今回のゲストは【茶道講師・英語学校経営者】浦田ゆかりさんです。
リアル対面で、熱心に英語を教えていたゆかりさん。
コロナで生徒と収入が激減し、生活が一変していく中で出会った、『Zoom集客®の学校』の広告。
入学して、ビジネスの講座に熱心に取り組む中で身につけた、魅力溢れるオリジナル講座開設のノウハウ。
気づけば9つもオンライン講座を開講していました。
英語から始めたのに、いつの間にか自分が開設した講座で、ご縁が繋がり、「お茶」をオンラインで教えている自分がいました。
茶道の準師範の免状を得る過程で蓄積した経験値。
それが、ひときわ輝き出しました。
オンラインでのお茶の指導が、「もっと深く茶道を学びたい。日本に行く!」と、受講生の心に火を点けました。
オンラインでの英語の指導が、英語を教える先生そのものを育成し、弟子、孫弟子も生まれて、英語を身につけた人たちの人生を変えています。
「物事は、やってもやっても、やり尽くすことはあり得ない。」
そんな、謙虚で努力家のゆかりさんは、受講生の思いや悩みに寄り添い、「繋ぐ」をキーワードにして、英語で、茶道で、大きな輪を幾重にも、世界中に広げています。
前回の感動的なお話に引き続き、今回も心がほっこりするお話になっています。
ぜひ、続きをご覧ください。
【茶道講師・英語学校経営者】浦田ゆかりさん ※個人差があります。効果を保証するものではありません。
コロナで諦めかけた英語教室、『Zoom集客®︎の学校』が結ぶビジネスチャンス
今は、どんなお仕事をされていますか?
ゆかりさん:私は、リアルの対面で34年間、英語スクールをやって参りました。
2歳から80歳くらいまでの、幼児から大人の方を教えています。
茶道の方にも、実は力を入れています。
裏千家の準教授なのですが、家元の方針である「繋ぐ」という仕事をさせていただいています。
こちらはオンラインで、今回話題にするスペインのバルセロナの方とか、カナダ、カンボジア、さらにドイツなど、いろいろな方々とお茶を通して繋がっています。
英語だけでなく、お茶だけでもなく、ヨガも合わせてやりたいという方がいらっしゃたりします。
『Zoom集客®️の学校』の”オンライン集客法”のお陰で、どんどん広がっている仕事をしています。
久家:すごいなぁと思います。
ゆかりさんは、日本に居ながら、今おっしゃった、スペインのバルセロナ、カナダその他、世界の人に、お茶や英語を教えているという認識で、合っていますか?
ゆかりさん:はい。
お茶の方では、「繋ぐ」という形でさせていただいています。
久家:お茶で繋いで、英語を教えるという感じですか?
ゆかりさん:いえ、「繋ぐ」というのは:
外国の方が自国でお茶をやってみたいと思った時に、それをどうやったら実現できるのか
という可能性をさぐることです。
今まで、色々な気づきもありました。
- 日本を離れてみて初めて、日本のことを知らない自分が居た
- 日本を知る糸口、切り口は何かと考えたら、お茶だと思った
また、外国の方々にとって、お茶とは何か、、、
- なぜ、お茶を知りたいのか
- なぜ、お茶は人気があるのか
- お茶の魅力は、その歴史にヒントがあるのではないか
裏千家の支部は、あちらこちらにあるのですが、例えば、今日お話するバルセロナの方は、Zoomで私のところに入ってきて、お茶を教えて欲しいと言ったのです。
私は「えー?Zoomでお茶なんて教えられないわよ!」って懐疑的なところから入ったんです。
でも、「待てよ。私は『繋ぐ』っていうことをしているのだから、ロンドン支局の方をご紹介しましょう!」っていうことになリました。
これはミラクルです。
久家:ああ、そういうことなのですね。
ゆかりさん:その彼女は、とうとうお茶名まで取れるようになったのです。
お茶名:茶道で、極意を皆伝された茶人に付ける名前。
久家:すごいですね!ロンドン支局。
ゆかりさん:なおかつ、彼女は、バルセロナに居て、アルゼンチンの男の先生のもとで今お稽古しているんです。
そういう意味での、「繋ぐ」仕事なのです。
久家:なるほど、そういう「繋ぐ」なのですね。
もし差し支えなければ、そこに至る経緯なども教えてほしいのですけれども。
『Zoom集客®の学校』に入られた時は、ゆかりさんご自身は主婦で、英語の教室をされていて、旦那さんはイギリスの大学教授をされていたのですよね?
