『7つの習慣』を書かれる前に、スティーブンコビー博士は、200冊以上の成功本を読まれ研究されたそうです。
◆すると過去50年間の本は、「イメージすること」や
「人に好感をもたれる態度で接すること」など「成功のテクニック」が多く描かれてありました。
◆それより前の成功本(第一次世界大戦前)には
もっと本質的なこと・・・
誠実・謙虚・誠意・勇氣・忍耐・勤勉・黄金律
など、「人格の向上」に関することが多く書かれていました。
◆コビー博士は、「成功のテクニック」は2次的なもので、成功の土台となる「人格の向上」を手に入れる意外に『永続的な成功』を手に入れる方法はないといいます。
なぜなら、表面的な成功(社会的評価)に恵まれていても、真の成功(優れた人格をもっていること)を達成していない人もいる。
そのことは、遅かれ、早かれ、その人の人間関係にあらわれてくる
『人格』は「言葉」より雄弁だから・・・
7つの習慣―成功には原則があった!/スティーブン・R. コヴィー
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<魔法のレシピ>
『永続的な成功』のために原則に従い、人格を磨こう
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◆「歴史からの教訓」を調べてみると「効果性を司る原則」または「自然の法則」と調和した行動をとるときに『長期において繁栄』しています。
例えば、「人間関係のテクニック」は『信頼』と比べれば枝葉末節にすぎません。
『信頼』に根ざしているとき、コミュニケーションの苦労はなくなります。
そして『信頼』は個人のコミュニケーションに深く根ざすものです。
◆そして、人生は繰り返す行動の総計です。つまり「優秀さ」は、単発的なものではなく『習慣』なのです。
コビー博士は、『7つの習慣』のなかで、その人の「物の見方」が、その人の「ありかた(態度)」を変えるお話しをされています。
◆ある電車の中で、父親と子供2人が乗っていた。
そこで、子供たちが騒ぎだした。
椅子に乗り、廻りの人に迷惑をかけていた。
ところが、父親は注意もせず下を向いていた。
あまりに、ほったらかしなので、見ていて腹がたってきた。
◆少しすると、子供たちはさらに激しく騒ぎだした。
それでも、父親は下を向いていたままだった。
そこで「何という親だ!!」と思い、その父親に
「あなたのお子さんが、廻りの人に迷惑をかけていますよ。」といった。
その父親は、ハッとして、こちらを向いて言った。
「す、すいません。実は、今、病院からの電話で、妻が亡くなったといわれまして。」
◆それを聞いた瞬間、その父親に対する自分の態度が
一瞬にして変わるのを感じた。
「それは、たいへんですね・・・お子さんは私がみておきましょう。」
相手を、より深く理解したとたんに、自分の態度が
一瞬にし変わった。
◆私たちは、人それぞれの「パラダイム」がある。
「現実」について、人それぞれの理論や説明、モデル
で理解している。
問題はその、「現実」に対する理解、「パラダイム」が間違えていたら・・・どうなるのだろうか?
例えば、旅行でアメリカに行ったときに、そこの地図が間違えていたとしたら・・・
多くの場合、目的地ではなく間違った方向へ進むことになり、その間の、不安やイライラが想像できる。その地図を信じていたとしたら、なおさら疑問に思うはずです。
◆では仮に「人生の地図」がもし間違っていたとしたら・・・どうなるのだろう?
やはり毎日の生活の中での不安や、イライラが想像できる。
それでは、世の中に信頼できる地図はどこにあるのだろう?世の中の状況が激変しても、変わらない地図とは・・・
それが『原則』です。
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<魔法のレシピ>
■「物の見方」が、その人の「ありかた(態度)」を変える
■間違った地図を信じれば、間違った答えを得る
■人生や生活の中心に普遍の原則をおこう
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