野菜

レストラン『サイゼリヤ』は、開店当初は笑っちゃうくらいお客様がこなかったそうです。

当時の『サイゼリヤ』のお店は、2階にあり1階は八百屋さんでした。

夕方になるとその八百屋さんがダンボールを店の前に並べてしまうので、当時の『サイゼリヤ』は入り口が隠れてしまいます。

さらに、開店7ヵ月で、お客様がストーブを倒して店が全焼してしまいました。

◆レストラン『サイゼリヤ』の正垣会長は、
「いったいどうやって?ここから『サイゼリヤ』を人氣レストランにしたのでしょうか?」
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逆境やトラブルを成長の糧にしよう
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◆ただでさえお客様が来ないのに、店まで火事になる。
正垣さんは、どん底に落とされた氣分になり、目の前が真っ暗になったそうです。
ところが正垣さんのお母さんは
「店が火事になるのも、店の1階に八百屋さんがあるのも全部お前のためなんだよ。」
「お客様が、ダンボールを飛び越えてでも来るくらい値打ちのあるメニューをつくりなさい。」と言うのです。

◆これを聞いて、こっちだって必死にやっているのに
それに、飲食業をわからないでいい加減なこというな!!と、内心は反発したそうです・・・
ところが
「結果的にお袋は正しかった。最初のお店の1階に八百屋さんがあったから、今のサイゼリヤがある。」
と正垣さんはいいいます。

◆「お客様が、ダンボールを飛び越えてもいきたくなるお店」
とは、どんなお店なのか?
お母さんのいう言葉をきっかけに、正垣さんは必死で考えました。
シェフとしての自分を考えた場合、腕に自信はあるけれどダンボールを飛び越えてもいきたくなるというレベルではない。

◆そこでできることといえば、値段を下げることだけだった。
そこでメニューを5割引にした。
だけど、お客さんは来ない。
じゃあしかたない・・・儲けなんか出なくていいから思い切り7割引にした。
スパゲティーを150円とか、200円で出すようにした。
すると・・・ガラッと流れが変わった。
「もう連日2時間待ちの大行列」
みんなが八百屋さんのダンボールを飛び越えてきてくれるようになった。

◆すぐに料理が「売り切れてしまう」ものだから、お店に入れないお客様がたくさん出る。
「お前の店は、いつも満席でたべられないじゃないか!!」とクレームが来る。
あわてて隣に2号店を出す・・・
こっちも、すぐに満席になる。

◆3号店を出す・・・
こうやって店舗が増えていき、チエーン展開をするようになった。
だからもし、最初のお店の1階が八百屋ではなく、火事にならなかったら、今のサイゼリヤは生まれていないよ。
と正垣会長はいいます。

◆現在レストラン『サイゼリヤ』は全国に780店舗あり、海外にも30店舗以上あるそうですが、その歴史をお聞きしてみると逆境やトラブルを成長の糧にしてきたのですね。
有難うございます。

■『サイゼリヤ』はこちら
http://www.saizeriya.co.jp/

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