そして、ゆかりさんは、4,000円とか5,000円という講座料金で、英語の教室をされていたのですよね?
ゆかりさん:はい。
久家: ただ、コロナ禍で、リアルのお教室にお客さまが来られなくなって、それで集客が減ってしまったということでしたよね?
コロナ禍で、どのようなことで悩んでいましたか?
ゆかりさん: 100人いた生徒さんが60人まで減りました。
だから、明らかに生活が変わりました。
「このままじゃダメだ!」と悩んでいた時に、Facebookで流れてきた『Zoom集客®️の学校』の”オンラインで集客”という広告を見て、引き込まれました。
「これだ!じゃあ、やってみようかな!」って、入らせていただきました。
久家: ありがとうございます。
前回のインタビューでも聞かせていただきましたが、「英語の教え方養成講座」とでも言うべき講座をその後作られたのですよね。
「ゆかりさんのメソッドで、英語を教える先生を養成したらどうですか?」みたいなお話でしたね?
ゆかりさんのメソッドが本当にすごく役に立つ、再現性がある、という評判がありました。
- 英語を教えたいと思っている人にメソッドを伝授する
- その人が先生としてそのメソッドで教える
- その先生から習った生徒が英語を話せるようになる
- その結果、講座のリピート数がどんどん増える
ということでした。
Zoomによるオンライン集客で、今、売上は全体でどれくらい上がっていますか?
ゆかりさん:オンラインでは210万円です。
久家:おめでとうございます!
素晴らしいです!
その他にも、4,000円とか5,000円という単価の、既にやっていたリアルのお教室の売上もありますね。
この、継続してやってきた英語のお教室の売上は、一体いくらあるのですか?
ゆかりさん:確定申告したのですが、今年の分を入れると、たぶん1億3,000万円くらいになります。
久家: すごいですよね。
だって1億3,000万円ですよ!
主婦でって言ったら失礼かもしれませんが、自宅で教えている講座単価が4,000〜5,000円という方が、もう既に1億3,000万円も売上げてしまっているわけですよね。
ゆかりさん:期間が長いから、ですね。
久家:長くやってらっしゃるのも、すごいですね。
若々しくお見受けしますが、キャリアはもう30年以上やっていらっしゃるっていうことですよね、多分。
前回も、インタビューでお話を聞かせていただいて、その中身にびっくりしたのです。
バルセロナに居る日本人の方に、オンラインで出会ったのですか?
ゆかりさん:そうなんです。
久家:誰かの紹介とかじゃなくて、全然知らない人ですか?
ゆかりさん:はい。
全く知らない人でした。
まさにこの『Zoom集客®︎の学校』に入学してすぐに教えていただいた「紹介サイト集客」を通してです。
お茶と英会話で世界を繋ぐ「紹介サイト集客法」
ゆかりさん: 「紹介サイト集客」の講座に参加して、自分のオンライン講座をあるプラットフォームに開設したのです。
ホームページは以前から持っていたのですが、苦手なパソコンで頑張ってみて、様々にページを充実させました。
久家:そこから始めたのですね、すごいですね。
ゆかりさん:「紹介サイト集客」内で、自分の講座を9つ作りました。
久家: 9つもですか?
ゆかりさん:実は、その中で一番ヒットしてるのが、お茶なんですよ。
久家: 英語じゃなくて、お茶なんですか?!
