DVDで『食堂かたつむり』を観ました。
ストーリーは、かなりパロディーしていますが・・・
家族関係や、恋愛、動物との関係などでよく起こる「悩み」や「問題の本質」である、その人のブリーフシステムについて描いているので・・・
見方によっては、人間関係について、深い氣づきがあります。
・子供から見た親と、その恋愛相手
・女性から見た恋人や友人
・窮地を救ってくれる人の本音
・信じている人が裏切る理由
・噂や陰口とのつきあい方
・幸せな人生など
それぞれの人間の信じているブリーフシステムを理解して観てみると、事例が極端な分、逆に良き学びになりますね。
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<魔法のレシピ>
人の行動性向を学ぼう
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◆倫子(柴咲コウ)がある日、家に戻ると、同棲中のインド人の彼氏は、家財道具すべてとともに消え、部屋には合鍵のみが残されていた。
衝撃的な失恋とともに声まで失った倫子は、母親との確執が残るふるさと(おっぱい山)へ帰る。(笑)
◆ふるさとに住むシングルマザーの母親ルリコ(余貴美子)に対して倫子は、自分が不倫で生まれた子供だと思って母親を嫌っていた。
さらに昔から自分勝手で、小さなブタをペットとしてかわいがるような自由奔放な母親のルリコのことが、倫子は子どもの頃から好きになれなかった。
◆そして倫子は、お客は一日に一組だけという食堂を開く。
決まったメニューはなく、その人のためだけに作る料理を出すお店。
ところが、倫子のつくる料理を食べたお客に変化が現れ、いつしか「食堂かたつむり」で食事をすると『願いごとが叶う』という噂が広まっていった。
◆倫子は、様々な背景をもつ様々なお客様にお料理を提供するが、その背景により料理を提供する前に倫子がもっていた、相手の「イメージ(ブリーフシステム)」と料理を食べた後に起こる、「それぞれの相手による反応」が面白い。
■お店の開店を手伝ってくれた叔父さん・・・親切なイメージ?
■学生時代の友人・・・お客様を紹介してくれる親友のイメージ?
■母親のスナックに通う白馬の男・・・嫌な奴のイメージ?
■過去に執着する喪服のおばあさん・・・お化けのイメージ?
お客様のリアクションはDVD『食堂かたつむり』をお楽しみください。
◆倫子は、自分が不倫で生まれた子供だと思って、母親のルリコを嫌っていたが、実はそうではないことが判明する。
母親のルリコは、初恋の相手が行方知れずになってしまったので、人工授精で子供の倫子を産んだのだ。
「素直になれない母親の、娘に対する、本当の思いとは?」
◆また、人間とペット、動物との関係についても
「なぜ、そんなことをするのか?」
行動性向の裏にある、ペットや動物に対する、物の見方やブリーフシステムを考えて観るといいかもしれません。(強烈なのでご注意を)
・母親のルリコが、自分の余命を知り、ずっと大切に飼っていたブタを食べつくしてしまうシーン。
・平和の使者のハトが、ある日、死んでいるのを見つけた倫子がそのハトを料理して食べたあと、倫子が声を取り戻す。
◆DVD『食堂かたつむり』は何度も見たいDVDとは思いませんが・・・
わたしたちが、ものごとを判断するとき「出来事の意味づけ」やその後の「反応」や「行動」を個人個人の「ものの見方や考え方」
つまり人それぞれのブリーフシステムから判断し、選択していることに氣づくことができるかもしれません。
それこそ「出来事」と「解釈」は人それぞれですね。
「コミュニケーションを学ぶ目的」で観るといいかもしれません。
◆DVD『食堂かたつむり』では、倫子と母親(ルリコ)の行動性向は・・・
それぞれ「過去の情動記憶」と「未来のイメージ(臨場感)」
という2つのイメージをもとに選択しています。
そして二人は、多くの場合、「出来事の意味付けの選択基準」を
■倫子・・・>「過去の情動記憶」から、出来事の意味付けをして、反応、行動していく
■母親(ルリコ)・・・>「未来のイメージ(臨場感)」から出来事の意味付けをして、反応、行動していく
人それぞれの「ものの見方や考え方」というブリーフシステムが人それぞれの行動性向を決めるという「極端な参考事例」を学べるDVDかもしれませんね。
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<魔法のレシピ>
■人間関係で「自分はなぜ?その行動をするのか?」理解しよう
■人間関係で「相手がなぜ?その行動をするか?」理解しよう。
■より良い人間関係を選ぼう
(WIN-WIN-WIN か NO DEAL)
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