コロナ禍を境に「これまで当たり前だった集客の形が通用しなくなった」そんな苦い経験をした方も多いのではないでしょうか。
整骨院と介護事業を長年続けてきた藤田さんも、患者数や利用者の急減という現実に直面し、先の見えない不安を抱えていました。そうした中で取り入れたのが、ZOOMを活用したオンライン集客です。
本記事では、藤田さんがオンラインに踏み出したきっかけや、その結果として新たな反応や来院につながる動きが生まれていった過程を、インタビュー形式で紹介しています。
【60代/整骨院 院長 】藤田裕紹さん
※個人差があります。効果を保証するものではありません。
コロナ禍で起きた“集客の限界”──対面ビジネスが一気に止まった現実

Q.コロナ禍で患者さんが激減されたと伺いましたが、当時は何が一番の悩みでしたか?
藤田さん:一番の悩みは、やはり患者さんが一気に来なくなったことでした。整骨院だけでなく、同時に運営していた介護の事業でも、コロナの影響で利用者が激減してしまい、どちらも厳しい状況が重なっていたんです。
当時は従業員も多く抱えていましたし、家族もいます。これまで積み上げてきた事業がある一方で、借り入れも抱えていましたので、「この先どうすればいいのか」と、毎日のように悩んでいました。
Q.コロナ前は、どのような形で集客をされていたのでしょうか?
藤田さん:コロナ前も整骨院と介護の事業を中心に、ずっと対面での集客を行っていました。
久家:どれくらいの期間、続けてこられたんですか?
藤田さん:介護と整骨院を合わせると、18年ほどになりますね。整骨院自体は、その時点で30年以上続けていました。
久家:それだけ長く続けてこられた中で、急に状況が変わったということですね。
藤田さん:そうですね。介護も整骨院も、どちらも人が来なくなってしまって。それまで当たり前のように回っていた集客が、一気に止まってしまった感覚でした。
久家:精神的にも、かなりきつい状況だったのではないですか?
藤田さん:正直、先の見えない不安の中で、事業や家族のことをどう守っていけばいいのか、毎日考えていました。どうすればこの状況を乗り越えられるのか分からず、本当に悩んでいた時期だったと思います。
対面集客からオンライン集客への切り替え

Q.なぜZOOMを使ったオンライン集客に踏み切ろうと思ったのでしょうか?
藤田さん:コロナの影響で外に出られなくなってしまい、困っている方が本当に多かったんです。来院したくてもできず、ひとりで不安を抱えながら過ごしている方がたくさんいる状況でした。
そうした中で、直接お会いすることが難しいなら、別の形で何かできないかと考えるようになりました。コロナで外出を控える方が増えていたからこそ、オンラインを使えば何か届けられるのではないか、そんな思いが強くなっていったんです。
Q.オンライン集客としての最初の取り組みを教えてください
藤田さん:最初は、無償で月に2回、第2・第4日曜日にオンラインの場を設け、来られない方を対象に、「オンラインでできる形で関わっていく」というところからのスタートでした。
久家:いきなり有料ではなく、無料から始められたんですね。
藤田さん:はい。その時点では、それが直接来院につながるかどうかは正直分かりませんでした。ただ、まずは「来られない人に対して、自分にできることをやろう」という気持ちで続けていました。
ZOOMを使ったオンライン開催が転機に

オンラインの取り組みが思いがけない広がりを生んだ理由
藤田さん:オンラインの取り組みに参加されていた方の中に、地元のひまわりテレビの専務さんがおられました。その方が「これは良い取り組みだから、もっと多くの人に知ってもらったほうがいい」と言ってくださって、無償で1ヶ月にわたって放送していただくことになったんです。
久家:そこから、反応が大きく変わっていったんですね。
藤田さん:はい。放送をきっかけに反響が広がり、結果として来院につながる動きが増えていきました。そこから現在の状況へと続いています。
なぜこのZOOMを使ったオンライン集客は再現できたのか

この集客方法は、藤田さんだからできた特別な方法だったのでしょうか?
久家:この取り組みについて、「藤田さんだからできた特別な方法なのでは」と感じる方もいると思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
藤田さん:そのように言われることもありますが、自分では特別なことをやっているつもりはないんです。
久家:実際、オンラインで参加されている方も、いろいろな地域の方がいらっしゃいますよね。
藤田さん:そうですね。長野県の方もいらっしゃいましたし、遠方の方でもオンラインでお伝えすることができました。
久家:来院が難しい方でも、Zoomを使えばつながることができるということですよね。
藤田さん:はい。Zoomであれば、場所は関係なくお伝えできますので。
集客に悩む方へ伝えたいこと

集客が行き詰まったときに、考え続けることの大切さ
久家:今日のお話を聞いていて、同じように集客に悩んでいる方も多いと思うのですが、そのような方に向けて、藤田さんから伝えたいことはありますか。
藤田さん:はい。「自分の体は自分で守る」という考え方と同じで、仕事や生活についても、誰かが助けてくれるわけではないので。自分でできることを探して、学んで、実際にやっていくことが大切だと思っています。
久家:特に、対面の仕事をされている方ほど、集客への影響は大きかったのではないでしょうか。
藤田さん:はい。来られない人がいるのであれば、その人たちに対して何ができるのかを考える。その積み重ねが、結果的に自分の仕事や生活を守ることにつながっていくのだと思います。