「紹介サイト集客」のお茶の講座に、海外の人が入ってくるのですね。
ゆかりさん:日本が半分、海外が半分って感じです。
久家:ちょっとそれも驚きです。
お客様がカテゴリーで講座選択してくれる「紹介サイト集客」
久家:海外に居ながら、その方々がお茶に興味を持たれて、「紹介サイト」の講座に入ってくる人が多いんですね。
ゆかりさん:はい。中国系カナダ人の方だと思うんですけども、この方は恵まれていて、すでにお茶用の設備、場所もあるわけですよ。
カナダで、裏千家用の立派なお茶室を作っていて。
久家:それはすごいですね。
ゆかりさん: 彼はすごく学びたくて、リアルでの月1回の稽古では足りないから、私からオンラインで習いたいと言ってきたんです。
私としては、できたとしても、「初歩の初歩」の内容で精一杯、と考えました。
なので、テーブルの上で、お茶椀と棗(なつめ)だけを使う「盆略点前(ぼんりゃくてまえ)」を 教えています。
それ以上の深いもの、例えば奥伝(奥義の口伝)は、ミラーリングしたとしても、Zoomでは伝えきれない、ということを伝えました。
ミラーリング:スマホやタブレット等のディスプレーの表示内容を、大画面上にリアルタイムで映し出すこと。
その方は、「オンラインでは、やはり茶道を習うのは難しいのですね。」と言いました。
彼はそのように気づき、そこで意を決したのです。
実は、私を頼って日本に来ることになりました!
そして、私の裏千家の先生と彼を繋ぐことができました。
業躰(ぎょうてい)先生といって、 日本に20人ぐらいしかいない、お家元直属の方です。
その先生を彼にご紹介したので、今、彼は 日本の裏千家教室の外国人のコースで学んでいます。
久家:ものすごいことですね!
その方はカナダから、わざわざいらっしゃって!
オンラインで出会った人が、日本に実際にやって来て、本格的な教室で茶道を学んでいるというのは、すごい時代ですね。
お客さまの次のステップ「リアル」に繋げる、オンラインでの信頼構築
ゆかりさん:彼とは、Zoom(オンライン)でやりとりしている時に、多分メールで2~30回も、何行にもわたる長いメッセージのやり取りもしていたのです。
久家: すごいですね。
ゆかりさん:その方は、私を完全に信用してくださったのです。
「ゆかりさんがそこまで言うなら!やっぱり、僕はリアルで学ばなきゃ!」ということになりました。
つまり、「カナダに居て、不平不満を言いながら茶道をやるくらいなら、自己投資をしっかりして、 日本に行って、裏千家の門を叩く」ということです。
久家:ゆかりさん、すごいですね。
ゆかりさん:いえ、彼もすごいんですよ。
久家:ここまでまとめると、ゆかりさんがオンラインで知り合った人が、カナダから日本に来て、裏千家茶道を学びに来ているのですね。
でも、その方、英語だけでなく、日本語も少しわかるのですか?
ゆかりさん:日本語は少しだけで、お茶の用語程度です。
久家: すごく興味深いですね。
ぜひお聞きしたいのですが、なぜ、彼はそんなにお茶という文化に興味を持っているのですか?
ゆかりさん:それは、やはり日本人とは違う部分があるからだと思います。
日本人は、お茶の中でも、お手前という、お茶をたてるための順序や手続きといった、立ち居振る舞いの方にとらわれがちになります。
茶道は、人間形成の縮図で、禅の思想にも繋がっていて、彼は禅の方に興味がありました。
日本の武将たちとか、あるいは、明治時代のいわゆる富豪たち、例えば、三井さんとか、いろんな方がいらっしゃいました。
識者たちが、なぜお茶にのめり込むのか、と考えていただいたら、彼の気持ちがわかると思うんですよ。
久家:なるほど、そういうことですね。
ゆかりさん:ぜひ久家先生に読んでいただきたい著書があります。
作者は、女性で、東京芸術大学を卒業された、野尻命子(のじりみちこ)さんという方です。「命の子ども」って書くんです。
久家:そうなんですね。
ゆかりさん:野尻命子さん、裏千家の名誉教授の方ですが、そのホームページを見ていただいたら、 なぜヨーロッパ人が何十人も彼女の元を訪れるかがわかるんですね。
久家:禅なんですね、勉強させてください。
話が飛んでしまうのですが、私はアップル社の製品が好きで、創始者の故スティーブ・ジョブズが禅を学んでいたというのは、有名な話です。
禅の最も孝明な人をアメリカに呼び寄せて、 家まで建ててあげて、その人から禅を学んでいたというのです。
そういう、禅に興味がある人は、海外に多いのでしょうか?
