『愚者は経験のみに学び、賢者は歴史から学ぶ』という
言葉があります。
赤尾さんは、今でも常に危機感をもち、生き残るために、良い先生や
成功しているロールモデルに、学びつづけ実践を経験をしてきたといいます。
世界のHONDAの創業者である、本田宗一郎氏は
『理念なき経営は凶器であり、行動なき理念は無価値である』
といいました。
これは理念だけでなく『生き残る』ための成長や学びにも
当てはまるのでしょうね。
◆歴史には、多くの名言があります。
・「過去のせい、誰かのせい」を捨てたときから
人生は好転する
W・ダイアー
・至上の処世術は、
妥協することなく適応することである
ジンメル
・『最も強い者が生き残るのではなく、
最も賢い者が生き延びるでもない。
唯一生き残るのは、変化できる者である』
チャールズ・ダーウィン(イギリスの自然科学者)
【ゲストプロフィール】
セイコーマート 会長
赤尾 昭彦(あかお・あきひこ)氏を観ました。
1940年 北海道・留萌生まれ。
高校卒業後の59年、札幌北の誉酒造に入社、翌年 関連の酒卸・丸ヨ西尾へ。
働きながら70年に札幌短大を卒業、71年にコンビニを立ち上げ、
74年セイコーマートを設立。
社長を経て 06年より会長。
カンブリア宮殿 村上龍×経済人3―そして「消費者」だけが残った (日経ビジネス人文庫)/村上 龍
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<魔法のレシピ>
■ 経営学が先にあるのではなくて、自分たちが生き残る道を
追求してやっていたら、後から理論がついてきた!
■ 徹底した効率化をしよう!
■ 小さなお店でも、大きなお店に負けない
競争を生き抜く仕組みを築こう!
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<さくらのB級グルメ> ★★★★★ ★★
ごはん処 大戸屋で『鯖の塩焼き定食』(710円)をいただきました。
鯖は脂がのっていて、塩焼きの美味しさと一手間かけた
仕上げで、クセになる美味しさでした。
脂がのった『鯖の塩焼きの定食』が、この価格でいただけるのは
ありがたいですね。
ごはん処『大戸屋』は、白米と五穀米を選べるのも嬉しいですね。
■『大戸屋』はこちら!
http://www.ootoya.com/
ありがとうございます。