天才 脳機能学者 苫米地英人さんの「世界恐慌を解説」を読みました。
苫米地英人さんは三菱地所時代にロックフェラーセンターを2000億円で買収するプロジェクトにかかわりました。
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<魔法のレシピ>
自分の頭で考え判断しよう
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◆苫米地英人さんはいいます。
「日本はアメリカの属国なんです。一般会計が約100兆円の日本がアメリカ国債の3分の1にあたる30兆円~40兆円を引き受けている。しかも満期になると再びアメリカ国債を買うという約束があるので資金は2度と日本に戻ってこない。
◆日本は本来、金あまりでジャブジャブのはずなのに、ちっとも国内企業にお金が廻らないのは、アメリカに吸い上げられているからなんです。
今、さらに恐ろしい事態が進行中です。
2006年に発行した新BIS規制により「国債をリスクゼロで計算できなくなった。」
債務超過国である日本の国債は、リスク資産で、資本を毀損するから、金融機関がなかなか買えなくなる。
◆国債の最大の引き受けては、郵便貯金でしたが、民営化されることになるとそんなこともできなくなる。
「利回りはアメリカ国債が4%、日本国債が1%、さあどちらを買いますか?」
と聞かれて後者をえらぶようでは、民間機関とはいえません。
官僚は、今後も郵貯銀行が国債を買いつづけられるように抵抗をつづけていますがいつまで突っぱねられるか?疑問です。
いづれはアメリカ国債を買い、日本のお金がさらに流出する
ことになる。
◆新BIS規制の発行時期からして、これが郵政民営化を狙い撃ちしてたことは明らかです。
世界最大の銀行「ゆうちょ銀行200兆円が狙われた。」
1990年代に「不良債権とBIS規制」がセットだったように「郵政民営化と新BIS規制」もセットとして仕組まれていたとしか考えられません。
◆買い手がいなくなると、日本国債は暴落します。
日本は一般会計・特別会計を合わせた300兆円のうち100兆円以上を国債でまかなっている。
この原資がなくなれば・・・日本国家は破産します。
『だから、国家財政を黒字にしなけきゃいけない。赤字のままでは、日本国債の利回りを上げられないので。』
◆すでに、通貨発行権を取り上げられた「アメリカの属国・日本」はアメリカについていくしかありませんが、ドルがどんどん弱くなることだけは確実です。
1ドル60円になってもおかしくない。
◆でも、日本がIMFの管理下に入れば、円が大暴落する可能性がある。
ハイパーインフレが起きたら、円資産の価値は激減します。
『預金は危険だ。』ということです。
『金やプラチナなど、価値が劣化しない物理的資源に換えておくしかない。』
◆人間は、過去の経歴が凄い人の言うことは畏敬の念を抱いて、「全て事実」のように思いがちですね。
「事実」と「意見」を聞き分けて、自分の頭で考え判断することが大切ですね。
そして、自分自身で判断したことは理由を書き留め、結果をフィードバックして改善しつづけていきたいですね。
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<魔法のレシピ>
■「事実」と「意見」を聞き分けよう
■自分自身で判断したことは、理由を書き留めよう
■結果をフィードバックして改善をつづけよう
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