先ほどの野尻さんについても、勉強したいと思います。
ゆかりさん: 野尻さんは素晴らしいです。
だって、お茶という限られたもので、大変有名な方々、結構いろいろな大学の先生方にもお茶を浸透させて、 そこからまた広がったのですから。
そしてとうとう、アイルランドに、 ドイツ人の教授だと思いましたが、畳を除いて全部、自作でお茶室作ってしまった、という方がいます。
野尻さんは、ヨーロッパに移住したのですが、アイルランドまで行って、その方と一緒に乗馬したりとかしてるんですよ。
80歳を過ぎて、今も。
久家: 80歳で、すごいですね。
ゆかりさん:ぜひ彼女の本を読んでみてください。
久家:ぜひぜひ勉強させてください。
ご紹介、ありがとうございます。
カナダの人が禅とかお茶についてオンラインで学んだ結果、飛行機に乗って学びに来るっていうことが、すごいですね。
しかも、何度もやり取りしたとはいえ、ゆかりさんを信じて、実際に日本にやって来るっていうのは、余程のことのような気がするんですけれど。
「紹介サイト集客」での繋がりもそうですが、お茶を起点にして、海外の人と、繋がっていくというお話。
これだけでも、すごいですし、もっともっと聞きたくなりますね。
お茶という起点、繋がる線、広がる輪
久家:バルセロナ(スペイン)の方は、何をされていた人で、どのように知り合ったのですか?
ゆかりさん:この方もですね、「紹介サイト集客」の私のお茶の講座にいらっしゃったのですよ。
久家:やはりお茶なのですね。
ゆかりさん:はい、お茶です。
その方は、大学を出てから、「チャランポランとお茶を3~4年間やりました。」ということでした。
旅行でイタリア、スペインというように、ヨーロッパを周っていた時に、バルセロナがすごく気に入ってしまって、「私はここに住んで、ここで働くと決めた。」そうです。
彼女はそこで、すぐに、いろいろな伝手を頼って就職できたんですね。
彼女は優秀で、もともと英語の通訳案内士の資格も持っていました。
加えて、ウェブサイト等を作ることができますし、オンライン上のこととか、インターネットが得意です。
久家: そうなんですね。
ゆかりさん:彼女はそういうことも自分の強みとしていて、バルセロナに住民票を移して、ちゃんと向こうで正社員として働いてるんです。
久家: すごい。
ゆかりさん:やがて、彼女は「日本を紹介したい。」と思うようになりました。
そして、「日本の着物、着られますか?」と聞かれて、「着物を着るのは、大丈夫。」と思うことはできたそうです。
その次の段階で、着物を着て、いろいろな所で写真撮影をしていたら、今度は「お茶も教えられますか?」ということになった、と。
彼女は「そういえば、自分はお茶をやっていたな。」と思い出したそうです。
ただ、そうは言っても、「確かに自分はお茶に4年間くらい関わったけれど、実際には何もできることはない」と思い、ピタッと止まってしまった。
それで慌てて私のところに、「お茶を教えてください。」と言ってきたわけなのです。
久家: もう一度、オンラインで教えてほしい、っていうことですか?
