セラピスト
8万人ものカウンセリングを実施されてきたメンタルセラピストである溝口耕児先生は
「人は態度や行動が変わると、人生が変わる。このことは、多くの人がわかっていてもなかなか態度や行動を変えられない。」
といいます。
溝口先生は、ホテルで総支配人をされていたことがあるそうです。

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<魔法のレシピ>
人間が一番求めているものは重要感である
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◆例えば、ホテルのレストランのウエイターでも、お客様が行列をなすほどたくさん来られると、本来、嬉しい筈なのに忙しくてまさに心を亡くし無愛想になってしまう場合がある。

◆そういう時にこそ、さらに笑顔で、より丁寧な応対をできれば、お客様も、関係者も皆、気持ちが良くなります。
これを・・・
わかっちゃいるけど、なかなか、できないのが人間です。
なぜなら、人間はもともと楽(ラク)をしたい生き物なので、何も努力をしないですむのなら、無理に明るく元氣にプラスアルファーのサービスをしようとは思わないのです。

◆それでは溝口先生は、ヤル氣がでないときにどのようして自分のヤル氣や態度や行動をコントロールするのでしょうか?
前提として、人間は「常にポジティブ」でいることは難しいということです。

◆そして、人間の「動機づけが必要なケース」は2つあるそうです。
①自分を動機づけ、「自らヤル気を出す」必要がある場合と
②他人を動機づけ、「他の人のヤル気を引き出す」必要がある
場合です。

◆溝口先生は、ホテルマン時代に
プロとして自分のやる氣を引き出すために・・・
毎日、自分の態度や行動を前向きにするために心のスイッチを入れ替える習慣をつけてきたそうです。
例えば、ホテルマンとしてフロアーに立つときは、更衣室でユニフォームに着替えた瞬間!!
つまり蝶ネクタイをしめて、カマーバンドを絞め瞬間に『心のスイッチ』を『カチッ』と切り替えて一流のホテルマンとして話し振舞うように心構えと、態度を切り替える習慣をつけました。

◆心のスイッチを切り替える習慣は
ホテルマン以外の人でも、家を出るとき・・・
例えば、出掛けに鏡を見た瞬間、自分の仕事でプロとしての心構えや態度の心のスイッチを「カチッとONにする習慣」をつけるといいといいます。

◆溝口先生は、自分のやる氣を引き出すだけでなく部下にも一流のプロとしての、心構えや態度を習慣として身につけさせる教育を施してきました。
例えば、溝口先生が、挨拶をできない部下に
「何で挨拶しないの?」と聞くとします。
すると
「いやあ、今、挨拶しようと思って・・・」
などと、曖昧な返事が返ってくる。
「でも、今、挨拶しなかったよね。どうしたの?」
と、相手に率直な関心を寄せて、さらに深く聞いてみる。
こうして、よくよく腹を割って聞いてみると90%以上の人が
「様々な悩みを持っている」ことに氣づかれたそうです。

◆溝口先生は、今までに8万人以上ものカウンセリングを実施してくる中で、アサリが砂を吐くように・・・
「自分の心につかえている悩みを話し吐き出すことで心が軽くなった。」
という人が殆どだといいます。
そして、部下に一流のプロとしての、心構えや態度を習慣として身につけさせるために重要な注意点は・・・!!
「人はなかなか悩みを打ちあけたがらない。」
ということです。

◆ですから、他人を動機づけ、ヤル気をださせるために
上司やマネジャーはもちろんプロのカウンセラーやコーチ、コンサルタントは、まず、相手に誠実に関心をもって・・・相手の話を聞く姿勢や相手にかかわるこちらの心構えや態度、つまり自分自身のあり方(姿勢)が大切だということです。

◆もちろん、こちらから相手の良いところを認めることで相手が心を開くことがあります。
「君のここがいいね。」と褒められて、嫌な気分になる人は殆どいません。
また人が「認められている」と感じる場合は褒められたり、話しを聞いてもらう以外にも様々です。
仕事では役職の昇進や、給料による評価は、その最たるものだと溝口先生はいいます。

◆日本一の商人、斎藤ひとりさんや、世界的な大ベストセラー『人を動かす』の著者であるDカーネギーが人間関係について、大切なことを教えて下さっています。
「人がこの世で一番求めているもの?・・・それが重要感だよ」
実際、溝口先生はメンタルセラピストとなられてから20年間にわたり、いつでもお客様に依頼されれば丁寧な態度で接して、相手の話を聞いてこられたそうです。
有難うございます。
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<魔法のレシピ>
■プロとしての態度や行動を仕組み化しよう
■人はなかなか悩みを打ちあけられない
■相手の話を聞く姿勢や、態度、あり方(姿勢)を習慣にしよう
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