ゆかりさん:はい。
彼女が「どうやってオンラインで教えるんですか?」って聞いてきたのですが、「私は、あなたがすでにできている、”初歩の初歩”しか教えません。」って答えたのです。
やはり、Zoomではそれが精一杯ですから。
私にできるのは、まさに「繋ぐ」ということ。
なので、彼女は、のりえさんという名前なのですが、私は聞いてみました。
「のりえさん、私には”繋ぐ”ということができます。あなたのお茶の元の先生はどこにいらっしゃるのですか?」と。
元の先生は、八王子にいらっしゃるということでした。
「では、その先生の所へ行って、お茶名を申請したらどうですか?」と提案したのです。
のりえさんはバルセロナという海外にいる訳ですから、こう聞いてきました。
「バルセロナにも支部がありますか?」と。
先ほどお話した、業躰(ぎょうてい)先生は、国際部に所属していたのです。
この先生は、裏千家のお家元がこの間国連に行った時にも、側に控えてるようなすごい先生なんです。
それで、海外の支部のことについて業躰先生に聞いたら、「ああ、いいよ!ロンドン支局に木村君っていうのがいるから、彼にちょっと連絡してごらん。」みたいな感じで、トントンと繋がりました。
やっぱり、彼女には行動力があるんですね。
ロンドンにすぐにメールを送ったのです。
バルセロナには、アルゼンチン出身のバレソナという名前の男の先生がいらっしゃったので、「その先生に付きなさい。」と伝えて、トントントンと決まっていったのです。
久家:すごいですね!
ゆかりさんの繋がりもそうですが、世界的に、お茶を起点にそういうふうに繋がっていくのですね。
ゆかりさん:不思議ですね。
久家: 不思議というか、すごいことです。
やはり、ゆかりさんの人柄のお陰だと思います。
そうやって、世界はもう繋がってるんですね!
ゆかりさん: 多分それは、私がお茶が大好きだからで、それが、私の中に溢れているのだと思います。
久家:お茶が大好きなゆかりさんに対して、物知らずの私の愚問かもしれませんが、お茶のいいとこはどんなところですか?
ゆかりさん:私には、目指している言葉があるのです。
先生にいただいた言葉で、「白珪尚可磨(はっけいなおみがくべし)」というものです。
久家: それはどういう意味なんですか?
ゆかりさん:そこに、磨かれた水晶みたいな玉があるとします。
その玉は、誰が見ても本当に曇一つない綺麗な玉なんですけども、それを磨いて、さらに磨いても、磨いても、磨いても、磨き切るということはない。
お茶も同様で、いくらお稽古をしても、何年も、何十年もやってきても、何百人と教えてきても、やはり謙虚に、 「ああ、自分はこんなこともできない。」と思うのです。
袱紗捌き(ふくささばき)、柄杓の手前、茶杓の清めなどなど、「これでいいのかな?」と、いまだに自信がないことだらけです。
完璧ではない、だから、お稽古をします。
そうではあっても、皆さんから、
- 「ゆかりさんのお茶はおいしいから」とか、
- 「ゆかりさんに当たったら嬉しい」とか、
- 「ゆかりさんお手前綺麗だから参考にしてるんです」とか、
色々とお褒めの言葉をいただくんです。
でも、私は一度だって、それを鵜呑みにしたことはないです。
「いやいや、とんでもございません。」という思いです。
白珪尚可磨(はっけいなおみがくべし)とは、まさしく、そういうことなんです。
久家:そうなんですね。
「磨き続ける。」って、なんか素敵ですね。
だから、ゆかりさんは、もう、いつもキラキラしていますものね。
私は、お茶のことは全然分からない人間です。
わからないというか、経験がないのですが。
ゆかりさん:でも、多分、久家先生は、茶人とか識者に交わると、感銘を受けて多分、ドハマりしてしまうタイプだと思います。
久家: そうですか、面白いですね。
そういう、優秀な海外の経営者の人が、禅とかお茶に興味があるということを、すごく耳にして、なぜだろうって思っていたのです。
全然そこを学んだことがなかったのですが、すごく勉強になります。
オンラインでつながる英語教育の系譜
久家: ゆかりさん、ここから、もう一度、お茶から英語の方に戻って、お話を聞かせていただきたいと思います。
今、ゆかりさんの「グロリアメソッド」で、子どもから大人まで教えることができる。
指導者養成講座で、知り合った人たちにそのメソッドを伝授していって、その人たちが指導者に育っていくようにするという形をとっているわけですね。
以前はリアルでやっていたのですよね。
実際にオンラインでやってみて、良かったことは何ですか?
ゆかりさん:私の「グロリアメソッド」を伝えてくれる人が、一人、二人と増えていくことによって、日本から「英語は喋れない、苦手、嫌い」という人が、少しずつ、少しずつ、減っていっているのを感じることがあるんですね。
久家:素敵ですね。
ゆかりさん:日本人っていったら、「英語を喋らない国民」って言われちゃうじゃないですか。
それが悔しくて悔しくて。
もう34年間教えてるわけなんですけども、私みたいな先生がそうやって一人、二人と増えていけば、それがもっともっと鼠算式に増えていくわけなので。
久家:はい。
ゆかりさん:今、先生は合計で4人いて、みんな頑張ってくれています。
お一人、『Zoom集客®の学校』の受講生だったと記憶していますが、今、オンラインで教えてくれていて、生徒さんは18人います。
久家:すごいですね!
やはり、「グロリアメソッド」という教え方が、体系化されているのでしょうね!
- このメソッドで教えられる先生を養成中で、既に4人の人たちが育っている
- その人たちもまた、教えられるようになってきた
っていうことですよね。
ゆかりさん:はい、 先生たちを大募集してます!
久家:それ、楽しいですよね。
絶対にいいですよ。
だって自宅で、オンラインで、ゆかりさんみたいにできるわけですよね。
お子様とか、ご近所の人たちとか。
その輪が広がったら、ものすごくいいですよね。
ゆかりさん:本当にそうなんです。
誰でも、本当に、このメソッドを実施すれば、子どもたちがある程度同じレベルで成長していくのを、目の当たりにできますから。
久家:感動しますね。
でも、ゆかりさんはオンラインでその先生たちを養成していますよね。
それぞれの先生の、住んでいる所が別だから。
そして、それぞれの地域があって、その地域、地域に住んでる子どもたちに、「リアル」で教えるわけですよね。
「リアル」で教えるのは、子どもたちって、オンラインだと、幼いから、あっちに行ったりこっちに行ったりするじゃないですか。
だから、やはり、「リアル」で、教室に来てもらって教える、といケースが多いのですか?
ゆかりさん:はい、子どもはやっぱり、じっとしていませんね。
だから、私はなるべく「リアル」を大事にしています。
それも、少人数で、7〜8人です。
久家: 実際、そのメソッドで教えた人たちも、そんな形でやってるんですね?
ゆかりさん:はい。
でも、オンラインで教えるのが得意な方もいます。
特に、横浜の米軍基地で25年間教えていた私の弟子がそうです。
彼女は英会話を教えていて、実はリアルでも、高校生を教えています。
昨日彼女から、「中1の子を教えることになったんだけど、どうしましょう?」と相談のLINEが来たのです。
それで、もう、こと細かに教えました。
久家: 「こうやったらいいんだよ」ってですね、いいですね。
そういう、全然違う所で仕事をしていた人や主婦の人が、英語を教えることで収入を得られるようになって、子どもたちに喜ばれる。
そうしたら、なんか楽しいですよね!
「グロリアメソッド」で教えるようになった皆さんは、どのように喜んでくれていますか?
ゆかりさん:みなさん、とても喜んでくださっています。
「英語って、喋れるのと教えるのとは、全然違います、ゆかり先生。」
「私、教えるってこと初めてやって、こんなに大変で責任があるってことが分かりました。
これからも、一生ついていきます。」
教えるということを通して、やりがい・生きがいも見つけてくださっているんです。
久家: よかったです、本当に。
本当にゆかりさんの教え方がいいんだと思います。
聞いてるだけでなんだか嬉しくなりますよね。
そういう人がどんどん増えて、素晴らしいですね。
AI活用で、お茶も英語も、もっと広がる繋がる
AIと二人三脚:「紹介サイト集客」で”見つけてもらう先生”になる極意
ゆかりさん: 「紹介サイト集客」の講座で学んで、開講した9講座をいまだにやっているんですが、1つ気づいたことがあります。
「紹介サイト集客」の講師の皆さんが、100回分の開講の日付を、ばーっとサイトに提示しているんですね。
これは、”100回開催”という数によって、サイトのAIが、アルゴリズムに基づいて、人気講座として勝手に上位に上げてくれるからと聞いています。
結局、「紹介サイト」講座に入ってくる皆さんは、「お茶」を求めてきて、「お茶」を見るのです。
プロフィールや講師紹介欄は、読む人は読むんだと思っています。
だから、大切なのは、自分のプロフィールの内容とか、いろいろな自分らしいセールスポイントを、「キャッチコピー」とか「心に響く言葉」として、きちんと擦り込んで書くっていうことだと思うんです。
そんなわけで、私は日程の方を、ちょっと削っちゃいました。
AIは便利な広告代理店:効果的な集客に活用
久家:ところで、「紹介サイト集客」のAIもそうなんですけど、今、AIのイラストで集客するということをやってる人が増えてると思うんですね。
例えば、ビフォー&アフターで、英語が話せなかった人が、ペラペラを話せるようになった、みたいな。
もう1つの例として、美容等でワンオペで美容やエステをやっている人が、「こういうのを作るといいよ」って言って、すごく集客できてるものがあるのです。
例えば、この彼女なんですけど、
美容ではなく、異業種のお葬儀屋さんの経営者なんですが、これはご自身の似顔絵で、これをAIで作ると簡単にこんな風にできて、AIでこういうふうに塗り替えると、絵が生まれ変わるんです。
動画:皆さんこんにちは。高津川真紀です。
3分で携帯でできる簡単AIを使って、毎月30人を集客する方法を教えます。
SNS投稿の疲れから解放され、パソコン苦手でもできて、安定収入。
久家:AIでの広告作成をゆかりさんがやってみるとします。
例えば、初めは英語がうまく話せないみたいな段階から、AIで塗り替えて、徐々に英語はスラスラ話せている声に変えていくとか。
実際には、そういうのをまだやってる人はいないのです。AIを使ってやらなくても構わないのですが、『Zoom集客®︎の学校』の「紹介サイト集客」の講師の森永さんとか、伊藤恵子さんに作り方を聞いてもらうと、そのやり方の動画がもらえると思いますよ。
実は、そういう広告動画が、簡単にできちゃうんです。
ただ、それが必ずしも良いとは思いません。
特に、お茶の世界においては、そうですよね。
でも、日本の着物を着た美しい女性が、外国の方にお茶のお手前をされているところを、AI等を使って動画を作るとでも言いましょうか。
その動画で「こういう”日本の心”や”和の心”はいかがですか?ご興味ありませんか?」みたいなものを流す、というやり方です。
「興味がある方はお申し込みください」とやることで、それも1つの集客方法だと思います。
ゆかりさん:ありがとうございます、やってみます。
久家:ゆかりさんもお忙しい方だとは思うのですが、伊藤恵子さんとかに聞いてみてください。
AIを使っても多分集客できるでしょうし、そもそも、ゆかりさんがやってることが、本当に「本質:本物のど真ん中」なので、多分、お茶については、かなり人気が出ると思います。
ゆかりさん: ありがとうございます。
久家:はい。ぜひ。
ゆかりさん:やってみたいと思います。
久家:ゆかりさんが、オンラインでされていることが、本当にすごいなって思うんですよ。
パソコンができなかったとおっしゃっていますが、
- カナダ、バルセロナなどの外国の人たち
- 日本全国の人たち
と繋がっている
- 自分が提唱・推奨する、「グロリアメソッド」で英語を効果的に教える先生たちを育てている
- その先生たちが、次の世代を育てている
- そうやって英語を学んだ人たちの人生に、変化が生まれている
これは、もう最高。
本当にすごいことだと思うんですよ。
「パソコンが苦手」だったゆかりさんが、コロナ禍で対面の生徒さんが激減して、そこから、オンラインの方向に変えてこられたわけですよね!
リアル対面の英語教室から始まりましたが、ご自身の知識と経験が伴って、オンラインでの働き方、人と人を繋ぐということに繋がっています。
ある意味、ゆかりさんの働き方、人との繋がり方は「神って」います。
相手の気持ちに寄り添い、広がるオンラインの世界
オンラインで、自分の知識と経験を人に伝える
久家: オンラインでの働き方、人との繋がり方はどんな人たちにお勧めですか?
ゆかりさん:そうですね。やっぱり自分の集客とかお金とかを考えるのではなくて、その人のためになるようにやる。
その人が、どうやったら幸せになれるかな、っていうことを突き詰めてあげられると、最初に講座等に入ってきた段階で、コミュ二ケーションが取れると思うんですよ。
その方はずっと悩んできたわけですから、全面的にその人のことを思い遣るっていう気持ちが大切です。
がっちり、心をつかんで、丁寧にやっていくこと。
どんなお仕事にもそれは通用するのかなと思います。
久家:素敵ですね、やっぱり。
ゆかりさん:そういう気持ちが、大切であるような気がします。
久家:思いやりなんですね。
日本でも、英語のgiver(与える人) とtaker(受け取る人) という言い方をしますけれども、「Give & Take」ではなく、「思い遣り」から入っているから、やはり、みんなに喜んでもらえるんですね。
そこが、大きな違いなのでしょうね。
ゆかりさん:お金を稼ごうとかっていうのは、今回も実は、全然思っていなかったです。
お友だちになった方から、60万円という商品単価は、最初のうちはもらえないと思い、「ええっ、どうしよう!」って感じでした。
久家: だけど60万円の講座でも、そういう風に、ポンと売れちゃうわけですよね。
素晴らしい。
なんだか、今日はすごく心が洗われる思いです。
心豊かな人の発想というものは、相手のことを思って、そこから入っているから、相手とも本当のコミュニケーションが取れていくのだと思います。
テクニックでやっているわけではなくて、本当に相手が悩んでいることに対して、真剣に応えていたら、本物のコミュニケーションが生まれた、という感じですよね。
ゆかりさん:そうですね。
お茶で始まった、のりえさん(バルセロナ在住)との繋がりですが、彼女の悩みは別のところにありました。
東京でのりえさんと会うことになり、私はお茶のお話をすることばかり考えていたのですが、いつの間にか英語の話になりました。
大学で英語を学んで、難関である通訳案内士という資格まで持っていて、英語には自信があった。
でも、発音が自己流だったため、英語が通じず、職場にいる他の日本人に助けられることが多くて、惨めな思いをしていたのですね。
だから、ちゃんと英語を習いたいと思っていたということでした。
そこで、実は私が何年も英語を教えてきたこと、英語学院の授業料の話をして、別れました。
その後も連絡を取り合っていたのですが、ある日、「ゆかりさん、英語教えてくれるって言ってましたよね?」と問い合わせがありました。
なんでも、本気で英語をブラッシュアップしたい、ということでした。
これは、大学で音声学とフォニックスを学んだ私の得意領域です。
講座の商品価値については、20万円〜30万円だと伝えたら、最初は難色を示しました。
けれど、なぜそういう価格になるかという説明も含めて、「どうせだったら、発音ばかりではなく、私の『グロリアメソッド』に則った養成講座を受けてみませんか?」とお誘いしたのです。
それは、付加価値として、「一生モノ」になるからです。
つまり、
今40歳の自分が、やがて定年退職し、独身でずっとスペインに住み続けることになっても、この英語教授メソッドが身についていれば、英語を教えることができる、ということなのです。
さらに、「オンラインで、『バルセロナからこんには』という講座で、いっぱい集客できますよ」ってお伝えしたら、「じゃあ、受けます!」ということになり、ポン、ポン、ポン、って決まりました。
久家:すばらしいですね!
そういう訳で、養成講座の方は、もっと価格の高い60万円でも、ポーンと売れちゃったって感じですね。
ゆかりさん: 初めは、「60万円は高い!」と引かれたのです。